お帰りなさいませ、お嬢様――「花宵ロマネスク」発売記念イベントで“執事喫茶”初体験

「花宵ロマネスク 愛と哀しみ―それは君のためのマリア」発売を記念して、うわさの“執事喫茶”でイベントが開かれた。執事のもてなしとオリジナルスイーツで、仕事を忘れてしまう……。

» 2008年05月29日 20時28分 公開
[塙恵子,ITmedia]
photo

 マーベラスエンターテイメントは、プレイステーション 2(以下、PS2)ソフト「花宵ロマネスク 愛と哀しみ―それは君のためのマリア」(以下、花宵ロマネスク)の発売を記念して、発売日当日の5月29日に東京・池袋にある執事喫茶「スワロウテイル」にて、一般客を招きお茶会を開催した。

 「花宵ロマネスク」は、女性向け携帯サイト「girlswalker.com」にて、12万人の会員を集めた恋愛シュミレーション。今回発売されるPS2版では、プレイヤーキャラクター(桐原珠美)が、明治から続く由緒正しき「月華修学院」の教師となり、代々続く良家「宝生」の男の子たちと出会うことになる。プレイヤーは「花宵ヴィジョン」という特殊能力を駆使して、宝生一族にかけられた「ロゴス」(キーワード)の呪いを見つけ出し、彼らを束縛している個々の「ロゴス」を見極め解き放つことが目的だ。

photophotophoto

 お茶会の会場となった執事喫茶「スワロウテイル」は、魅力的な男子が執事となって、ていねいにお茶やスイーツをサーブしてくれるという女子としてうれしいお店だ。普段予約制で、なかなか足を踏み入れる機会がなかったのだが、今回ITmedia +D Games代表としてイベントに参加し、念願の執事喫茶に潜入することができた。

 会場到着すると、早速執事さんによって「お帰りなさいませ、お嬢様」と迎えられる。執事さんは意外と若者だった。ざっと見て20代の方が多そうだ。これまでこういうもてなしをされたことはないが悪くない(というか、かなりうれしい)……。席に案内されるとそこは非日常。思っていたよりも広い空間で、大きなシャンデリアや西洋調の家具などが置かれている。

photophoto 執事喫茶「スワロウテイル」。店内は広々
photo 期間限定オリジナルスイーツ。紅茶もセットになっている

 悪天候にもかかわらず、会場は一般客とメディアで満席だった。着席するときはもちろんイスを引いてくれる。席に着くと、スワロウテイルで実際に提供される5月31日までの期間限定メニュー「花宵ロマネスク」オリジナルスイーツなるものが振る舞われた。中にバラのゼリーが入ったケーキの周りに、宝生一族5人をイメージしたマカロンやフルーツが並んでいる。試食してみると、甘すぎず大人のスイーツといった感覚だった。

 お茶会には、ゲストとして原作者の加藤千穂美さんと、PS2版で神楽ユキノ役を演じる前田愛さんが登場。限定スイーツに舌鼓を打ちながら、2人によるトークショーを聞くことができるという、ファンにとってはとてもぜいたくな時間となった。

photo 加藤さん(左)は和服、前田さん(右)は神楽ユキノをイメージしたという衣装で登場。宝生一族5人をイメージしたマカロンについて、「どのキャラクターがどのマカロンなのか気になる」と加藤さん

 トークショーの中で、「1人の中でイメージしていたものが、ゲームになって役者さんの心も入ってとてもうれしい」と、PS2「花宵ロマネスク」が発売された感想を語る加藤さん。PS2ならではの見所として、ボイスレコーディング機能を絶賛していた。「ゲームの中のキャラクターの声が録音できるんですよ。この声もう一度聞きたいというのを繰り返し聞けて。自分が“ドS”なのか“ドM”なのか分かるという(笑)。自分は“ドS”だと思ってたけど、集まったボイスを聞く、結構しかられているものが多かった(笑)」(加藤さん)。

