こだわり抜いて作られた「天誅」最新作 ――天誅4クリエイターセッション:東京ゲームショウ2008 フロム・ソフトウェアブース(1/2 ページ)
「天誅」シリーズは今年10周年! 発売を間近に控えた「天誅4」は初代「天誅」を作ったアクワイアが久々に開発に携わった。今回のステージでは、アクワイアのクリエイターたちと作曲の朝倉氏から、開発の裏話を聞くことができた。
猫がアイテム? アクワイアの3人に聞く「天誅4」開発秘話
「天誅4」は「天誅」シリーズ5年ぶりのナンバリングタイトル。初代「天誅」を手がけたアクワイアが開発に携わった忍者アクションゲームだ。アクワイアの開発ディレクター・金山圭輔氏、メインプランナー・阿部康弘氏、メインプログラマー・籾山伸弘氏に、司会者が質問をする形でステージが進行した。
――「天誅」がアクワイアの元に10年ぶりに戻ってきたわけですが、いかがですか。
籾山氏 多くの「天誅」ファンがそうだと思うんですが、私は初代「天誅」の大ファンなんです。それがきっかけでアクワイアに入りまして。ただ、入社した時にはすでに諸事情により「天誅」が作れない状態でしたので、天誅を作ることは、諦めていたというか考えてすらいなかったんですけども、今回「天誅4」を作るということで、かなり気合が入りました。
――「天誅4」のテーマは何なのでしょうか。
金山氏 やっぱり久しぶりの「天誅」ですので、一新したいという話が社内からもフロム・ソフトウェアさんからもありました。じゃあ何を一新したらいいのかというところで、すごく迷いました。やはり昔の「天誅」のいいところはベースに残して、Wiiのインタフェースを取り入れて、昔よりワンランクアップした「天誅」にしようと思って取り組みました。残した部分については賛否両論あるかもしれませんが、楽しんでいただけると思ってます。
――プラットフォームをWiiに移して、見所は変わりましたか。
金山氏 Wiiなんで、リモコンを使って何かできないか、その上でみなさんに忍者を体感してほしいというテーマがありました。基本部分は今までと同様なので、気持ちいい部分、暗殺したり、素早く動いたり、敵の攻撃をガードしたりという忍者独特のアクションをリモコンで体感してほしいですね。
――今回の開発で苦労したところはありますか。
籾山氏 一番大変だったのは、「Wii」という初めてのハードで、パフォーマンスがどのくらい出るのか、どこまでできるのかというのが不明だったところですね。リモコンにはかなり苦労しました。右利きだと左に振るのと右に振るので振りの強さが違います。左利きなら逆ですよね。そのへんの落とし所は苦労しました。
――見てほしいところ、こだわって開発したところはありますか。
阿部氏 アクワイアは和物のゲームを多く扱っているので、和のテイストのビジュアルは得意分野です。「天誅4」も非常にアクワイアらしいゲームになりました。あと、必殺の種類が増えて、25種類もあります。敵の背中からリモコンを振った方向に切りつけたり、隠れる場所によって敵の殺し方が変わったりするんです。
――特に気に入った必殺はありますか。
阿部氏 全部ですね。リモコンを振って、振った対象に対して直感的に必殺ができるようになってます。モーションキャプチャーでリモコンの振りに合わせて必殺を作るという苦労がありました。そのあたりの苦労は報われたんじゃないかな。すべての必殺が気に入ってます。ぜひすべての必殺を見てほしいですね。
――アクワイアならではの特殊情報がある、と聞いてますが。
阿部氏 あまり大きな声では言えないんですが、「天誅」おなじみの“あのキャラ”が、もしかしたらプレイヤーキャラとして使える、かもしれないですね。
――プレイで先に進むためのテクニックを教えてください。
阿部氏 練習です。ウソです(笑)。今回は、シチュエーションに合わせて同じアイテムでも複数の使い方があります。たとえば手裏剣はろうそくを消すためにも使えます。各アイテムのさまざまな使い方を探っていけば、攻略できるんじゃないかと思います。
――3部作だと聞いているんですが。
金山氏 “4”がまだ発売されていないので、あまり大きな声では言えないんですが、次回作は予定しています。“4”のシナリオは意外な結末で、これは“5”につながります。“4”のラストは力丸、彩女の行く末をうかがえる面白いものになっていますよ。
――アクワイアならではのおもしろネタはありますか。
籾山氏 アイテムで猫を使うことができます。猫を使って探索ができるんです。敵の配置を事前にチェックしたり、アイテムを拾わせたりとかですね。ただ、乱暴に扱うと怒ります。使う時にリモコンをガチャガチャ振ったりすると怒って、言うことを聞いてくれなくなります。
金山氏 マニュアルには書かれていない動作があります。火を消すための水が入った水筒があるんですが、その水を使うときに、リモコンを飲むような動きをすると、水を飲めるんです。飲んだ時の効果はご自分で確かめてください。
