10月から、SCEがPSPタイトルの“ダウンロード販売”を始めますよ日々是遊戯

ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は10月16日発売予定の「勇者のくせになまいきだor2」を皮切りに、同社のPSP用タイトルのダウンロード販売を開始する。これまでにも「昇天ビート」など、オリジナルタイトルの配信を行ったことはあったが、パッケージソフトのダウンロード版提供は今回が初めてとなる。

» 2008年09月08日 14時51分 公開
[池谷勇人,ITmedia]

価格はパッケージ版より約1000円引き

 待望の“美・画面”モデル「PSP-3000」も発表され、この秋から年末に向け、さらなる盛り上がりを見せつつあるPSP。ところで、先日行われた戦略発表会の記事の中で、さりげなく「あれっ?」と思うような新情報が混ざっていたのに気付いた人はいただろうか?

 かなり小さいので見落としてしまった人もきっと多いと思うのだが、2ページ目の「パタポン2 ドンチャカ♪」の価格欄、通常の“UMD版”と、PSP-3000が同梱された“ハード同梱版”に加えて、もうひとつ“PS store版”というのがあるのに気付いただろうか。実はこれ、PlayStation Storeから購入・ダウンロードして遊ぶことができる、要するに“ダウンロード版”のこと。「パタポン2 ドンチャカ♪」の他にも、10月16日発売の「勇者のくせになまいきだor2」、10月23日発売の「BLEACH〜ソウル・カーニバル〜」も同じく“PS Store版”の発売が用意されており、今後(10月以降)発売予定のSCEタイトルでは、基本的にUMD版とPS Store版の2種類が用意されることになるようだ。

 気になる価格はというと、「勇者のくせになまいきだor2」の場合、UMD版が3980円(税込)、PS Store版が2800円(税込)、「パタポン2 ドンチャカ♪」と「BLEACH〜ソウル・カーニバル〜」の場合は、UMD版が4980円(税込)、PS Store版が3800円と、PS Store版の方がUMD版よりも1000円ちょっと安くなっている。「勇者のくせになまいきだor2」などは定価が安い分、値引率で考えると約30%OFFとなり、かなりお得感がある。

 もちろん、ダウンロードしたソフトはメモリースティックDuoに入れて遊ぶことになるため、利用するにはギガ単位の大容量メモステが必須。とは言え、メモステ分のコストを差し引いても、“ネットワークでいつでもソフトが買える”、“UMDの入れ替えなしに、好きなソフトを複数本入れて持ち歩ける”といった部分に魅力を感じる人はけっこう多いのではないだろうか。特に今後のアップデートで、PSPからも直接「PlayStation Store」が利用できるようになれば、使いやすさはさらに向上するだろう。

 PC用ソフトなどでは今や当たり前になりつつある「ダウンロード版」だが、ついに家庭用ソフトもネットワークで販売される時代になったか、という印象。ただ家庭用ゲームの場合、ゲーム販売店を使った流通がかなり浸透しており、当然メーカーとしても、販売店とのお付き合いは大事にしていきたいところだろう。このため現時点ではまだ実験的な意味合いも強いサービスだとは思う。今後、これがユーザーや販売店からどのように受け止められるのか、注目して見守りたいところだ。

「勇者のくせになまいきだor2」と「パタポン2 ドンチャカ♪」の公式サイト。「勇者のくせになまいきだor2」のソフト情報部分に「PlayStation Store版」の表記が確認できる

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/14/news019.jpg ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  2. /nl/articles/2412/10/news133.jpg 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  3. /nl/articles/2412/12/news089.jpg フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  4. /nl/articles/2412/14/news081.jpg 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  5. /nl/articles/2412/15/news031.jpg ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  6. /nl/articles/2412/15/news002.jpg 毛糸でフリルをたくさん編んでいくと…… ため息がもれるほどかわいい“まるで天使”なアイテムに「一目惚れしてしまいました」「うちの子に作りたい!」
  7. /nl/articles/2412/14/news038.jpg 「釣れすぎ注意」 消波ブロック際に“カツオを巻いた仕掛け”を落としたら…… 驚きの結果に「これはオモロい!!」「こんなにとは」
  8. /nl/articles/2412/14/news063.jpg 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  9. /nl/articles/2412/14/news002.jpg 【今日の難読漢字】「男衾」←何と読む?
  10. /nl/articles/2412/15/news024.jpg おじいちゃん「昔はモテた」→孫は信じていなかったが…… “今では想像できない”当時の姿が140万再生「映画スターのよう」【米】
先週の総合アクセスTOP10
  1. イモトアヤコ、購入した“圧倒的人気車”が思わぬ勘違いを招く スーパーで「後ろから警備員さんが」
  2. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  3. パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  4. 高校生のときに付き合い始めた2人→10年後…… 現在の姿に「めっちゃキュンってした」「まるで映画の世界」と1000万表示突破
  5. 大谷翔平の妻・真美子さん、ZARA「8000円ニット」を着用? 「似合ってる」「シンプルで華やか」
  6. 新幹線で「高級ウイスキー」を注文→“予想外のサイズ”に仰天 「むしろすげえ」「家に飾りたい」 投稿者に感想を聞いた
  7. 高校生時代に父と撮った写真を、29年後に再現したら……再生数1000万回超えの反響 さらに2年後の現在は、投稿者に話を聞いた
  8. 散歩中、急にテンションが下がった柴犬→足元を見てみると…… 「そんなことあります?」まさかの原因が860万表示「かわいそうだけどかわいい」
  9. コメダのテイクアウトで油断して“すさまじい量”になってしまった写真があるある 受け取ったその後はどうなったのか聞いた
  10. 「やめてくれ」 会社で使った“伝言メモ”にクレーム→“思わず二度見”の実物が200万表示 「頭に入ってこない」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」