 前田さんは「『花宵ヴィジョン』を発動させたときに、ロゴス表示のタイミングが弱中強と表示されて、すごくありがたいなと思いました。もうすぐロゴス来ますよっていうのが分かって親切です」と述べると、加藤さんがすかさず「わたしは、ケータイゲームの方ではロゴスをとれないことで有名な作者です」と言って会場を笑わせた。

 キャラクターの中で「親友になるなら」、「彼氏にするなら」、「結婚するなら」誰がいいかというテーマに移ると、「花宵のキャラはみんな自分の子供みたいな感覚があるし、ずっと長くキャラクターとつきあってるから」と2人は少々困惑気味。それでもそれぞれのお気に入りのキャラクターを順に発表していった。「結婚するなら長男はないなー」と加藤さん。最終的に加藤さんは料理が上手ということで宝生桔梗を、前田さんは悪いことをしても謝ってくれそうと宝生菫を結婚相手に選んでいた。

photo 「親友になるなら」は加藤さんが宝生葵を、前田さんは城崎ともゑを選んだ。また「紫陽さん彼氏なら振り回されてもいい。ピアノ弾ける男性が大好きなんですよ」加藤さん。前田さんは「綾芽くんかな。だんだん優しくなってくるところがいい」と語った
photo スペシャル映像には緑川光さんと加瀬康之さんも登場
photo 抽選会も開催

 PS2版で新たに加わった攻略キャラクターの桜沢響と宝生蓮太郎についても話は及んだ。また桜沢響が執事ということで、実際に今回執事に会った感想を聞かれると「紅茶から入れてくださるので、恐縮に感じつつも優越感。すごい文化ですね。至れり尽くせりで……」と加藤さん。前田さんは「執事というと勝手なイメージですが、わたしの中で“じいや”というかナイスミドルな感じだったんですけど。お若い方が多くてとてもいいです!」と話していた。

 トークショーのほかにも、イベントではスペシャル映像として宝生綾芽役の緑川光さんと、桜沢響役の加瀬康之さんのコメントが流され、緑川さんと加瀬さん、加藤さんと前田さんのサイン色紙が当たる抽選会も行われた。約1時間のお茶会は終始和やかなムードで終了。帰りはもちろん執事さんが「お気を付けて行ってらっしゃいませ」という声で送ってくれた。

photo

「花宵ロマネスク 愛と哀しみ−それは君のためのアリア」
対応機種 プレイステーション 2
ジャンル 恋愛アドベンチャー
CERO C(15歳以上)
発売予定日 2008年5月29日
価格 限定版:9240円、通常版:7140円
(C)トイズwalker/Xavel,Inc.
(C)2008 Marvelous Entertainment Inc.

