これだけ詰まって1500円! Wiiウェアの可能性を示した、お手本的箱庭シム:「小さな王様と約束の国 FFCC」レビュー(1/2 ページ)
インターネットを通じて、Wiiの新作ソフトウェアをダウンロードして遊ぶことができるサービス「Wiiウェア」がスタートした。第1弾タイトルの中には、なんとあの「ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル」の名前も……。
いよいよ各社のダウンロードサービスがそろい踏みに
3月25日にスタートした、Wiiの新作ダウンロードサービス「Wiiウェア」。現行ハードメーカーの中ではもっともオンラインに慎重な姿勢を見せていた任天堂が参入したことで、いよいよこれで全次世代ハードのオンライン・ダウンロードサービスが出揃った形となる。各ハードともスタートの勢いは一段落ついた格好だが、本当に各陣営の差が現れてくるのは実はここからなのかもしれない。
ついでに言えば、筆者はこうしたダウンロードサービスについては基本的に“賛成派”で、「アイマス」のような追加課金についても、ハメを外しすぎない範囲内ならもっとガンガンやっていただいて構わないと思っている。まだまだパッケージ販売に比べればシェアは微々たるものだが、パッケージビジネスが踊り場にさしかかっている以上、こうした新しいビジネスモデルの模索はメーカーのみならず、巡り巡ってユーザーにとってもメリットが大きいからだ。
そんなわけで、ダウンロードサービスもろもろの今後を占う試金石として、さっそく第1弾タイトルの目玉(と勝手に思っている)「小さな王様と約束の国 ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル」をダウンロードして遊んでみた……のだが、いやはやまいった。単刀直入に言って、面白いですコレ。いきなり追加課金コンテンツがドン! と発表されて腰が引けている方もいるかもしれないが、「シムシティ」や「どうぶつの森」といった“箱庭シム”系が好きな人には、ぜひとも遊んでみてほしい良作だと思う。
「おふれ」を出してダンジョン探索!
物語は、ゲームキューブ版「ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル」(以下、FFCC)から数年後を描いたもの。クリスタル・キャラバンの活躍によって瘴気が消え、ふたたび平和を取り戻した世界の、とある辺境の地が本作の舞台となる。
主人公・レオとその従者たちは、王国を捨てて失踪してしまった父王を追って旅を続けるうちに、巨大なクリスタルがたたずむ城下町跡らしき場所にたどり着く。クリスタルから、思い出をかたちに変える力「建築術(アーキテクト)」を授かったレオは、ここを拠点に、滅びてしまった故郷を再建することを決意するが――。
これまでの「FFCC」シリーズと大きく異なるのは、主人公が冒険者ではなく「王様」であるという点だろう。建築術を使うには、街の外にあるダンジョンから「精霊力」を集めてくる必要があるのだが、まさか王様が国をほったらかして冒険に出てしまうわけにはいかない。ではどうするのかというと、答えは“街を発展させて冒険者を募り、「おふれ」を出してダンジョンを探索させる”のである。朝になると冒険者たちはおふれを見てダンジョンへと出かけていき、夕方になると探索を終えて街に帰ってくる。探索の結果によっては大量の精霊力を持ち帰ってくることもあるし、新たな建物を建てられるようになったり、さらなるダンジョンへの道が開けたりもする。これを繰り返しながら、徐々に王国を発展させていくのがゲームの基本的な流れというわけだ。
ユニークなのは、街の外の様子については、一切がプレイヤーの想像に任せられている点。例えば朝、ダンジョンへ出かけていく冒険者を見送ったら、あとは彼らが戻ってくるのを街でひたすら待つのみ。翌朝になれば冒険者から報告が上がってくるが、それも基本的には「○○の洞窟へ行って○○と戦った!」、「○○と戦って××ダメージを受けた!」などの文字情報から戦闘の様子を想像するのだ。おそらく容量の関係もあるのだろうが、戦闘部分がプレイヤーの想像に委ねられたRPGというのはかなり“画期的”だ。
