目的は世界撲滅? セガ、完全新作のRPG「ワールド・デストラクション」
人間が獣人に支配されている世界を舞台に、世界撲滅を目指す委員会の一員にされてしまった主人公と、その仲間たちの物語を描いたRPGが登場。開発スタッフには田中久仁彦氏、加藤正人氏、光田康典氏など、豪華クリエイター陣が名を連ねる。
2008年夏、セガは完全新作のRPG「ワールド・デストラクション」をニンテンドーDS向けに発売する。
ワールド・デストラクションでは、人間が獣人に支配されている世界を舞台に、訳も分からず世界撲滅委員会の一員となった主人公キリエと、その仲間たちの物語が描かれる。
キャラクター原案には田中久仁彦氏(代表作:「ゼノギアス」「ゼノサーガエピソードI」など)、シナリオには加藤正人氏(代表作:「クロノ・トリガー」「ファイナルファンタジーVII」「ゼノギアス」など)、サウンドには光田康典氏(代表作:「ゼノギアス」「クロノ・クロス」「マリオパーティー」「ゼノサーガ」など)を起用し、ゲーム開発は「ルミナスアーク」「ルミナスアーク2 ウィル」などを手がけたイメージエポックが担当する。
バトルシステムはターン制のコマンド式に格闘ゲームの要素を取り入れた「エリアルビートチェインバトル」を採用。詳細は明らかにされていないものの、ニンテンドーDSの上下画面を活用し、高さの概念を導入したバトルシステムを実現するとしている。
ワールド・デストラクションの世界観
世界がいつどこで終わろうと、正直そんなことはどうでもいいと思っていた。
まわりに流されるようにして送る毎日のなかで、自分には全然カンケーないことだと思っていた。あの日、あの知らせが届くまでは。
「世界撲滅委員会入会のご連絡」
すぐに人に流される、意志のない少年だった主人公・キリエ。
ある日、突然、世界撲滅委員会の仲間にさせられ、世界を滅ぼすキーパーソンであると告げられる。
世界を滅ぼすという確固たる意志を持つ少女モルテや仲間たちと旅を続けるうち、世界のゆがみと美しさを同時に知っていく。
ワールド・デストラクションを彩る登場人物たち
●キリエ・イルニス
この物語の主人公。性格は温和。自己主張はあまりしないが、思ったことは素直に口に出す。一度交わした約束は、何があろうともやり遂げようとする。産まれてからバルニを出たことがないので、世間知らず。モルテたちと行動して本当の世界情勢を知ることになる。
●モルテ・アーシェラ
この物語のヒロイン。性格は、大胆で過激で明るくおおらか。何より楽しんだもの勝ちと考え、世界を撲滅しなければならない、という使命感も持っているが、なぜそう考えるようになったかというと、「なんかね、ビーンと来たの。だとしたら、やるしかないでしょ?」と答える。キリエが受身の天然なら、モルテは自分で動いて騒ぎを起こす天然。色恋沙汰については不得手。しかし、一度自分の気持ちに気づくと、あとは突っ走る。
●アガン・マードル
心根はまっすぐ。だが、青臭い自分をあまり見せたくはないので、ちょっとシニカルなところも持っている。一見不真面目そうに見える言動は、本音半分カモフラージュ半分。面倒見は良く、幼なじみであるモルテのことはもちろん、知り合ったキリエにも目をかけてやる。無垢な存在であるキリエに、友情などの上を教えていくことになる。教師というよりは仲のよい兄貴的存在。
●リ・ア=ドラグネール
竜族の最後のひとり。外見年齢は15、6歳だが、実際は300年以上生きている。口調は幼い少女のようだが、話している内容は幼稚ではなく、時に長寿命ならではのうんちくに富んだセリフが出ることも。ただ、基本的に言葉足らずなところがあるので、図らずもミステリアスな言動になってしまう。性格は楽しいこと大好きで飽きっぽい。が、竜族の使命でもある「世界の最初と最後に関わる」という役目だけはちゃんと守ろうとする。怒ると獣人化し、角が出る。
●ナジャ・グレフ
オオカミ族(父)と人間(母)のハーフ。性格は外見どおり理知的。そして、理想(世界を守る)のために努力する。しかし、融通の利かないところがあり、自分の考えを常に正しいと信じてしまうところがある。母親を溺愛していた。
●トッピー
流れの賞金稼ぎ。凄腕。しかし、外見はかわいらしい黄色のクマのぬいぐるみ。性格はハードボイルド。孤高の存在。馴れ合いはせず、自分のみを頼る。キリエに付いて行くことが正しいことと直感し、その直感に従って行動する。トッピーにとっては、撲滅委員会も世界の撲滅も興味はない。無垢な存在であるキリエに、自分で選ぶこと、などの考え方を身をもって教えていく、先生役でもある。
ワールド・デストラクション | |
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発売日 | 2008年夏発売予定 |
価格(税込) | 未定 |
対応機種 | ニンテンドーDS |
ジャンル | RPG |
発売元 | セガ |
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