武器格闘アクションゲーム最新作登場! あのゲストキャラクターも……「ソウルキャリバーIV」レビュー(3/3 ページ)

» 2008年08月05日 16時56分 公開
[松井悠,ITmedia]
前のページへ 1|2|3       

大ボリュームのシングルプレイヤーモード、まずはここでお金を貯めて……

 「SC4」のシングルプレイヤーモードは全部で4つ用意されている。キャラクターそれぞれのストーリーを追いかけていく「ストーリー」、武器やパーツ、スキルなどをカスタマイズしたキャラクターを使用して塔を制覇していく「タワー・オブ・ロストソウルズ」、ノーマルキャラクターで8ステージを闘いぬく「アーケード」、そして、相手キャラクターの動きや強さなど、さまざまな設定を行って練習できる「トレーニング」だ。トレーニング以外のそれぞれのゲームをクリアすると、キャラクタークリエイションモードで使用できるポイントやパーツを入手可能。このポイントは、キャラクターの装備品はもちろんのこと、未購入キャラクターの購入や、「ミュージアム」のイラスト購入など、様々な用途に使うことができる。「ストーリー」では、進行するお話にあわせて、途中でパートナーとなるキャラクターが追加されることがある。ここでさまざまなキャラクターに触ってみるのもいいだろう。

 「ストーリー」のノーマルモードは何度がそれほど高くなく、ボタン連打でもクリアできる程度。「キャラクターに興味があるけれど格闘ゲームが苦手……」という人もストーリーならばサクサクとクリアできる。

アーケードでは特定の条件で技をヒットさせるとスコアが加算されていく
とあるステージでは、見たことのある武器を持ったキャラクターが……

「タワー・オブ・ロストソウルズ」はオリジナルキャラが多数登場するので、カスタマイズの参考になるかも
大王イカを片手にプレイヤーをぶん投げるネコ(?)も登場

「ストーリー」では、キャラクターそれぞれの闘う理由が明らかになる
場合によっては、複数のキャラクターを相手にしなければならないことも

定評のあるナムコの「トレーニング」は今回もさまざまな設定が可能
タイミングのつかみにくい「ジャストインパクト」もここで練習できる

ファンサービスの要素は盛りだくさんだが、初心者にはやや不親切か……?

 高解像度のイラストギャラリーや、新旧キャラクターの相関図など、ファン垂涎の要素が盛りだくさんの「SC4」なのだが、今までにシリーズに触れたことのない人に対してのアプローチがやや不十分な感がある。まず、マニュアルに技が掲載されていないので、いちいちスタートボタンを押して技表を調べなければならない。そのわりには、スタートボタンを押してから方向キーを2回下に入れなくてはならず(PS3の場合)、技表へのアクセスがスムーズにできないのが不満として挙げられる。カーソル位置を記憶しておいてくれれば、技を調べながらプレイができたのだが、ここは残念なところ。また、システムが複雑化しているわりには、チュートリアル全般が不親切で、初心者にはややハードルが高い印象を覚える。

 次世代ハード、しかもマルチプラットフォームで展開するのであれば、今まで「ソウルキャリバー」シリーズを触れたことのない人に対しても、手厚いケアが必要だったのではないだろうか。対戦格闘ゲームは、他のゲームと比較しても、ひと通り遊べるようになるまでに覚えることが多い印象がある。そこをいかに「楽しくゲームをプレイしながら覚えさせるか」がメーカー側の課題になると筆者は思うのだが……。

 「SC4」は、やりこみ要素が非常に多く、対戦格闘ゲームとしてもかなりバランスがとれているだけに、多くの人に触れてもらいたいタイトルだ。だからこそ、初心者に入りやすい施策がもっとあれば、オンラインでの対戦が盛り上がってくるはず。

 格闘ゲームが苦手な人や、初めて「ソウルキャリバー」シリーズに触れる人は、まず「トレーニング」で、ひと通りのシステムを理解することを強くオススメする。覚えることが多すぎるからといってあきらめるのではなく、その先にある「キャラクターを意のままに操る楽しさ」をぜひとも体験してもらいたい。

 なお、PS3とXbox 360版でロード時間を比較したところ、1vs1の場合は非常にスムーズに読み込みが完了するが、特定のステージ(プレイヤーキャラクター2名、敵キャラクター3名)の読み込みには若干時間がかかった。あくまでも筆者の環境下での計測のため、参考程度にとらえてほしいのだが、上記のステージ読み込みにかかった時間はPS3はソフトインストールなしで約20秒、インストール後は約9〜10秒くらい、Xbox 360版はだいたい12〜13秒くらいだった。





「ソウルキャリバーIV」
対応機種プレイステーション 3/Xbox 360
ジャンル武器格闘アクション
発売日7月31日発売予定
価格(税込)7800円
(C) 1995-2008 NBGI
LucasArts,the LucasArts logo,and the STAR WARS characters,names and all related indicia are trademarks of & (C) Lucasfilm Ltd. (C) 2008 Lucasfilm Entertainment Company Ltd. or Lucasfilm Ltd. &(R) or TM as indicated. All rights reserved. Used with permission.
※画面は開発中のものです


前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2404/25/news174.jpg 身長174センチの女性アイドルに「ここは女性専用車両です!!!」 電車内で突如怒られ「声か、、、」と嘆き 「理不尽すぎる」と反響の声
  2. /nl/articles/2404/26/news154.jpg 元「AKB48」メンバー、整形に250万円の近影に驚きの声「整形しすぎてて原型なくなっててびびった」
  3. /nl/articles/2404/12/news174.jpg 築年数不明の平屋にある、ボロボロ床板をはがしてみたら…… 発覚したヤバい事実に「ビックリ!」「大丈夫でしたか?」心配と驚きの声
  4. /nl/articles/2404/26/news022.jpg ママの足にくっつく生後7カ月の赤ちゃん、甘えてるのかと思いきや…… 計算された行動と「ちいこい後ろ姿がかわいすぎ」て目が離せない
  5. /nl/articles/2404/21/news011.jpg 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  6. /nl/articles/2404/25/news016.jpg 「電車の中で見ちゃダメ」「笑ったww」 実家からLINE「子ヤギがすばしっこくて捕まらない」→送られてきた衝撃姿が320万表示!
  7. /nl/articles/2404/25/news069.jpg “作画軽減ガンダム”をガンプラで作成 → 使用パーツも最小限の再現ぶりに「完全に一致」「部品軽減ガンダム」
  8. /nl/articles/2404/23/news090.jpg 誰も教えてくれなかった“裁縫の裏ワザ”が目からウロコ 200万再生のライフハックに「画期的」と称賛【海外】
  9. /nl/articles/2404/18/news134.jpg 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  10. /nl/articles/2404/26/news024.jpg 0歳赤ちゃん「(ママ来たっ!)」→喜びが抑えきれなくて…… 尊すぎるダンスが300万再生「心が浄化されていく」「朝から癒やされました」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  2. 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
  3. 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
  4. 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
  5. 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  6. 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  7. 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
  8. 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
  9. 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
  10. 「ゆるキャン△」のイメージビジュアルそのまま? 工事の看板イラストが登場キャラにしか見えない 工事担当者「狙いました」
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」