レビュー
» 2008年04月24日 13時00分 公開

言い訳が成立しちゃうんです!――無限回廊では、ムチャなフリでも通用する「無限回廊」レビュー(1/3 ページ)

筆者の生きているうちに二度とお目にかかれないと思っていた「新機軸ゲーム」がここに登場。しかしこれを進化と呼ぶのか!? 脳が退化した気分に陥る“不思議ちゃんパズル”だ。

[小城由都,ITmedia]

だまし絵を3Dで再現!……って表現でいいの??

 階段を上っている人の絵がある。しかしその人の進む道を目でたどっていくと、また同じ階段を上るはめにあう。あれ、では途中の道が坂道になっているのかな? とよく目をこらすが、どうみても平地。かと思うと、その人が床にしている部分を壁に見立てて、真横に立っているように見える人すらいる。そんな絵を見たことはないだろうか。トリックアート、もしくはだまし絵という名称のそれらは、人間の目の錯覚を利用したおもしろアートだ。しかしそれらはあくまでも"絵"。静止物だからこそ、こういったイタズラができる。

画像 色味がない。そのぶん、想像力をかきたてられて仕方ない。どんな世界なのだろう。映画「Cube」を思わず思い出してしまう

 こういった絵を、三次元で動かしちゃおうっていうんだから、無茶な話もあったもんだ。それを実現してしまい、ゲームに落とし込んだのが、ソニー・コンピュータエンタテインメントから登場した本作「無限回廊」である。いったいどんな人が考えたのだろうかと、ちょっと調べてみたら、どうやらスゴイ人が仕掛人のようだ。藤木淳氏という、ありとあらゆる賞を総なめにしている、現代デザインアーティストがその人。不可能立体などの造形物を作る、ちょっとしたおチャメさんである。

 小城は、立体空間ゲームが好きだ。というより、こういうシンプルなデザインのゲームが好きなのだ。「I.Q.」や「XI[sai]」などは、気持ちがトランスするまで遊んでいた記憶がある。だから本作も好きになれるはずだ。

 なお、「無限回廊」はPSP版の「無限回廊」と、プレイステーション 3版の「無限回廊 -序曲-」とが用意されているが、今回はプレイステーション 3版で新ステージが配信されたということで、そのプレイリポートをお届けすることにしたい。最後には、お勧めのステージなんかもピックアップしてみることにする。

 というわけで、プレイスタート。

ライター雛見沢の、ムチャなフリに、キレる小城

 ……30分ほどイジっているが、このゲームは一体わたしに何をさせたいのか、まったく分からない。どうやら、勝手に歩く白い人間型のキャラクターを、「エコー」と呼ばれる黒い人間型のマークまで連れて行けばよいらしい。しかし、プレイヤーに許されている操作は、画面いっぱいに広がる不可思議な立体形をグルグルと回すことだけ。L1ボタンを押しながらコントローラを動かすと、実際に動かすのと同じように画面も動く。このジャイロを利用した機能にはちょっと驚かされたが、しかし、結局動かせることはそれだけなのだ。

 こりゃダメだ。昭和40年代生まれには理解すらキツい。レビューを書かなければならないのに、本当に本作を好きになれるのだろうか……。そんな四苦八苦している筆者の後ろにスルリと回り込み、突然口を挟んできた男がいる。自称“萌えライター”雛見沢秀一クンだ。非常に不思議な体験をしたので、写真付きで会話を掲載したい。

画像

 「あれ、小城サン、そのままじゃダメっスよ。もっと右に回さないと」

 「何を言ってるんだ雛見沢クン、右に回したところで何が変わるっていうんだい」


画像

 「いいからちょっと貸してください。……っとホラ」

 「!!!!!??? ええっ!? 何今の!!」


画像

 「えっ、小城サン、見えないんスか? 床がちゃんとあるじゃないスか」

 「いやいやいやいや、ないだろう!! ホラ、ちょっと角度を変えれば、床が切れてるじゃないか!!」


画像

 「??? 何言ってるんスか?」

 「それはこっちのセリフだッ!!!! ああっ、そんな会話をしていたら、落ちてしまったぁっ」


 一体この男は何を言っているのか。まるで宇宙人と話しているかのような錯覚にとらわれた。しかも、どうやら本作の世界では、雛見沢氏の理屈が正しい様子。う〜む、謎は深まるばかり。ねぇ! 読者のみなさんも床なんて見えないですよねぇ!!

