「大航海時代 Online」がPS3に――コーエー、ネットエンタテイメントフェスタ2008東京ゲームショウ2008 コーエーブース

コーエーは東京ゲームショウ初日の10月9日、同社が運営するMMORPG4タイトルの運営・開発プロデューサーが一堂に会するステージイベント、「ネットエンターテイメントフェスタ2008」を開催した。

» 2008年10月10日 10時58分 公開
[麻生ちはや,ITmedia]
photo

 ネットエンターテイメントフェスタは、昨年の東京ゲームショウでもほぼ同様のスタイルで行われたもので、各オンラインゲームの特徴や魅力をプロデューサー自らが語り、また、プレイヤーから事前に寄せられた意見・要望に回答するというものだ。今回もステージ上には「信長の野望 Online」の山中肇氏、「大航海時代 Online」の渥美貴史氏、「真・三國無双 Online」の藤重和博氏、そして「三國志 Online」の上野彰三氏が登場した。

PS3版「大航海時代 Online」サービス開始は2009年予定

photo 運営プロデューサーの渥美貴史氏(左)と、開発ディレクターの竹田智一氏(右)

 各プロデューサーからのコメントを紹介する前に、まずはこの日発表された、大航海時代 Onlineに関する最新情報お届けしよう。現在はWindows版のみとなっている本タイトルだが、ついにPS3でも発売されることが決定(関連記事参照)。サービス開始は2009年の「できるだけ早い時期」を予定しているとのことだが、これ以上の詳しい時期については明かされなかった。運営プロデューサーの渥美貴史氏、開発ディレクターの竹田智一氏はこの発表について、「もともと大航海時代のシリーズは、コンシューマーのプレイヤーに、長く親しまれてきたタイトル。今まで以上に多くの人に楽しんでほしいと、以前から思っていたので、PS3版での発売を発表できてとてもうれしい」と述べた。

 PS3版になって何が変わるのか? という点だが、竹田氏はまずグラフィックスの向上を挙げた。従来はプレイヤー個々で所持しているPCのスペックには差があるのが当たり前で、低スペックのPCの場合、それに合わせた表示となっていた。しかし、PS3は高スペックPCに相当する描画能力があり、「海をかけるロマンを体験できる」グラフィックスになるそうだ。また、コントローラを使用した操作になるため、ユーザーインタフェースはPS3版向けに全面作り変えられている。

 なお、PS3版から大航海時代 Onlineを始めた場合、既存サーバでプレイすることになるのか、あるいはアカウントに制限をかけた新規サーバーを開設するのかは現在検討中であり、プレイヤーのメリット・デメリットを考慮した上でベストな形にしたい、とのことだ。

 渥美氏は最後に、「大航海時代 Onlineは2003年にサービスを開始して以来、多くの方に楽しんでいただいています。PS3という新しいプラットホームで本タイトルを提供することは、長年の夢でした。最高のグラフィックで体験できる大航海時代の世界を、楽しみにしていてください」とコメント。PS3版の登場によりプレイヤーの裾野が広がることで、大海原にまた新しい冒険が生まれることだろう。

次期アップデートの内容が先行体験できる、「真・三國無双 Online」

 さて、冒頭の4タイトル運営プロデューサーによる、各タイトルの紹介だが、こちらは最近実装されたアップデートやタイトルコンセプトを説明するだけ、ごくアッサリとした内容だ。途中で大航海時代 Online担当の渥美氏が「サービス開始から3年目、人に例えるなら30代のちょうど脂の乗った時期」と説明したことから、なぜか藤重氏や上野氏までが「こちらは人で言うなら10代の元気盛り」「やっと10歳になったばかり」と年齢に例えだしたのだが、人間と違ってオンラインゲームの場合は若い方がうれしいのかどうか……。

 後半の「プロデューサーに訊け! コーナー」では、事前にプレイヤーから寄せられている意見・要望の中でも、特に多いもの、目立つ物をピックアップし、その場でタイトル担当プロデューサーが回答。「個人的にほかのオンラインゲームでも遊ぶのですか?(信長の野望Online)」や「アルパカはペットとして登場しないのでしょうか(大航海時代 Online)」といった比較的答えやすいものから、「上納品とNonPvPサーバについてプレイヤー間でも意見が割れているが、どう考えているのでしょうか(大航海時代 Online)」のように、実装直後から公式BBSはもちろん、ファンサイトでも熱く議論が交わされているテーマに関する質問も含まれていた。ちなみに渥美氏の回答だが、「上納品は低レベルプレイヤーには素材が手に入れにくく、上級プレイヤーには簡単に海賊を回避できてしまうアイテム。今後はバランスを調整していきた」ということだ。

 このほか、真・三國無双 Onlineの次期アップデート「Revolution 3」の内容についての質問もあったのだが、実は一部新機能を東京ゲームショウでは先行体験できる。実際にコーエーブースにてプレイを行ってきたので、続けて紹介しよう。

photophoto 左から山中肇氏、渥美貴史氏、藤重和博氏、上野彰三氏

スピーディなPvPが楽しめる「闘技」システム

 TGS特別バージョンとして先行体験できるのは、真・三國無双 Onlineの次期アップデート「Revolution」の、ほんのごく一部。新武器「大積刃剣」と新システム「闘技」の2つとなっている。

