Wiiで初めての狩り! 水中の死闘――「モンスターハンター3(トライ)」プレイリポート:東京ゲームショウ2008 カプコンブース
東京ゲームショウでプレイアブル出展され、ついにそのベールを脱いだ「モンスターハンター 3(トライ)」。ハンマー振り回す時にリモコンぶんぶん回すの? 大剣で斬る時にリモコン振って斬り上げするの? そんな疑問(不安?)に対する答えが、ここにあります。
ビジネスデー開幕10分でこの並びよう……ざわ……ざわ……
みなさんに真っ先にお伝えしたいことがあった。何よりも自分が確かめたいことがあった。だから筆者は、幕張メッセのブースマップを確認して、とにもかくにもCAPCOMブースへ向かった。「モンスターハンター3(トライ)」(以下、MH3)の体験版をプレイするために……。
しかし、しゃかしゃかと走るでもなく、てくてくと向かった筆者の認識が甘かった。ビジネスデー開幕10分にしてMH3の体験版コーナーには長蛇の列。ナヌッ! とすかさず並んだが、時すでに遅し、結果としては2時間待ちコースになってしまった。他のどのブースと比べても、カプコン内の別タイトルの試遊コーナーと比べても、明らかに人口密集度が違う。人気シリーズの新作ということで、注目度の高さがうかがえた。
南国をイメージしたオープンなスペースに設置されたMH3の試遊台は、4人プレイ用コーナーが8つ用意されている。つまり、同時に32人がプレイできるということだ。一度のプレイでできるクエストは最長15分。ということは1時間にプレイできる人数は32×4で128人ということになる。東京ゲームショウは午前10時から午後5時までなので、1日にMH3をプレイできる人数は128×7で……ということなので、東京ゲームショウでMH3をプレイしたい人は心して臨んでほしい。明日以降に試遊台が増える可能性もあるかもしれないが、いずれにしても大勢の体験希望者が駆けつけるだろう。
さて。2時間の悶々とした時間を乗り越えてたどりついた試遊台で、いよいよ新たなる狩猟が体験できる! 筆者は初代MHからずっとハンマー愛好者。というわけで、操作が新しくなっても、迷わずハンマーを選択した。ちなみに今回の体験版で選べた武器は、大剣、片手剣、ハンマー、ライトボウガン、へヴィボウガンの5つ。ハンマーはレウスの頭に似せてデザインされた、おそらく火属性のもの。そいつをかついで、我が分身であるハンターは新マップ・孤島にたどりついた。前後に並んでいた人たちも参加し、4人でのプレイが始まる。
今回は、海竜ラギアクルス討伐、クルペッコ討伐、ドスジャギィ討伐の3つから選択できた。我々4人が選んだターゲットは、最も手強いと思われるラギアクルス。背中に水晶のようなヒレがついており、水中で雷を操る巨大な竜だ。制限時間15分で果たして倒せるのだろうか。すべてが初めてな、手探りの狩猟だ。
蒼き海竜とご対面。 麻痺、罠、毒、気絶、部位破壊で追い詰めるっ!
