可能性にあふれたモスコビアの樹林:「ラグナロクオンライン」新アップデート先行体験リポート(1/3 ページ)
2008年5月27日。「ラグナロクオンライン」の大型アップデート、モスコビアが幕を開けた。今回は、そのモスコビアで新たに追加される要素を、ひと足はやくチェックさせてもらった。果たしてどんな冒険が待ち受けているのだろうか。
かわいらしい2Dのキャラクターや、高い自由度を持つシステムが人気を呼ぶ、代表的なMMORPG「ラグナロクオンライン」(以下、RO)。ガンホー・オンライン・エンターテイメントが運営する本作は、3月に大型アップデート「名もなき島」を実装したばかりだというのに、早くも次なる大型アップデートが実装された。まだユーザーの間では、「名もなき島」の興奮が冷めやらぬ現状、ハイペースなアップデートに嬉しい悲鳴をあげる人もいるかもしれない。
今回は、その次なるアップデートモスコビアを先行体験させてもらえるということで、新たな街モスコビアとモスコビアダンジョンを冒険してきました。体験プレイではかなり強いロードナイトをお借りできたうえ、担当者の方にハイプリースト、ハイウィザードでガイドしてもらい、準備は万全。昨年10月の「ベインス」、今年3月の「名もなき島」と、ハイレベルなマップの実装が続いていたが、モスコビアはこれまでと比べ、難度は抑え目の様子。強敵にボコボコにされて帰ってくる心配もなさそうなので、安心して冒険に挑める。
いくつもの島からなる海の楽園モスコビア
さっそく、新マップのモスコビアに出発。モスコビアへは港街アルベルタの埠頭にいるNPCに1万ゼニーを支払うことで船で移動できる。この段階ではクエストなどは必要なく、運賃さえ払えば誰でもモスコビアの街に入れるようだ。なお、6月10日午前10時までは、プロンテラ、アマツ、コンロン、龍之城、アユタヤからの無料転送NPCも設置されている。
モスコビアの船着場に到着し、さっそく街の中を……と思ったら、民家やNPCはよく見かけるものの、いまいち街らしくない。どこも山や林が多く、どちらかというと集落といった雰囲気だ。しかし、山道を大きく迂回していくと大きな門が。どうやらここから先が、街の中央部のようだ。
モスコビアはロシアをモチーフにしているということで、ほかの街とは違う独特の雰囲気を漂わせている。見るからに裕福そうな街並みの中には、店頭を飾るオブジェ、豪華な劇場など、見どころが盛りだくさん。街の奥にある皇宮に入ってみると、国王のチャール・アレクセイ3世とご対面。皇宮の広さは山岳都市フェイヨンにある寺院と同じぐらいで、迷子になるプレイヤーが出たほどの広さを誇る企業都市リヒタルゼンのレッケンベル本社ほどの広さはないので、迷わなくてすむだろう。
街の探索を終えたところで、次はいよいよダンジョンへ……と行きたいところだが、モスコビアダンジョンに入るには入場クエストが用意されている。カギとなるのは、クジラ島。クエストを進めてクジラ島に行くと、その最後にダンジョンへとたどり着けるようだ。ちなみにこの入場クエストは、開始レベルの制限がないほか、報酬として大量の経験値と、開けるとさまざまなアイテムが手に入る古い紫色の箱、もしくは古く青い箱をゲットできる。経験値の量や報酬アイテムは、クエストをどんなルートで進行したかによって変化するようだ。
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