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» 2008年05月20日 14時40分 公開

「GTA IV」は日本のハードで動く? 海外ゲームの「リージョン」について日々是遊戯

海外のゲームを日本のハードで動かす際、重要なのが地域ごとに分けられた「リージョン」の存在。海外版でもいいから「GTA IV」で早く遊びたい! という人のために、改めてこの「リージョン」について説明してみたい。

[池谷勇人,ITmedia]

実はけっこう簡単に遊べる、海外ゲーム

 わずか1週間で全世界累計600万本を販売するなど(PS3版/Xbox 360版合計)、発売されるや否や、世界各地でビデオゲーム販売本数の新記録を塗り替えまくった、Rockstar Gamesの話題作「Grand Theft Auto IV」(以下、GTA IV)。残念ながら日本語版の発売は“2008年予定”ともう少し先になりそうだが、「日本語版なんて待ってられない!」と、いち早く英語版を手に入れて遊んでいる人もきっと多いのではないだろうか。実は筆者もその1人で、先日とうとう誘惑に負けてXbox 360版を購入してしまった。

 ところで、最近知人からよく聞かれるのが「日本の本体でも海外のゲームって遊べるの?」という質問。結論から言うと、一部は遊べて、一部は遊べない。ゲームソフトには多くの場合、発売地域によって「リージョンコード」というものが設定されており、基本的には本体とソフトのリージョンが一致しないと遊ぶことは不可能。ただし、一部のハードやソフトでは「リージョンフリー」といって、発売地域にかかわらず遊べるものもあるため、この場合は問題なくプレイすることが可能となっている。

 機種別に見ていくと、現行機ではプレイステーション 3、PSP、ニンテンドーDSがこの「リージョンフリー」なハードにあたり、この3機種では北米で売られているソフトをそのまま日本の本体で動かすことができる(ただし、ゲームソフトで遊ぶ場合のみで、PS3で海外のDVDなどを再生する場合は別)。「GTA IV」で遊ぶ場合も、PS3版ならリージョンを気にせず購入してしまってOKだ。

 一方、Xbox 360の場合はちょっとややこしくて、「北米版」リージョンのソフトは動かず、「アジア版」リージョンのソフトは動く、という仕組みになっている。アジア版というのは、香港、台湾などで主に販売されているソフトのことで、中身は基本的に英語だが、日本の本体でも問題なく動く――というもの。一部「北米版だけどリージョンフリー」というソフトもあるが、「GTA IV」の場合、北米版はリージョンプロテクトがかかってしまっているため、日本の本体で遊ぶ場合は、この「アジア版」を購入する必要がある。海外ゲームを専門に扱うショップなどでは、だいたい棚によって「北米版」、「アジア版」と分けて置いてあり、日本のハードで動くかどうかも併記してくれていることが多いので、それを参考にするといいだろう。

こちらがアジア版「GTA IV」のパッケージ。アジア版といっても基本は英語で、北米版とほとんど変わらない

 と、ここまでが日本版本体でそのまま海外のソフトを動かせるハード。残るはWiiとプレイステーション 2だが、これらのハードは残念ながらリージョンの区分けが厳格なため、海外のソフトを動かすことは不可能となっている。どうしても北米版のソフトを遊びたい場合には、基本的に北米版の本体を入手するしかないので注意が必要だ。

 昔に比べると、現在ではネット通販の普及によって、国内からでも比較的簡単に海外のソフトを手に入れられるようになった。特に今回の「GTA IV」など、話題作ということもあってか、普段は海外ソフトを扱っていないようなショップでも販売していたりする。もちろん、遊ぶには多少の英語力は必要だが、ゲームの基本的なルールさえ分かってしまえば、あとは結構なんとかなってしまったりするもの。日本のゲームにはない魅力も多いので、この機会に「海外ゲームデビュー」してみてはいかが?


 読者より、「リージョン以外にもNTSCとPALの違いで注意を記載してもよいのでは」とのご指摘をいただきました。記事中では触れませんでしたが、欧州では日本や北米とは異なり、テレビなどのモニタに映像を出力する際、PAL形式という出力信号を用いているため(日本や北米はNTSC形式)、欧州版のソフトを日本のハードで動かした場合、一部機種では正常に映像が出力されない場合があります。お詫びして訂正・加筆いたします。

(C) 2008 Rockstar Games, Inc


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