過酷な世界だからこそ生まれる“絆”がありました:「エミル・クロニクル・オンライン」SAGA8体験リポート(1/3 ページ)
オンラインゲーム「エミル・クロニクル・オンライン」の、大型アップデート「SAGA8 戦歌の大地」が、5月1日にいよいよ実装される。それに先駆けて、新しい世界とシステムを先行体験してきました。
ガンホー・オンライン・エンターテイメント、ヘッドロック、ブロッコリーの3社が共同開発し、2005年に正式サービスを開始した「エミル・クロニクル・オンライン」(以下、ECO)は、ほのぼのとしたハートフルな世界観のMMORPGだ。これまで物語の舞台は、穏やかな雰囲気が特徴の「エミル」と「タイタニア」であったが、5月1日に実装された「SAGA8 戦歌の大地」で、3つ目の世界「ドミニオン」が登場する(関連記事参照)。ドミニオンは、ほかの2つとは異なり、ドミニオンの種族と機械族DEMが抗争を繰り広げている戦乱の世界で、フィールドではPvP(現在はフィールドチャンプシステム)が可能になっている。
エミルとタイタニアの世界では、闘技場や騎士団演習でプレイヤー同士戦うことはできたが、あくまで競技として遊ぶものなので、本格的なPvPは「ECO」では初めてとなる。これまでとはひと味違った「ECO」に期待とちょっぴりの不安を抱きつつ、激しい戦いが繰り広げられるドミニオンとはどんな場所なのか、PvPシステムとはどんなものなのか潜入してきた。なお、今回の記事は4月23日時点での取材を元に書いてあるので、ご了承のほどを。
いざ、争いの大地ドミニオン世界へ!
かつての首都であったドミニオン世界のアクロポリスシティは、アクロニア王国の王族が支配する国だったとのこと。しかし現在は、機械族DEMに侵攻され、いつの間にか王族たちは行方不明となり、王国は崩壊。アクロポリスシティはDEMに侵略されてしまった。生き残ったドミニオンたちは、西に「ウェストフォート」と呼ばれる砦を作り、レジスタンスを結成。侵略してくるDEMたちとの戦いを現在も繰り広げている。
ドミニオンへは、タイタニアへ行くときにも利用する「天まで続く塔の島」から行くことができる。「天まで続く塔の島」の入り口には、「ECO」の顔とも言えるNPCのエミル、マーシャ、ルルイエ、ベリアルの4人がおり、彼らに話を聞き、協力を申し出るとイベントが発生。追っ手のモンスターが現れたりと一騒動あって、エミルたちよりもひと足先にドミニオンへ向かうことに。
「天まで続く塔の島」でのイベントで次元転生が行われ、塔の外に出たときにはキャラクターのレベルが1になって裸になってしまった。イベント前に着替えておくのがよさそうだ。もし、レベル1用の装備を持っていなくても、塔のある島のNPCから装備を購入できるので、忘れ物があったら利用するといいだろう。塔の外にはほかにも飛空庭係員がおり、料金を支払うと、ドミニオンの世界のフィールド・軍艦島に移動できる。
軍艦島はエミル世界に似ているものの、荒涼とした大地が広がっており、雰囲気はまったく違っていた。島の外はモンスターが出現するうえ、PvP可能のエリアとなっているので緊張しながら周囲を散策してみることに。引率してくれたスタッフからパーティーに誘われたが、パーティーを組んでいない相手は敵ということで、支援魔法がかけられなかったり攻撃してしまうので注意が必要とのアドバイスをもらう。プレイヤー同士の戦いに慣れていない筆者は、少し緊張……。だが、PvPはレベル5以上のプレイヤーキャラクターでないと行えないので、初めてドミニオンの世界に降り立った直後はPvPができないとのことで、ひと安心した。ただし、出現するモンスターのなかには問答無用で襲い掛かってくるアクティブもいるので注意を怠れない。
レベルが1でスキルが満足に使えない状態からのスタートということもあり、かなりのスリルがある。プレイを始めたばかりの新米冒険者の頃の新鮮な気分がよみがえってきた。
また、ドミニオン世界にはHPが0になると取得した経験値が減る「デスペナルティー」もあるため、“倒れないための努力”が必要になるのだ。パーティーでプレイする場合は"仲間たちをいかに守るか"を考えて、回復役や仲間の盾になる係など、それぞれの役割分担をあらかじめしておくといいだろう。
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