触れる恐怖にようこそ――「零〜月蝕の仮面〜」

任天堂は7月31日、Wii対応のホラーアドベンチャー「零〜月蝕の仮面〜」を発売。Wiiリモコンやヌンチャクで“触れる恐怖”を体験できる。

» 2008年07月31日 12時15分 公開
[ITmedia]

 本年1月30日に開催された「テクモ プレスカンファレンス 2008 Winter」にて、テクモと任天堂の共同プロジェクトとして、発売を任天堂が、開発を任天堂とテクモ、そしてグラスホッパーマニファクチュアが担当する「零〜月蝕の仮面〜」が発表された。

 「零」シリーズといえば、“和風ホラーアクション”としてジャパニーズホラーをゲームに体現した作品。プレイステーション 2用ソフト「零〜zero〜」を皮切りに、「零〜紅い蝶〜」、「零〜刺青の聲〜」と作品が続いた。本作では、Wii対応ということもあり、Wiiリモコンやヌンチャクを使って、“体験するホラー”に挑戦している。

 「零」といえば、怨霊を封じこめるカメラ。本作でも「射影機(しゃえいき)」と呼ばれる霊を封じることができるカメラを手に、日本家屋や廃病院を探索し、謎を解くことになる。プレイヤーは、失われた記憶を取り戻すために島へ向かう主人公となり、次第に明らかになる事件の真実に迫っていく。

ストーリー

 幼い頃に誘拐され、1人の刑事に救出された、水無月流歌(みなづきるか)をはじめとする5人の少女。数年後、事件に巻き込まれた5人の内の2人が死亡。そして他の2人、海咲(みさき)と円香(まどか)は事件のあった朧月島(ろうげつとう) に向かうことになった。あの時に何があったのか……。そして失った記憶の先に何があるのかを確かめるため、流歌もまた、朧月島をめざす……。


 本作は、月、仮面、朧月島の家屋や病院、謎の儀式、数々の事件など、これまでもかというほどのホラーの世界を体感できる。あまりの恐怖に、時には息をのむ瞬間も多いはず。物語は、過去に誘拐されたことがある5人のうち、現在生存している3人の主人公のほか、彼女たちを救い出した元刑事、霧島長四郎らの複数視点で展開する。プレイヤーは章ごとに異なるキャラクターを操作することになる。

 過去に記されたメモや日記、新聞記事などによって、事件当時から現在に及ぶ謎が徐々に明らかになっていく。メモの内容から、閉ざされた扉を開けるヒントが得られるなど、謎解き要素も豊富だ。

霊を封じ込めることのできるカメラ「射影機」で霊を封じ込める

Wiiリモコンで懐中電灯や射影機などのアイテムを操作。Wiiならではの操作感覚で、さわる恐怖体験を味わえる
「零〜月蝕の仮面〜」
対応機種Wii
ジャンルホラーアドベンチャー
発売日2008年7月31日
価格(税込)6800円

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