アタリの創設者が経営する、一風変わったゲームレストラン「uWink」日々是遊戯

各座席には専用のターミナルが設置されていて、料理を食べながらゲームで遊んだり、他のテーブルと対戦したりすることもできる――。そんな一風変わったレストランがハリウッドにあるらしい。ということで、E3取材のついでに行ってみました。

» 2008年07月25日 16時21分 公開
[池谷勇人,ITmedia]

料理とゲームが一緒に楽しめる

筆者が行ったのは、任天堂もカンファレンスを行ったコダックシアター内のお店

 E3取材へ行ったついでに、ハリウッドにある「uWink」というレストランで夕食を食べてきた。

 このレストラン、実はアタリの創業者であり、世界最古のビデオゲーム「ポン」の生みの親としても知られるノーラン・ブッシュネル氏が展開しているもの。店内の各テーブルにはタッチスクリーン式の専用ターミナルが設置されていて、ここでメニューの注文はもちろん、無料のミニゲームで遊んだり、店内のお客同士で対戦もできたりするのだそうで、かねてから行ってみるチャンスをうかがっていたのだった。

 席に案内されると、さっそくウワサに聞いたターミナルとご対面。店員さんの説明に従い、ユーザー名などの簡単な情報を入力すれば、それで利用準備はOK。あとは画面からそのまま注文もできるし、料理が出てくるのを待つ間、ミニゲームや動画を楽しむこともできるというわけだ。


ターミナルから注文しているところ。タッチパネルで簡単にオーダーができる

 用意されているミニゲームは、シンプルな落ちモノパズルなどのほか、「ミリオネア」のようなクイズゲームや、互いに描いた絵の内容を交互に当てていくゲームなど、どちらかと言えばカップルやファミリーで一緒に遊べる、オリジナルのパーティゲームのようなものが多め。なるほど、ゲームといっても1人で黙々と遊ぶのではなく、テーブル内のみんなで遊べるようにちゃんと考えてあるらしい。中には架空のデートをしながら質問に答えていき、カップルの相性を診断してくれるゲームもあったが、同行してくれたのが坊主頭の男だったのが悔やまれた。

 そうこうしているうちに、どうも店内大会らしきイベントへのお誘いが画面に表示された。さっそく参加してみると、店内のスクリーンに参加ユーザーの名前がずらりと並んだ。おお、どうやら5テーブルでの対抗戦になったらしい。種目は、4つの文字を並べ替えて単語を作っていく「脳トレ」のようなゲーム。よし、これなら英語が分からなくてもなんとかなりそうだ。

 ――が、最初こそ「『マジックアカデミー』で鍛えた腕前を見せてやるぜ!」と勝つ気まんまんだったのだが、やはりボキャブラリーの差は埋めがたく、上位との差は開いていくばかり。よく見ると日本人らしき参加者の名前もあり、「こ、この人にだけは負けられねぇ!」と勝手な対抗心を燃やすも、最後の最後で逆転され、結果は5人中最下位に終わってしまったのでした。

 ボリュームの多さには少々参ったものの、料理も予想以上においしく、「もし日本にあったら友達を誘ってまた行きたいな」というのが正直な感想。もしアメリカへ行く機会があれば、一度訪ねてみてもいいかもしれない。

ゲームの選択画面。テレビゲームというより、みんなで遊べるテーブルゲームが多い
「ミリオネア」のようなクイズゲーム。テーブル内のみんなで協力して挑んだら燃えそうだ
店内はこんな感じ。壁のスクリーンには、店内イベントの進行状況などが表示される

店内イベントに参加してみたところ。文字を並べ替えて単語を作っていく
結果は最下位。ボキャブラリーの貧弱さを露呈しただけで終わってしまった……
チップの支払いまでターミナル上で行うことができる

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/14/news019.jpg ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  2. /nl/articles/2412/10/news133.jpg 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  3. /nl/articles/2412/12/news089.jpg フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  4. /nl/articles/2412/14/news081.jpg 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  5. /nl/articles/2412/15/news031.jpg ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  6. /nl/articles/2412/15/news002.jpg 毛糸でフリルをたくさん編んでいくと…… ため息がもれるほどかわいい“まるで天使”なアイテムに「一目惚れしてしまいました」「うちの子に作りたい!」
  7. /nl/articles/2412/14/news038.jpg 「釣れすぎ注意」 消波ブロック際に“カツオを巻いた仕掛け”を落としたら…… 驚きの結果に「これはオモロい!!」「こんなにとは」
  8. /nl/articles/2412/14/news063.jpg 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  9. /nl/articles/2412/14/news002.jpg 【今日の難読漢字】「男衾」←何と読む?
  10. /nl/articles/2412/15/news024.jpg おじいちゃん「昔はモテた」→孫は信じていなかったが…… “今では想像できない”当時の姿が140万再生「映画スターのよう」【米】
先週の総合アクセスTOP10
  1. イモトアヤコ、購入した“圧倒的人気車”が思わぬ勘違いを招く スーパーで「後ろから警備員さんが」
  2. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  3. パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  4. 高校生のときに付き合い始めた2人→10年後…… 現在の姿に「めっちゃキュンってした」「まるで映画の世界」と1000万表示突破
  5. 大谷翔平の妻・真美子さん、ZARA「8000円ニット」を着用? 「似合ってる」「シンプルで華やか」
  6. 新幹線で「高級ウイスキー」を注文→“予想外のサイズ”に仰天 「むしろすげえ」「家に飾りたい」 投稿者に感想を聞いた
  7. 高校生時代に父と撮った写真を、29年後に再現したら……再生数1000万回超えの反響 さらに2年後の現在は、投稿者に話を聞いた
  8. 散歩中、急にテンションが下がった柴犬→足元を見てみると…… 「そんなことあります?」まさかの原因が860万表示「かわいそうだけどかわいい」
  9. コメダのテイクアウトで油断して“すさまじい量”になってしまった写真があるある 受け取ったその後はどうなったのか聞いた
  10. 「やめてくれ」 会社で使った“伝言メモ”にクレーム→“思わず二度見”の実物が200万表示 「頭に入ってこない」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」