2つのハードで純和風なゲームを――新作タイトル制作発表:東京ゲームショウ2008 フロム・ソフトウェアブース(1/2 ページ)
フロム・ソフトウェアから2本の新作ゲームが発表された。ひとつはニンテンドーDS用、ひとつはPSP用。特色の違う2つの携帯型ゲーム機で、フロム・ソフトウェアが仕掛ける新たな一手はいかなるものなのか。ちょっとしたサプライズ発表も?
あまりにも有名なあの惨劇が、ニンテンドーDSでゲーム化
10月9日13時、フロム・ソフトウェアブースの特設ステージで、新作タイトル制作発表が行われた。
冒頭、短めのトレーラー映像が流された後、スクリーンに「ニンテンドーDS用ソフト 本格ミステリー」と表記され、「犬神家の一族」とのタイトルが大写しにされた。そして司会の女性に呼ばれて壇上に上がったのは、プロデューサー・武村大氏。武村氏は金田一耕助そっくりの出で立ちで登場するという演出。その後、司会者から武村氏に「犬神家の一族」に関するいくつかの質問が行われた。
―― あの有名な小説をゲーム化ということですが、いかがでしょうか。
武村氏 今まで「犬神家の一族」は、ドラマ、映画、コミックなどになったりしてますが、意外とゲームにはなったことがないんです。今回が初のゲーム化ですね。
―― 具体的にはどのような作品なんですか。
武村氏 昭和初期を舞台にしてますので、その世界観を表現するのにモノクロタッチ、白黒の映像を全編通して使っています。一部、金色だとか、惨劇の“血”には色が入ったりしますが、基本的には墨絵タッチです。
―― 純和風なテイストですが、これはどうしてですか?
武村氏 戦後間もなくの昭和初期のイメージをニンテンドーDSで表現するにはどうしたらいいかというところで悩みに悩んだのですが、こういった和風のテイストを表現するのに墨絵のタッチが一番合っているんだろうなという結論に至りました。
―― ミステリーアドベンチャーということですが、システムを紹介していただけますか。
武村氏 単純明快、と言いますか、誰にでも簡単にできるシステムを搭載しています。アドベンチャーゲームですので、推理をして進めていくのですが、従来のアイコンみたいなものは一切ないんです。会話を進めていくことによって赤い文字が自動で出てきます。これが自動的に金田一のいる下の画面にストックされるんです。これを尋問する相手にタッチペンで投げかけることでストーリーが進んでいくのですが、投げる文字によってストーリーが幾重にも分岐しますので、原作そのままのストーリーだけでなくて、もしも金田一がこんな行動をとったら……というIFのストーリーも楽しむことができます。
―― (スクリーンの画像を見て)金田一さんが頭をかいていますが、これは何でしょうか。
武村氏 開発者の中ではボリボリシステムと言っています。話を進めていて詰まった時に、タッチペンで金田一の頭をボリボリかくと金田一が何かをひらめく時があるんです。その金田一のヒントによってストーリーが進むようになってます。
―― さらに新しい情報があるということですが。
武村氏 はい。今回は原作もビッグネームですが、その他にも著名な方に協力いただいてます。本作のキービジュアルは茂本ヒデキチさんです。この方は筆を使ったドローイングを得意とされていて、ナイキアメリカと契約してTシャツなどを販売されてます。世界的に著名なアーティストです。
武村氏 オープニングテーマとエンディングテーマは陰陽座さんです。和をテーマにされている、日本の古典的なものを大切にしながら若者に支持されるロックをやっている方々です。男女2人のツインボーカルが非常に特徴的なんです。リーダーのマタタビさんに直接何度もお会いして作品のイメージを2人で熱く語りまして、ご本人も原作が非常に大好きということで非常に話が合ったんです。
ここで陰陽座のマタタビさんからのビデオレターが紹介された。「オープニングテーマとエンディングテーマを、数あるミュージシャンの中から、あえて私たち陰陽座にやってほしいと言ってくださったのは、スタッフの皆さんのこだわりと作品愛だと思います。作品のすばらしさをより盛り上げる曲を作らなければならない、ということで全身全霊で楽曲を作りました。物語のオープニングとエンディングを飾るに相応しい曲ができた、と自負しています。ゲームにまずはどっぷりと浸っていただいて、楽曲にも耳を傾けていただければと思います」と、マタタビさんから熱いメッセージが寄せられた。
最後に「犬神家の一族」が2009年1月発売予定であることが発表され、そして武村氏の口からサプライズ発表が! なんと、すでに第2弾の「八つ墓村」制作が決定しており、2009年春に発売予定、とのことだった。
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