やり込みが充実した、簡単操作でハチャメチャバトル、オンラインバトルアクション登場:「ゲットアンプド2」レビュー(2/2 ページ)
気分はバウンティハンター!? 賞金首を捕まえろ
本作には階級が設けられていて、スコアをためると昇級できる。スコアは、バトルで上位に入ると多くもらえるという仕組みだ。筆者は“ドリラー”という階級だったのだが、何度もプレイしているうちに“ファイター”に昇級できた。ちょっとはもやしっ子から変わることはできただろう。初心者卒業のいい区切りということで、いったんGATスタジアムから出ることにした。
ウィングダム全体を見渡すマップに出ると、新しく行ける場所が増えていた。そのうちのひとつ、メガフォース本部に行ってみることにした。トーナメントばかりやっていたため、ほとんど手をつけていなかったが、ここでは“ガーディアンモード”が遊べる。ガーディアンモードは、いわゆるストーリーモードで、コンピュータのキャラクターを相手に戦う。ウィングダムの平和を守るメガフォースという部隊の一員となって、悪の結社バルシャーク軍が行う悪事を防ぐのだ。
ストーリーは、エピソードと呼ばれるさまざまな事件を解決すると進んでいく。はじめは1人だけでもクリアーできるが、次第に難易度が上がり、単独でクリアするのが難しくなる。そんな時は、他のプレイヤーの力を借りよう。自分でルームを作って、「LV3エピソード」なんてルーム名にすれば、レベルの合ったプレイヤーが集まってくれる。初心者階級を脱したとはいえ、まだまだ一人前には程遠い筆者は、仲間を募って挑んでみた。手強かったボスも、みんなの力を合わせればなんのそのだ。
賞金首を倒して
筆者はいつのまにか、トーナメントで戦うことよりも、バルシャーク軍を懲らしめることに夢中になっていた。他プレイヤーと協力して悪の軍団を倒すという連帯感がオンラインゲームの醍醐味を再確認させてくれる。しかし、それ以上に筆者を夢中にさせた理由は“賞金首リスト”の存在だ。賞金首リストはバルシャーク軍の中でも、メガフォースが特に要注意とみなしている人物を集めたリストのこと。このリストは、階級がファイターになってから、プレイヤーの交流の場・スピンスクエアにいるNPCのぜんじろうに話しかけるともらえる。
はじめは真っ黒なリストも、賞金首を倒すことによって賞金首の素生が明らかになり、プロフィールを知ることができるのだ。一種のコレクションなので、昔からビックリマンチョコのシールや、Jリーグチップスのカードを集めていた筆者にとってはうれしい要素である。
少しずつリストが埋まっていくのを見ていると、顔がニヤけてしまう。いつしかコンプリートしてやるぞという気持ちになる。賞金首はいつどこで出現するかは分からないので、リストを埋めるために何度もプレイしてしまうことだろう。ちなみに、賞金首リストをある程度埋めてから、ぜんじろうに話しかけると、報酬として賞金とアイテムがもらえる。これもまたモチベーションを高くさせるというものだ。
SNS機能で、コミュニケーションを広げよう!
賞金首リストはどうすれば埋まるのかは、敵を倒してからでないと分からない。そうした際に頼りになるのは、すでにリストを埋めているプレイヤーとの情報交換である。情報交換はゲーム中でのチャットでもできるのだが、ぜひ活用してもらいたいのは、本作の特徴のひとつでもあるSNSだ。プレイヤーならば簡単に、ゲットアンプド2のSNSに入ることができる。ゲーム上でフレンドになったプレイヤーに質問したり、コミュニティに質問を書き込むことによって有意義な回答をもらえば、賞金首集めもスムーズにできる。また、SNSはブラウザで閲覧できるので、ゲームを起動せずに利用できるのがうれしいところだ。日記を書くこともできるので、仲良くなったフレンドとより親交を深められるのも利点だ。
筆者は現在、SNS内やゲーム内で情報交換しながら、賞金首リストを埋めるため日々奮闘している。もともと、気軽に爽快バトルが楽しめるアクションゲームという印象だった本作だったが、プレイを重ねていくうちに、どんどん印象が変わっていった。バトルは簡単だが、コンボのつなぎ方やチーム戦での味方との連携など、迷った時もSNSを活用すればきっとオンラインゲーム初心者の人でも、すんなりゲームを楽しめるだろう。加えて、やり込み要素が充実していることから、やり応えも十分だ。クローズドβテスターの募集は終了しているが、10月3日から無制限ID登録が開始される。トーナメントモードをやりまくって宇宙の頂点を目指すもよし、ガーディアンモードで悪の結社をやっつけるのもよしだ。筆者は、メガフォース隊の一員として、賞金首リストを埋めるのを手伝ってくれる、心強い仲間を待っています!
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