お台場を弾幕で埋め尽くせ! STGイベント「わっしょい!」に行ってきた日々是遊戯

去る10月4日、お台場はZepp Tokyo2階にあるライブハウス「TOKYO CULTURE CULTURE」にて、シューティングゲーム専門のライブイベント「わっしょい! 二周目」が開催された。

» 2008年10月07日 19時36分 公開
[池谷勇人,ITmedia]

弾幕好きには夢のようなイベント

選りすぐりのトップスコアラー6人が、「怒首領蜂 大復活ver.1.5」などのシューティングゲームに挑戦した

 10月4日(土)、お台場で開催された「わっしょい! 二周目」というシューティングゲームのイベントに参加してきた。

 全国レベルのトップスコアラーたちが目の前で繰り広げる“神業”を肴に、ウマいお酒を飲もう――という趣旨でスタートした「わっしょい!」だが、まだ2回目の開催ながら、前売券がわずか3分で完売になるなど、なにやらものすごい勢いで人気に火が付きつつある模様。中にはなんと、このために韓国からやってきたという熱心な参加者もいて、これには主催者側も驚いていた様子だった。

 今回スーパープレイが披露されたのは、ケイブの最新作「怒首領蜂 大復活ver.1.5」や、懐かしの初代「怒首領蜂」、サクセスの「サイヴァリア リビジョン」など全部で5タイトル。会場中央のステージには、実況・解説席を挟むようにして2台の筐体が設置され、それぞれのプレイ映像が壁面の巨大スクリーンにリアルタイムで映し出される格好。来場者たちは美しくも激しい“弾幕”を見ながら、おいしいお酒や料理も一緒に楽しめてしまうというわけだ。

 中でも盛り上がったのは、オープニングを飾ったISO氏の「怒首領蜂 大復活ver.1.5」のプレイ。途中でなんと「レバー下がきかなくなる」というハプニングに見舞われるも、ステージクリア後のわずかな時間に、横で待機していたスタッフがF1のピットクルー並の早業でこれを修理(これもある意味神業だった)。その後は安定したプレイを見せ、見事裏二周目の真ボス「ヒバチ」の最終形態まで到達していた。残念ながらあとわずかというところで残機が尽きてしまい1コインALLとはいかなかったものの、その見事なプレイに会場からは惜しみない拍手がおくられていた。

 今や進化しすぎて一般のユーザーにはちょっと手の届かないところへ行ってしまった感のあるシューティングゲームだが、こうして「見て楽しむ」分にはこれほど適したジャンルもないだろう。基本はあくまで「撃って、避ける」だけなので初心者にもプレイのスゴさが伝わりやすく、また計算し尽くされた“弾幕”の美しさに至っては一種の芸術作品のようでもある。「三周目」の開催については未定とのころだが、ぜひまた参加してみたいイベントだった。

左下に表示されているのは、今回新兵器として導入された「心拍計」の数値。緊張感が伝わってきて面白かった
ISO氏のレバーを、見事な早業で修理するスタッフ。要した時間はわずか10秒ほど!
実況も思わず「綺麗……」と見とれた、「ヒバチ」の発狂形態。あとほんの数ミリで倒せたのだが……
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