女の子にドキドキしながらフーフーしよう! 魅惑の恋愛吐息アドベンチャーを体験してみました今日は何の日? 萌え曜日!

女の子の体にタッチするという欲望に忠実なゲームはあるけれど、息を吹きかけるという奥ゆかしい(?)スタイルで、気になるあの子のハートを鷲掴んでいく恋愛アドベンチャーは本作のみ。今回はそんな、ある種ストイックな恋愛模様が楽しめる「Breath 吐息は茜色」をご紹介。

» 2008年06月09日 19時02分 公開
[雛見沢秀一,ITmedia]

触れたり言葉で伝えられないなら、息を吹きかければいいじゃない!

 ニンテンドーDSのマイク機能を使用し、女の子との交流を楽しむ恋愛アドベンチャーゲーム「Breath 吐息は茜色」が、サクセスから6月12日に発売される。本作は、息を吹きかけて女の子と恋愛していくという、いち男子としてはよからぬ妄想が広がりそうな内容のゲームだ。

 物語は、笛や楽器を使った仕事をこなしながら生計を立てている主人公・秋峰響と、突然現れた少女・南雲朱音がひょんなことから共同生活を送るというストーリー。ある出来事をきっかけに、得意だったフルートを吹けなくなった青年と、芸能界に苦悩する天才歌手である少女が日々を共にすることで、徐々にお互いの心の傷を癒していくのだ。

 本作は、笛を吹いたりタンポポの綿毛やシャボン玉を飛ばしたりと、ゲーム画面に息を吹きかけて物語を進めていくシステムが特徴的で、おまじないとして女の子の額に息を吹きかける、なんていうシーンもある。女の子にお触りせず、息を吹きかけるとは、なんともプラトニックでストイックな恋愛表現ではないか。そう考えると、息を吹きかけることが紳士的な行為にさえ思えてくる。

画像 薄着で寝ている朱音の額に息を吹きかけるシーン。紳士ならば当然失礼のないように口臭対策もバッチリ決めてから望みましょう
画像 序盤は朱音がメインのシナリオが楽しめる。物語を進めてクリアすると……?

 プレイする前は女の子のいろんな部分に息を吹きかけてその反応をニヤニヤしながら楽しむゲーム、なんて思っていたけれど、パステル調の淡い絵柄も相まって、実はハートフルなシナリオ展開が楽しめる作品。響は朱音のために口笛を吹いて、朱音は響のために仕事を手伝って、2人が持つ心の傷を、お互いに癒していくシーンは心温まるものがある。

 ただ、ボイスが一部の会話シーンにしか入っていなかったり、バックログ機能やスキップ機能がないのは萌えゲーマーとしては気になる部分。また、笛やロウソクにではなく、女の子に直接息を吹きかけるシーンが少なかったり、息を吹きかけるシステムを、あまり女の子に絡めていなかったのが、いち男子からしたらマイナスポイント。むしろ逆に、女の子に息を吹きかけてほしいなんて思ってしまう。あ、それは筆者だけですか。

 一長一短はあるが“息を吹きかけてコミュニケーションを取る恋愛アドベンチャー”という点に興味を引かれる人や、ハートフルなシナリオが楽しみたいという人などに、ぜひ本作をプレイしてみてほしい。

 最後に、本作に登場するふたりのヒロインと、本作の萌えポイントを紹介する。

南雲朱音 (CV:能登麻美子)

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 幼いころからアイドルとして育てられた少女。非常におっとりした性格で、どこでも寝られるという特技を持つ。見ず知らずの男の家でも平然と寝られるこの子は、もうちょっと自分の身を案じた方がいいと思う。なのでぜひウチに来なさい

柊美音 (CV:井上麻里奈)

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 朱音の妹分として活躍するメガツン(メガトン級のツンデレ)アイドル。金髪ツインテールでメガネっ子、子供扱いされるのを嫌うという萌え属性を備えている。頭を撫でると顔を真っ赤にしながら撫でている腕をはたきにくるシーンなど容易に想像できますね。ちくしょう、はたかれてぇなぁ……


このゲームのココが萌えポイント!

  • 朱音との同棲生活にドキドキ
  • 美音の“メガツン”っぷり
  • 朱音や美音が所属する事務所の社長・安堂美佐(あんどうみさ)のクールっぷり
  • 能登麻美子さんのウィスパーボイスと井上麻里奈さんのツンデレボイスに萌え!
  • パステル調の淡い感じの絵柄

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