まずはベースキャンプでスタート。支給品に秘薬があるのはありがたい。体力もスタミナも150フルにして孤島を探索する。とはいえ、時間が限られているからだろう、最初から孤島のマップにはラギアクルスがいる場所がマーキングされている。慣れない土地を慣れない操作で、4人のハンターが移動する。
MH3の移動はヌンチャクのコントロールスティックで行う。カメラ移動は十字ボタンだ。Zボタンを押しながらだと走り、Cボタンを押しながら十字ボタンの左右を押せば消費アイテムを選択できる。使いたいアイテムのアイコンが右下に表示された状態で、Cボタンを押したままAボタンを押せばアイテムを使用する。前転回避は移動中にBボタンだ。元々慣れ親しんでいるというのもあるが、この操作方法に関してはボタンの配置が従来と違うだけなので、割とすんなり入り込めた。
最初に戸惑ったのは武器出しの操作だ。これは、Wiiリモコンを振ることで武器を出せるのだが、慣れるのに若干時間がかかった。武器を出した後は、Zボタンで溜め攻撃、Aボタンを連続で押せば縦攻撃3連続を出せる。操作方法はもちろん違うが、一度慣れれば、今までの感覚を取り戻してくる。途中のエリアで雑魚モンスターを倒しながら、しばし操作練習をする筆者だった。
ちなみに、待ち時間に見たチュートリアル映像で知ったのだが、大剣はAボタンで“縦斬り”、Wiiリモコンを左にひねってAボタンで“なぎ払い”、Wiiリモコンを右にひねってAボタンで“斬り上げ”、Aボタンを押したままWiiリモコンを振れば連続攻撃ができる、とのことだった。
さてさて。ラギアクルスがいるはずのエリアに行くと、そこは海岸。そして前方にはもちろん大海原が広がっている。マーキングの位置は明らかに海のド真ん中だ。思わず息を呑み、海辺へと近付く。えいっと思い切って移動してみると、きれいな飛び込みでザブーンと潜ることができた。水中では十字ボタンでカメラを移動して行きたい方向を向き、そのままスティックを前に倒せば、ちゃんと進んでくれる。これもいきなりだとなかなか難しいが、慣れれば意のままに操れそうな感じではあった。
操作に不慣れなまま水中を移動する我々4人のハンターに、水中を庭とするラギアクルスが容赦なく襲いかかる。雷の玉のようなものを吐き、突進したり回転したりと厄介な攻撃をしてくるラギアクルス。その存在はとにかく迫力満点だ。既存のモンスターで言えば、やはりリオレウスを引き合いに出すのがいいだろうか。体感的には、背丈はリオレウスよりもやや大きめな印象。体型が縦に長いため、体長はリオレウスの1.5倍くらいに感じた。なにげに今までのどんな竜よりも“竜”らしいフォルムと言える。背中から突き出ている水晶のような部位が特徴的だ。
回復アイテムを使うだけでも、もたついたりするもんだから、あっという間にピンチになったりもする。回復薬などを飲みつつ、水中でラギアクルスに攻撃を与える。こまめに息継ぎをしなくてはならないかと思ったが、案外息は持つみたいで、普通に数分は戦えた(左上に息つぎゲージらしきものがあるため限界はある)。ハンマーの挙動は陸上と同じと言えば同じだが、水中の移動に慣れていないのと、相手との間合いを図れないのとで、空振りが続いたりする。
4人である程度戦っていると、ラギアクルスが地上に逃走した。ザパーンと水上に顔を出し、陸に上がってさらにラギアクルスに攻撃をする。仲間の誰かが麻痺属性の武器を持っていたのだろう、何度かラギアクルスがマヒる。そして誰かが毒属性の武器だったので、毒も注入する。筆者はひたすらハンマーで頭を狙う……とまぁ、そんな場面がしばらく続くと、やがて頭部の角が破壊され(思わず「おぉ」と声が出た)、さらに執拗に頭を攻めると、今度は打撃属性特有の気絶状態に持ち込めた(思わず「おぉぉおぉ」と声が出た)。シビレ罠も成功し、何度も横転するラギアクルス。
これはいけるんじゃないのかっ、と思った筆者は、隣で見守るガイドスタッフに「これ15分でクリアした組ってあるんですか」と聞いた。「まだないですね」とスタッフさん。そして「私が見た中では今回が一番追い詰めていると思います」と続ける。ウソだとしてもそんなことを言われた日には、狩魂に火がつくじゃあありませんかぁぁぁ。「ぜってー、たおすー」とムキになったところで、仲間の1人が力尽きた。「うぉぉぉぉ」と心の中で叫んでいるその時は、もう終了間際。残った3人は水中に逃げたラギアクルスへの攻撃の手を止めなかったのだが……。残念無念、我々は時間切れで体験終了となった。
Wiiでの操作システムに不安を感じたファンもいるだろうが、プレイしてみた限りは、Wiiの特性を盛り込みつつ、ボタン操作寄りで無理なくプレイできるという印象を受けた。製品版の仕上がりが楽しみになる、貴重な体験プレイだった。
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