2度の挫折を乗り超えた独身ガルカが見た「FFXI」の素晴らしき世界感じるヴァナ・ディール(第2回)(2/3 ページ)

» 2008年06月27日 00時00分 公開
[山本博幸(ねこひげLLC),ITmedia]

ダングルフの涸れ谷でたまった恨み

ヒーリング中、操作を誤ったおかげですり抜けられる壁を発見できた。このような偶然が冒険心を増幅させていくのだ

 所属国でのカンパニエバトルをひととおり楽しんだあとは、のんびりとしたヴァナ・ディールの旅を楽しむことにしよう。今回はまず南グスタベルグと隣接しているエリア「ダングルフの涸れ谷」から探訪してみようか。ここは低レベル時にソロでよく経験値稼ぎをした思い出深いエリアで、最近では合成で必要なアイテム「硫黄」を取るためにワーム族を狩っている(硫黄はショップで売っているが価格が高いのだ!)。そういえばまだ「FFXI」をプレイして間もない頃、偶然にも隠し通路を発見して悲惨な目にあったことがある。それは座標の(F-11)にあり、外から見るとただの壁なのだが、通り抜けることができるのだ。初めて隠し通路を見つけた当時はドキドキが収まらず、その先に何があるのか期待に胸を膨らませていたのを覚えている。

 通路の先にあったのは「Strange Apparatuses」という名の謎の装置。インフィニティコアとクリアチップなどの通称属性チップと呼ばれる2つのアイテムを、この装置にトレードするとランダムでアイテムがもらえるのだ。しかし、当時はまったく知らなかったので(今もよく分かっていないが……)、謎の装置は謎のまま終わってしまった。

 さて、問題はここからだ。隠し通路には下段の通路へと通じる落とし穴がある。行きはこれを避けて通っていたのだが、帰りは落ちてみようと好奇心に身を任せたのがまずかった。穴から落ちた通路には、当時の僕では到底かなわない強さのゴブリン族が徘徊しており、瞬時に襲われ戦闘不能になってしまったのだ。苦い記憶とともに沸々と湧き出すゴブリン族への復讐心。あれから数段の強さを手に入れた僕は迷わず落とし穴に飛び込み、周囲のゴブリン族たちを一掃してやった。駆け出しの冒険者の皆様、くれぐれも落とし穴にはご注意を。

無機質な材質で異様な存在感を放つ謎の装置。ヴァナ・ディールのいたるところで同じものが発見されているらしい
積年の恨みを晴らすべく、一心不乱にゴブリン族を攻撃して回る。落とし穴に落ちてゴブリン族に襲われた冒険者は僕だけではないはずだ

その他のダングルフの涸れ谷の風景

温泉地帯が多く、周辺には湯気が立ち込めている。先へ進むためには間欠泉(写真右)を利用して段差を登らなければならない

移動手段とは別に、トカゲ族のNM「Geyser Lizard」の出現条件に関わる間欠泉もある。これらはエリアに数ヵ所存在し、いずれかの間欠泉が噴き出すとNMが出現する。ただし、1人だと1カ所しか見張ることができないため発見が難しい

ダングルフの涸れ谷を抜けると、北グスタベルグにある崖の下に辿り着く。崖のあいだから顔を出す太陽は一見の価値あり。雄大に流れる滝も大迫力だ(写真右は北グスタベルグから見た滝)

コンシュタット高地でも恨めしい敵と遭遇!

小さな花に囲まれて、木陰で休息をとる。夜中に泣き出す虫の声が風流だ。季節や時間帯によってはバッタも飛んでいるらしい

 北グスタベルグから北へ抜けると緑が生い茂るコンシュタット高地にたどり着く。ここには蜂族や大羊族など素材集めに適した敵が数多く生息しているので、高レベルの冒険者も足を運ぶことが多い。かくいう僕も、最近は革の合成スキルを上げるために大羊族を狩る日々が続いている。戦闘に夢中になると気付きにくいかもしれないが、地面を見ると小さな花が咲いており、赤や黄色、オレンジなどカラフルな色彩で大地を彩っている。また、特定の場所に立つ木に近づくと小鳥のさえずりが聞こえたり、夜中になると鈴虫のような鳴き声が聞こえたりと、ゲームのBGMの代わりに自然界の生物たちが演奏を奏でてくれるのもコンシュタット高地のいいところだ。

J-8付近には空中に浮かんでいる謎の花が2本ある。誰にも邪魔されたくない、織姫と彦星的な関係か!?
コンシュタットの名所と言えば、やはり風車。大空の下で風に吹かれて雄大に回っている

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/15/news031.jpg ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. /nl/articles/2412/14/news019.jpg ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. /nl/articles/2412/15/news011.jpg 「懐かしい」 ハードオフで“30年前のPC”を購入→Windows 95をインストールしたら“驚きの結果”に!
  4. /nl/articles/2412/16/news107.jpg 「靴下屋」運営のタビオ、SNSアカウント炎上を受け「不適切投稿に関するお詫び」発表 「破れないストッキング」についてのやりとりが発端
  5. /nl/articles/2412/15/news035.jpg 餓死寸前でうなり声を上げていた野犬を保護→“6年後の姿”が大きな話題に! さらに2年後の現在を飼い主に聞いた
  6. /nl/articles/2412/15/news002.jpg 毛糸でフリルをたくさん編んでいくと…… ため息がもれるほどかわいい“まるで天使”なアイテムに「一目惚れしてしまいました」「うちの子に作りたい!」
  7. /nl/articles/2412/10/news133.jpg 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  8. /nl/articles/2312/15/news032.jpg 放置された池でレアな魚を狙っていた親子に、想定外の事態 目にしたショッキングな光景に悲しむ声が続々
  9. /nl/articles/2412/15/news028.jpg 脱北した女性たちが初めて“日本のお寿司”を食べたら…… 胸がつまる現実に考えさせられる 「泣いてしまった」「心打たれました」
  10. /nl/articles/2412/16/news023.jpg 父「若いころはモテた」→息子は半信半疑だったが…… 当時の“間違いなく大人気の姿”に40万いいね「いい年の取り方」【海外】
先週の総合アクセスTOP10
  1. イモトアヤコ、購入した“圧倒的人気車”が思わぬ勘違いを招く スーパーで「後ろから警備員さんが」
  2. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  3. パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  4. 高校生のときに付き合い始めた2人→10年後…… 現在の姿に「めっちゃキュンってした」「まるで映画の世界」と1000万表示突破
  5. 大谷翔平の妻・真美子さん、ZARA「8000円ニット」を着用? 「似合ってる」「シンプルで華やか」
  6. 新幹線で「高級ウイスキー」を注文→“予想外のサイズ”に仰天 「むしろすげえ」「家に飾りたい」 投稿者に感想を聞いた
  7. 高校生時代に父と撮った写真を、29年後に再現したら……再生数1000万回超えの反響 さらに2年後の現在は、投稿者に話を聞いた
  8. 散歩中、急にテンションが下がった柴犬→足元を見てみると…… 「そんなことあります?」まさかの原因が860万表示「かわいそうだけどかわいい」
  9. コメダのテイクアウトで油断して“すさまじい量”になってしまった写真があるある 受け取ったその後はどうなったのか聞いた
  10. 「やめてくれ」 会社で使った“伝言メモ”にクレーム→“思わず二度見”の実物が200万表示 「頭に入ってこない」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」