ガンダム、アイマス、テイルズなど、人気作が目白押し:東京ゲームショウ2008 バンダイナムコブース
バンダイナムコブースは、毎年非常に多数の試遊タイトルを用意し、プレイするだけでも大変というイメージが強い。もちろん今年も、試遊可能なものだけで21タイトル、映像出展も含めると全34タイトルと、非常に豊富な出展タイトル数を誇っている。
モビルアーマーとの戦いはかなり爽快
バンダイナムコブースの豊富な出展タイトルの中で特に注目度の高いタイトルとなるのが、今回が初の試遊出展となる「ガンダム無双2」で、PS3版およびXbox 360版を並べて展示している。
ガンダム無双2については、新参戦モビルスーツや、巨大モビルアーマーが登場することなどの情報を既にご存じの読者も多いと思うが、今回試遊展示されている東京ゲームショウ 2008バージョンでは、νガンダム、百式、インフィニットジャスティスガンダム、V2ガンダム、ストライクフリーダムガンダムの5種類のモビルスーツが登場し、これらの中から1機を選択してプレイが可能。また、プレイ可能なミッションは、ガンダム無双2の大きな特徴のひとつであるモビルアーマーとの戦いを体験できる3種類が用意されている。登場するモビルアーマーは、サイコガンダム、ビグ・ザム、α・アジールの3種類だ。
モビルアーマーとの戦いは、従来のガンダム無双での戦いとは大きく違う印象を受ける。なぜなら、脚や腕、頭部など、部位を細かく破壊しつつ撃破するという戦い方になっているからだ。しかも、モビルアーマー全身に共通の当たり判定があるわけではなく、特定の部位に攻撃をヒットさせ、徐々に破壊していかなければならない。つまり、むやみやたらに攻撃しても勝てなくなっているのだ。とはいえ、当たり判定のある部分に攻撃がヒットすると、その部分が赤く光るようになっているため、どこを攻撃すればいいかの判断が付きやすいように工夫されているので、プレイしづらいということはなかった。
また、敵モビルアーマーは、ダメージを受けていく過程で、反撃パターンを変化させていく。最初のうちは、それほど激しい反撃はしてこないし、移動もほとんどしない。しかし、ダメージを受けていくと、ビームを使った派手な攻撃を繰り出してきたり、素早く動き回ったりするようになる。こういった反撃パターンの変化によって、プレイが単調に感じるということもない。このあたりは、前作からの大きな進化と感じた部分だ。
また、プレイ内容以上に大きく進化したと感じたのが、グラフィック面だ。確かに前作も次世代機ならではといった緻密なグラフィックだったが、ガンダム無双2ではビームやせん光など、光の処理が格段に美しくなっており、PS3やXbox 360のポテンシャルが余すところなく引き出されているといった印象だ。
試遊できるミッションの内容は、基本的にモビルアーマーを規定時間内に撃破するというもの。もちろん、ザクIIなどのザコキャラも画面を埋め尽くすほど登場するが、時間内にモビルアーマーを倒すには、ほとんどザコにかまっている暇はない。とにかく、モビルアーマーとの戦闘を思う存分楽しんでもらいたい。ちなみに、PS3版、Xbox 360版に内容の違いは一切ないので、どちらをプレイしても安心だ。
アイドルマスターSPで天海春香を1日プロデュース!
ガンダム無双2に次ぐ注目作が、PSP版アイドルマスター「アイドルマスターSP」だ。アイドルマスターSPには、「パーフェクトサン」「ミッシングムーン」「ワンダリングスター」の3タイトルが用意されるが、バンダイナムコブースで試遊できるのはパーフェクトサンのみで、各タイトルに3人ずつのアイドルが収録されることになっているが、今回展示されているのは東京ゲームショウ 2008オリジナルバージョンでは、天海春香のみがプレイできるようになっている。
プレイ内容は、春香の1日プロデュースといった感じで、Lv.6の春香を1日のみプレイできるようになっている。プレイスタイルはXbox 360版と大きく変わるものではなく、営業、レッスン、オーディションの中から自由にスケジュールを組んで1日を過ごすというもの。1日には、朝、昼、夜の3枠があり、スケジュールで選択できる内容にも消費時間が設定されているため、1日あたり最大3つのスケジュールが組めるようになっている。
例えば、消費時間1のレッスンは、1日に3回繰り返すことが可能。また、消費時間2の営業と消費時間1のレッスンを1日に同時に行うことも可能。消費時間3に設定されているオーディションは、当然1日に1回しか行えず、他のことも行えなくなる。1人で長時間の試遊は難しいため、お得に楽しみたいなら営業とレッスンだが、オーディションに合格するとテレビ出演映像が堪能できるため、こちらも捨てがたい。しかもアイドルマスターSPでは、縦画面のカメラアングルも選択できるので、春香の姿をじっくり堪能したいなら、やはりオーディションを選択するべきだ(もちろん、オーディションに失敗するとダメだが…)。
さて、Xbox 360より解像度の低いPSPなので、グラフィック品質を心配している人もいることだろう。ただ、アニメーションのクオリティはPSPとは思えないほど高く、ぱっと見ただけではXbox 360版とほとんど遜色がないのでは、と思ってしまうほどだ。
ちなみに、筆者にはアイドルマスターへの思い入れはほとんどない。しかし、実際にプレイして、一生懸命に営業やレッスンをこなす春香の姿(実際はプレーヤーが一生懸命操作しているのだが…)や、素直な受け答えなどを見ていると、ファンの気持ちも何となくわかったような気がした。ファンなら確実にゲットしておくべきタイトルなのは間違いないが、これまでプレイしたことがないという人も、ぜひ東京ゲームショウで試遊し、アイマスの世界を堪能してみてもらいたい。
隅々まで体験したいなら、早めの来場がおすすめ
ガンダム無双やアイドルマスターSP以外にも、バンダイナムコブースには数多くの試遊タイトルが展示されている。例えば、アーケードでも好評稼働中の「機動戦士ガンダム ガンダムVSガンダム」のPSP版(11月20日発売予定)や、PS2向けタイトルの「機動戦士ガンダム00 ガンダムマイスターズ」(10月16日発売予定)などのガンダム系ゲーム、ナムコの人気RPGブランド「テイルズ」シリーズの最新作となる、PSP向けの「テイルズ オブ ザワールド レディアント マイソロジー2」(今冬発売予定)や、DS向けの「テイルズ オブ ハーツ アニメムービーエディション」および「テイルズ オブ ハーツ CGムービーエディション」(どちらも12月11日発売予定)、バンダイレーベルの「NARUTO-ナルト- ナルティメットストーム」を初めとするキャラクター系タイトル、さらに先日開催された「任天堂カンファレンス 2008.秋」でも展示されていた、「ファミリースキー ワールドスキー&スノーボード」や「FRAGILE 〜さよなら月の廃墟〜」、「太鼓の達人Wii」などのWii向けタイトルも多数プレイアブル展示されており、ソフトの充実度は目を見張るものがある。しかも、そのどれもがしっかりとしたクオリティを実現しており、単に頭数を揃えただけではないという点も特筆すべき部分だ。
来場者が一気に増える11,12日は、試遊だけでかなりの時間がかかることになると思われるので、余裕を持ってバンダイナムコブースに足を運ぶことをおすすめする。
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