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2410/05/news022.jpg 「クレオパトラみたい」と言われ傷ついた55歳女性→カット&パーマで大変身! 「本当にびっくり」「素敵なマダムに」
  2. /nl/articles/2410/05/news040.jpg 伝説の不倫ドラマ「金曜日の妻たちへ」放送から41年、キャストの現在→75歳近影が「とても見えません」と話題
  3. /nl/articles/2410/02/news116.jpg 余りがちなクリアファイル、“じゃないほう”の使い方で食器棚がまさかのスッキリ 「目からウロコ」「思いつかなかった!」と反響
  4. /nl/articles/2410/05/news023.jpg 七五三で刀を持っていた少年→20年後には…… “まさかの進化”に「好きなもの突き進んでかっこいい!」
  5. /nl/articles/2410/05/news018.jpg 野良猫が窓越しに「保護してください」と圧をかけ続け…… ひしひし感じる強い意志と表情に「かわいすぎるw」「視線がすごい」
  6. /nl/articles/2410/05/news012.jpg 「あのお客さんに幸あれっ!」 小銭の出し方が完璧な“神客”にレジ店員感激 会計がスムーズになる配慮が参考になる
  7. /nl/articles/2410/04/news048.jpg 「こういうの好き」 割れたコップの破片を並べたら…… “まさかの発想”で息を飲むアート作品に 「すごいセンス良い」「前向きな考え」
  8. /nl/articles/2410/04/news040.jpg 50代女性「モンチッチみたいにしてほしい」→美容師がプロのワザを見せ…… 別人級の変身に「めっちゃお洒落」「すごい!」
  9. /nl/articles/2410/04/news025.jpg 「これが免許証の写真???」 コスプレイヤーが公開した“信じられない”免許証が話題 コスプレ姿との比較に「両方とも可愛いすぎる」
  10. /nl/articles/2410/05/news032.jpg 大型犬が18年間、ドアを開け続けた結果……そうはならんやろな驚きの末路に「どうしたらこんな風になるのよ」の声
先週の総合アクセスTOP10
  1. ネットで大絶賛「ブラウニー」にカビ発生 業務スーパーに7万箱出荷…… 運営会社が謝罪
  2. 「全く動けません」清水良太郎がフェスで救急搬送 事故動画で原因が明らかに「独りパイルドライバー」「これは本当に危ない!!」
  3. トラックがあおり運転し車線をふさいで停車…… SNSで拡散の動画、運転手の所属会社が謝罪
  4. 「ヤヴァすぎる!!」黒木啓司、超高級外車の納車を報告 新車価格は5000万円超 2023年にはフェラーリを2台購入
  5. そうはならんやろ “ドクロの絵”を芸術的に描いたら…… “まさかのオチ”に「傑作」の声【海外】
  6. 「ウソだろ?」 ハードオフに3万円で売っていた“衝撃の商品”に思わず二度見 「ヤバいことになってる」
  7. 「結局こういう弁当が一番旨い」 夫が妻に作った弁当に「最強すぎる!」「絶対美味しいビジュアル」
  8. “メンバー全員の契約違反”をライブ後に発表 異例の脱退騒動背景を公式が釈明「繋がり行為などではなく」
  9. 「言われる感覚全く分からない」 宮崎麗果、“第5子抱いた服装”に非難飛び……夫・黒木啓司は「俺が言われてるのかな?」
  10. 大沢たかお、広大プールを独り泳ぐ“バキバキ姿”が絵になり過ぎ 盛り上がる筋肉の上半身に「50代とは思えない」「彫刻みたい」
先月の総合アクセスTOP10
  1. “緑の枝付きどんぐり”をうっかり持ち帰ると、ある日…… とんでもない目にあう前に注意「危ないところだった」
  2. 「しまむら」に行った58歳父→買ってきたTシャツが“まさかのデザイン”で3万いいね! 「同じ年だから気持ちわかる」「欲しい!」
  3. 友人に「100円でもいらない」と酷評されたビーズ作家、再会して言われたのは…… 批判を糧にした作品が「もはや芸術品」と490万再生
  4. 高校3年生で出会った2人が、15年後…… 世界中が感動した姿に「泣いてしまった」「幸せを分けてくださりありがとう」【タイ】
  5. 「ま、まじか!!」 68歳島田紳助、驚きの最新姿 上地雄輔が2ショット公開 「確実に若返ってる」とネット衝撃
  6. 荒れ放題の庭を、3年間ひたすら草刈りし続けたら…… 感動のビフォーアフターに「劇的に変わってる」「素晴らしい」
  7. 食べた桃の種を土に植え、4年育てたら…… 想像を超える成長→果実を大収穫する様子に「感動しました」「素晴らしい記録」
  8. 「天才!」 人気料理研究家による“目玉焼きの作り方”が目からウロコ 今すぐ試したいライフハックに「初めて知りました!」
  9. 「エグいもん売られてた」 ホビーオフに1万1000円で売られていた“まさかの商品”に「めちゃくちゃ欲しい」
  10. 義母「お米を送りました」→思わず二度見な“手紙”に11万いいね 「憧れる」「こういう大人になりたい」と感嘆の声