――ファンにメッセージをください。
籾山氏 「天誅4」という正式なナンバリングタイトルではあるんですが、「天誅」というゲームはこうあるべきだという先入観を捨てて、新しい「天誅」としてプレイしていただければ幸いです。
阿部氏 シナリオを担当したんですが、大きい枠での勧善懲悪とか権力の争いなどはありつつ、力丸あやめの個人をフィーチャーしたので、そのあたりを注目してほしいですね。
金山氏 リモコンを使った操作をはじめとして、いろんなところが新しくなってます。Wiiを持っている方も持っていない方も、ぜひ体験版をプレイして独特の体験を味わってほしい。ファン以外の方にもぜひプレイしていただきたいですね。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
母「昔は何十人もの男性の誘いを断った」→娘は疑っていたが…… 当時の“モテ必至の姿”が1170万再生「なんてこった!」【海外】
-
【ハードオフ】たった“1650円”のジャンク品を持ち帰ったら…… “まさかの結末”に仰天 「中古店は宝の山」
-
セリアのイス脚カバーの“じゃない”使い方に「天才ですか!?」 斬新な活用法に「めっちゃ可愛い」「探してくる!」
-
中2長女“書店で好きなだけ本を買う権”を行使した結果…… “驚愕のレシート”が1300万表示「大物になるぞ!!」「これやってみよう」
-
「やばいやばい」 ブックオフに990円で売っていた“まさかの掘り出し物”に大興奮 「ラッキーすぎる」
-
“スカイラインの墓場”に潜入したら、目を疑う光景が…… ヤバすぎる実態に衝撃走る「ここまでやる人はいない」「凄いな」
-
「腹がいたいwww」 一家で体調不良→78歳おじいちゃんの“お年玉”に爆笑 「これは本当に気持ちがこもってる」
-
100均の毛糸5色を“シェブロン編み”していくと…… うっとり美しい防寒グッズ完成に「分かりやすくてスイスイ編めた」「色のセンスも素敵!」
-
道に落ちていそうな黒い石ころ→磨いたら…… まさかの“正体”が158万再生「超すごい」「砂利に似ているのに」【海外】
-
夫婦でプラダンの二重窓をDIYしたら…… 予想以上の断熱効果に驚き「す、す、すっごい! 一番分かり易くて、可愛いくて、何より簡単そう」
- ryuchellさん姉、母が亡くなったと報告 2024年春に病気発覚 「ママの向かった場所には世界一会いたかった人がいる」
- ハードオフに1650円で売られていた“まさかの掘り出し物”→修理すると…… 見事な復活劇に「相場が上がってしまうw」
- 巨大深海魚のぶっとい毒針に刺され5時間後、体がとんでもないことに……衝撃の経過報告に大反響 2024年に読まれた生き物記事トップ5
- 北海道の用水路で“巨大な外来魚”を捕獲→さばいてみると…… 中から出てきた“ヤバすぎる物体”に大興奮「ずっと釘付け」
- 【ハードオフ】2750円のジャンク品を持ち帰ったら…… まさかの展開に驚がく「これがジャンクの醍醐味のひとつ」
- 「脳がバグる」 ←昼間の夫婦の姿 夜の夫婦の姿→ あまりの激変ぶりと騙される姿に「三度見くらいした……」「まさか」
- 幼稚園の「名札」を社会人が大量購入→その理由は……斜め上のキュートな活用術に大反響 2024年に読まれた面白記事トップ5
- 米津玄師、紅白で“205万円衣装”着用? 星野源“1270万円ネックレス”も話題…… 「凄いお値段」「びっくりした」
- 【今日の難読漢字】「手水」←何と読む?
- サバの腹に「アニサキス発見ライト」を当てたら……? 衝撃の結果に「ゾワっとした」「泣きそう」と悲鳴 その後の展開を聞いた
- ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
- パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
- 東京美容外科、“不適切投稿”した院長の「解任」を発表 「組織体制の強化に努めてまいる所存」
- ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
- 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
- イモトアヤコ、購入した“圧倒的人気車”が思わぬ勘違いを招く スーパーで「後ろから警備員さんが」
- 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
- フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
- 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
- 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」