 アイテムの詳細についてはスクリーンショットを見ていただくとして、従来からあるPvPと闘技モード最大の違いは、マップはより狭く小さく、アイテムは最初から最大強化済みの状態で始まる、という点だ。お互い平等の条件で開始され、制限時間も5分と1回の勝敗が短時間で決まるため、何度も繰り返し楽しめるのがポイントになっている。闘技モードへの参加は最大4人 vs 4人だが、コーエーブースでは実際にほかのプレイヤーとのPvPを体験できる。現役プレイヤーはぜひこの機会に、足を運んでみてほしい。

photo これが新アイテムの「大積刃剣」だ
photo 闘技モードをプレイしてみた。本当にマップが狭いので敵の武将にすぐ出会うこと……
photo NPCに話しかけると、闘技場のマップや参加人数枠を選択できる

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2502/17/news061.jpg ママが反抗期の娘に作った“おふざけ弁当”がギミックてんこ盛りの怪作で爆笑 娘「教室全員が見に来た」
  2. /nl/articles/2502/18/news140.jpg 職場で21歳上の女性上司に“一目ぼれ”→猛アタックして交際&年齢差を乗り越え結婚 夫妻が波乱語る
  3. /nl/articles/2502/18/news090.jpg 伊勢丹で販売の高級バレンタインチョコに「カビによる汚染」発覚…… 回収・返金へ
  4. /nl/articles/2502/18/news092.jpg 「悲しみに暮れてる」 サイゼリヤがメニュー改定→“定番商品”消滅にショック広がる 「大好きだったのに」
  5. /nl/articles/2502/18/news011.jpg そうはならんやろ! あどけない女の子が約45年後には…… “とんでもないギャップ”に爆笑 「立派に育ってw」
  6. /nl/articles/2502/11/news012.jpg 最初に軽く結ぶだけで…… 2000万再生された“マフラーの巻き方”に反響「これは使える」「素晴らしいアイデア」【海外】
  7. /nl/articles/2502/18/news005.jpg 咳き込んでいたら、愛犬が寄ってきて…… ぽとりと置いたぬいぐるみに「なんて優しい子」と大反響 1年後の現在、飼い主に話を聞いた
  8. /nl/articles/2502/18/news151.jpg 父は時任三郎、母は元モデルの“33歳俳優”が「ダンディー」と話題 海外生まれで大卒後に俳優として活躍中
  9. /nl/articles/2502/18/news014.jpg 不要になったペットボトルに種をまき、3カ月育てたら…… 驚きの成果に「すごっ!」「素晴らしいアイディア」
  10. /nl/articles/2502/18/news047.jpg 母が7歳娘のために“ほぼ100均コーデ”を手作りしたら…… 信じられないクオリティーに驚き「マジすごい」「おしゃれすぎ」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 最初に軽く結ぶだけで…… 2000万再生された“マフラーの巻き方”に反響「これは使える」「素晴らしいアイデア」【海外】
  2. コメダ珈琲店で朝、ミックスサンドとコーヒーを頼んだら…… “とんでもない事態”に爆笑「恐るべし」「コントみたい」
  3. 「14歳でレコ大受賞」 人気アイドルがセクシー女優に転身した理由明かす 家族、メンバー、ファンの“意外な反応”
  4. 雑草ボーボーの荒れ地に“牛3頭”を放牧→2週間後…… まさかの光景に「感動しました」「いい仕事してますねぇ〜!!」
  5. “この子はきっと中型犬サイズ”と思っていたら……たった半年後とんでもない姿に 「笑わせてもらいました」
  6. 年の差21歳で「夫は娘の同級生」 “両親大激怒”で結婚は猛反発されるも……“まさかの行動”で説得
  7. 163センチ、63キロの女性が「武器はメイクしかない」と本気でメイクしたら…… 驚きの仕上がりに「やっば、、」「綺麗って声でた」
  8. サイゼリヤ、メニュー改定で“大人気商品”消える 「ショック」悲しみの声……“代わりの商品”は評価割れる
  9. ママが反抗期の娘に作った“おふざけ弁当”がギミックてんこ盛りの怪作で爆笑 娘「教室全員が見に来た」
  10. 「さすがに無神経な内容」 “暴言受けた”伊藤友里が降板発表→岡田紗佳の直後の投稿に批判の声 Mリーガーも反応
先月の総合アクセスTOP10
  1. ドブで捕獲したザリガニを“清らかな天然水”で2週間育てたら…… 「こりゃすごい」興味深い結末が195万再生「初めて見た」
  2. 「配慮が足りない」 映画の入場特典で「おみくじ」配布→“大凶”も…… 指摘受け配給元謝罪「深くお詫び」
  3. 母「昔は何十人もの男性の誘いを断った」→娘は疑っていたが…… 当時の“モテ必至の姿”が1170万再生「なんてこった!」【海外】
  4. 風呂に入ろうとしたら…… 子どもから“超高難易度ミッション”が課されていた父に笑いと同情 「父さんはどのようにしてこのお風呂に入るのか」
  5. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  6. 市役所で手続き中、急に笑い出した職員→何かと思って横を見たら…… 衝撃の光景が340万表示 飼い主にその後を聞いた
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. DIYで室温が約10℃変わった「トイレの寒さ対策」が310万再生 コスパ最強のアイデアへ「天才!」「これすごくいい」
  9. 「こんなおばあちゃん憧れ」 80代女性が1週間分の晩ご飯を作り置き “まねしたくなるレシピ”に感嘆「同じものを繰り返していたので助かる」
  10. 岡田紗佳、生配信での発言を謝罪 「とても不快」「暴言だと思う」「残念すぎ」と物議