       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2311/06/news020.jpg 柴犬「友達〜!!!」 お母さんの寝坊で散歩が遅れた柴犬、ワン友に会えず……→怒りMAXの拒否柴発動に母「スマン……」
  2. /nl/articles/2311/06/news041.jpg 素潜りでイソマグロを突いたら海に引きずり込まれ…… 水深25メートルの激闘が100万再生「怖い」「磯のダンプカー」
  3. /nl/articles/2311/05/news045.jpg カナダ留学中の光浦靖子、得意の手芸でまたしても力作を生み出す 「クオリティ高すぎ」「もープロですね」
  4. /nl/articles/2308/06/news018.jpg 柴犬がプールからあがろうとした瞬間……! 「何回見ても爆笑」「好きすぎる」コントのようなずっこけハプニングが発生
  5. /nl/articles/2311/06/news047.jpg 隣家にいった飼い主、ふと視線を感じると柴犬たちが……? じーっと監視するワンコきょうだいの圧に爆笑
  6. /nl/articles/2311/06/news117.jpg 「スト6」フランス大会決勝、モニターにペンキで中断 環境団体乱入で
  7. /nl/articles/2311/06/news068.jpg 村重杏奈の“最強遺伝子”な弟、7歳バースデーお祝いに黄色い声 姉とうり二つな姿に「幼さが抜けて更にイケメン」「可愛いしカッコイイ」
  8. /nl/articles/2311/04/news008.jpg 「やばい電車で見てしまった」「おなか痛い、爆笑です」 カメがまさかの乗り物で猫を追いかける姿が予想外の面白さ
  9. /nl/articles/2311/04/news016.jpg 突然現れた痩せて汚れた野良猫、「ごはんくだちゃい」と訴えてきて…… 距離が縮まっていく姿に「涙が出ます」と100万再生
  10. /nl/articles/2311/05/news052.jpg 「ここはあんたが座る席じゃないよ」 末期すい臓がんの叶井俊太郎、優先席に座るも高齢者から非難 妻・倉田真由美が明かす
先週の総合アクセスTOP10
  1. 渋谷駅「どん兵衛」専門店が閉店 店内で見つかった書き置きに「店側の本音が漏れている」とTwitter民なごむ
  2. 尻尾がちぎれた小さな子猫をサーキット場で保護→1年後“ムキムキ最強生物”に 驚異の成長ビフォーアフターに注目集まる
  3. 「犬ぐらい大きくなれよ」と願い育てた保護子猫が「まさか本当に犬ぐらいになるとは」 驚異の成長ビフォーアフターが192万表示!
  4. 「BreakingDown」出場の元プロボクサー、5人から一方的に暴行される 顔面数針縫うも「私は1発も攻撃してません」
  5. 「頭が大きい」「普通ではない」 パリス・ヒルトン、9カ月長男の受診勧めるコメントにぴしゃり「世の中には病んでる人がいるみたい」
  6. 「最期の最期まで闘って」 元「妄想キャリブレーション」水城夢子さん、27歳で病死 2年前には“しばらく療養が必要な病状”で休止
  7. 3児の母・杏、異次元スタイルのパンツスーツ姿が衝撃的 目を疑う脚の長さに「身長の半分股下」「えっ! 本当!? っと思っちゃうくらい」
  8. 志穂美悦子、68歳バースデーに鍛えられた筋肉バキバキの肉体美披露 「いろいろやりたいことがある」「まだ見ぬ自分へ」
  9. 柴犬と父のやりとりに「20分これ見て爆笑してます」「気持ちよすぎるいい返事」 お笑いコンビを超える関係性が100万再生
  10. 「スカートはないわ」「常識無視の番組でびっくり」 山下リオ、登山中の服装批判巡って反論「私が叩かれているようですが」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 病名不明で入院の渡邊渚、3カ月ぶりSNS更新で「表情に違和感」「そこまで酷い状況とは」 ベッド上で「人生をやり直すこともできません」
  2. 動かないイモムシを助けて1年後のある日、窓の外がありえない光景に 感動サプライズが「アゲハ蝶の恩返し」と話題
  3. 「スカートはないわ」「常識無視の番組でびっくり」 山下リオ、登山中の服装批判巡って反論「私が叩かれているようですが」
  4. 「千鳥」大悟、大物美人俳優にバッグハグされた表情に注目集まる 「マジ照れのお顔ですね」「でれでれやん」
  5. 渋谷駅「どん兵衛」専門店が閉店 店内で見つかった書き置きに「店側の本音が漏れている」とTwitter民なごむ
  6. 神田愛花アナ、拡散された女子中学生時代ショットにスタジオ騒然「ヤバい」→“アネゴ感”でSNSもざわつく
  7. 「生きててよかった」 熊谷真実、美麗な初“袋とじ”グラビアで63歳の色気全開 真っ赤なドレス着こなす姿に「すごいプロポーション」
  8. 尻尾がちぎれた小さな子猫をサーキット場で保護→1年後“ムキムキ最強生物”に 驚異の成長ビフォーアフターに注目集まる
  9. 双子モデル・吉川ちえ、美容整形後のひたいが“コブダイ”状態へ 多額の費用要した修正手術で後悔も「傷がこんなに残りました…」
  10. 「犬ぐらい大きくなれよ」と願い育てた保護子猫が「まさか本当に犬ぐらいになるとは」 驚異の成長ビフォーアフターが192万表示!