名越稔洋氏や中村光一氏など、5人のキーマンが注目タイトルを語る――セガ コンシューマ新作発表会(3/3 ページ)
サカつくDS タッチ and ダイレクト
Jリーグに新規加盟するサッカークラブの代表として、経営や人事、育成などの面からクラブを強化し、Jリーグ制覇を目指す「サカつく」シリーズの最新作「サカつくDS タッチ and ダイレクト」は、セガ 第一CS研究開発部 プロデューサーの椎野真光氏から紹介が行われた。
サカつくDSでは“サッカークラブを運営して強いクラブを作る”というゲームのベースとなる部分や目的は踏襲しつつ、試合部分ではニンテンドーDSの操作性を生かし、選手配置の細かい調整や作戦発動など、タッチペン操作でのリアルタイム&ダイレクトな試合介入が可能となっている。
自クラブには最大で99人まで選手を保有できるようになっており、カップ戦後には対戦クラブやカップ戦参加クラブからひとり、選手を獲得できる仕組みを採用。ゲーム中に登場するのは、実名の国内・海外選手、ゲームオリジナルの選手など、合わせて約2000人で、釜本邦茂氏、奥寺康彦氏、沢登正朗氏、城彰二氏、秋田豊氏といったOB選手も登場するという。
ここではサプライズゲストとして釜本氏、奥寺氏が登場し、それぞれ「こういった形でゲームに出てみるのもいいんじゃないかと思いましたが、照れくさいし、恥ずかしいですね」(釜本氏)、「私はFW、MF、DF、すべてのポジションでプレイしましたが、そういったデータもすべて反映されている。左からのクロスが正確なのもしっかりと再現されていました」(奥寺氏)とコメント。また、ゲームをプレイするとしたら自身を獲得したいかとの質問には、「一番頼りになる男ですからね。奥寺くんと一緒に獲得したいです」(釜本氏)、「私も両方獲りたい。釜本さんがストライカーで、私が良いボールを供給します。ただ、我々は良い選手なので、移籍金は高いでしょうね(笑)」(奥寺氏)と話した。
龍が如く3
最後に登壇したセガ R&Dクリエイティブオフィサー CS研究開発本部 副本部長の名越稔洋氏からは、シリーズではおなじみの歓楽街「神室町」に加え、日本最南端の都市・沖縄随一の繁華街「琉球街」を新たな舞台とし、これまでよりもさらに濃い物語が展開していく「龍が如く3」の紹介が行われた。
龍が如くといえば、声優に著名人を起用していることで知られる。龍が如く3でもすでに、藤原竜也さん、中村獅童さん、高橋ジョージさん、徳重聡さん、泉谷しげるさん、渡哲也さんが参加していることが明らかになっているが、発表会では新たに宮迫博之さん、宮川大輔さんが参加していることが判明した。
公開されたビデオメッセージでは、「すごく叫んだというか、声の仕事でこんなに汗をかいたのは初めてでした。しんどかった。(龍が如くの世界観は)嫌いではないです。ただ、もうちょっと格好良い役をやりたかったですね」(宮迫さん)、「(出演依頼が来た時は)めっちゃうれしかったです。“きたっ!”と思ったんですけど、演じるキャラクターが20歳で金髪、恰幅が良くて……どうやって演じたらええんやろ? と悩みました」(宮川さん)とコメントしていた。
龍が如く3〜ストーリー概要〜
2007年1月、桐生と遥は神室町を去り、新たな生活を始めようとしていた。
沖縄へと渡った2人は、小さな養護施設「アサガオ」を営み、さまざまな境遇を持った子どもたちと慎ましくも幸せな日々を過ごす。
しかしそんな桐生たちに、突如「土地買収」という脅威が襲い掛かる。
沖縄に巻き起こる「基地拡大計画」と「リゾート開発計画」。
政治という不条理な力によって安息の地を狙われた桐生は、土地買収に絡む地元組織との戦いに、ひとり立ち向かっていく。
南の島の辺境の地で起こった小さな闘い。
しかしそれは、東城会、そして国家規模の一大事件へとつながっていこうとしていた……。
それから2年後……2009年3月。
沖縄と東京で同時に起こった「2つの銃撃事件」を皮切りに、再び事件は激しく動き出す。
愛する人間、信じた人間を襲われた桐生は事件の真相を追うべく、ひとり神室町へと向かう。
2つの現場で目撃された「風間の姿をした男」を捜して……。
熱い人間ドラマがウリであるシリーズとして、今回は原点回帰を考えたという名越氏。原点回帰が当初掲げていた“大人のエンターテインメント”を指すのかは不明だが、「シナリオ、キャスティング、アーティストなど、チームとして言い訳のない、日本最高レベルのものを目指して開発を始めました。結果、僕としてはまたひとつ夢が叶ったと確信しています」との自信を見せた。
なお、先のコメントにもある通り、名越氏は大物アーティストを起用していることを示唆。詳細は「東京ゲームショウ2008までお待ちいただきたい」とした。
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