とは言え断片的な情報を拾い集めて、自分なりの「ダンジョン像」を想像・構築していく楽しさは、テキスト時代のRPGやアドベンチャーゲームに近く、これはこれでけっこう楽しかったりする。冒険者からの報告も、その気になればターンごとの行動に至るまで詳しく掘り下げて見ることができるし、出発前後のちょっとした会話からも、ダンジョンの様子や、その日どんな冒険をしたかは伝わってくる。昨今の演出バリバリなRPGに慣れた世代がどんな反応を示すかは気になるが、個人的には全然アリな範囲と言えよう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
「クレオパトラみたい」と言われ傷ついた55歳女性→カット&パーマで大変身! 「本当にびっくり」「素敵なマダムに」
-
伝説の不倫ドラマ「金曜日の妻たちへ」放送から41年、キャストの現在→75歳近影が「とても見えません」と話題
-
余りがちなクリアファイル、“じゃないほう”の使い方で食器棚がまさかのスッキリ 「目からウロコ」「思いつかなかった!」と反響
-
七五三で刀を持っていた少年→20年後には…… “まさかの進化”に「好きなもの突き進んでかっこいい!」
-
野良猫が窓越しに「保護してください」と圧をかけ続け…… ひしひし感じる強い意志と表情に「かわいすぎるw」「視線がすごい」
-
「あのお客さんに幸あれっ!」 小銭の出し方が完璧な“神客”にレジ店員感激 会計がスムーズになる配慮が参考になる
-
「こういうの好き」 割れたコップの破片を並べたら…… “まさかの発想”で息を飲むアート作品に 「すごいセンス良い」「前向きな考え」
-
50代女性「モンチッチみたいにしてほしい」→美容師がプロのワザを見せ…… 別人級の変身に「めっちゃお洒落」「すごい!」
-
「これが免許証の写真???」 コスプレイヤーが公開した“信じられない”免許証が話題 コスプレ姿との比較に「両方とも可愛いすぎる」
-
大型犬が18年間、ドアを開け続けた結果……そうはならんやろな驚きの末路に「どうしたらこんな風になるのよ」の声
- ネットで大絶賛「ブラウニー」にカビ発生 業務スーパーに7万箱出荷…… 運営会社が謝罪
- 「全く動けません」清水良太郎がフェスで救急搬送 事故動画で原因が明らかに「独りパイルドライバー」「これは本当に危ない!!」
- トラックがあおり運転し車線をふさいで停車…… SNSで拡散の動画、運転手の所属会社が謝罪
- 「ヤヴァすぎる!!」黒木啓司、超高級外車の納車を報告 新車価格は5000万円超 2023年にはフェラーリを2台購入
- そうはならんやろ “ドクロの絵”を芸術的に描いたら…… “まさかのオチ”に「傑作」の声【海外】
- 「ウソだろ?」 ハードオフに3万円で売っていた“衝撃の商品”に思わず二度見 「ヤバいことになってる」
- 「結局こういう弁当が一番旨い」 夫が妻に作った弁当に「最強すぎる!」「絶対美味しいビジュアル」
- “メンバー全員の契約違反”をライブ後に発表 異例の脱退騒動背景を公式が釈明「繋がり行為などではなく」
- 「言われる感覚全く分からない」 宮崎麗果、“第5子抱いた服装”に非難飛び……夫・黒木啓司は「俺が言われてるのかな?」
- 大沢たかお、広大プールを独り泳ぐ“バキバキ姿”が絵になり過ぎ 盛り上がる筋肉の上半身に「50代とは思えない」「彫刻みたい」
- “緑の枝付きどんぐり”をうっかり持ち帰ると、ある日…… とんでもない目にあう前に注意「危ないところだった」
- 「しまむら」に行った58歳父→買ってきたTシャツが“まさかのデザイン”で3万いいね! 「同じ年だから気持ちわかる」「欲しい!」
- 友人に「100円でもいらない」と酷評されたビーズ作家、再会して言われたのは…… 批判を糧にした作品が「もはや芸術品」と490万再生
- 高校3年生で出会った2人が、15年後…… 世界中が感動した姿に「泣いてしまった」「幸せを分けてくださりありがとう」【タイ】
- 「ま、まじか!!」 68歳島田紳助、驚きの最新姿 上地雄輔が2ショット公開 「確実に若返ってる」とネット衝撃
- 荒れ放題の庭を、3年間ひたすら草刈りし続けたら…… 感動のビフォーアフターに「劇的に変わってる」「素晴らしい」
- 食べた桃の種を土に植え、4年育てたら…… 想像を超える成長→果実を大収穫する様子に「感動しました」「素晴らしい記録」
- 「天才!」 人気料理研究家による“目玉焼きの作り方”が目からウロコ 今すぐ試したいライフハックに「初めて知りました!」
- 「エグいもん売られてた」 ホビーオフに1万1000円で売られていた“まさかの商品”に「めちゃくちゃ欲しい」
- 義母「お米を送りました」→思わず二度見な“手紙”に11万いいね 「憧れる」「こういう大人になりたい」と感嘆の声