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» 2008年10月12日 23時50分 公開

海外パビリオン─―台湾編東京ゲームショウ2008 海外パビリオン(1/2 ページ)

今年は韓国パビリオンがなくなってしまった分を補うかのように、活気があった台湾パビリオン。PCゲームも数も豊富に取りそろえており、今後日本でサービスが始まるかもしれない、完成度の高い作品もいくつか並んでいた。

[麻生ちはや,ITmedia]

ブラウザベースのかわいいカジュアルMMORPG「CANAAN」

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 XPEC Entertainmentが4台のデモ機を用意していた、MMORPG「CANAAN」は、Flashで製作されたクライアント不要のWebゲームだ。モンスターを倒して経験値とお金をため、町で武器や防具、おしゃれな装備品を買ったり、友達とチャットを楽しむという典型的なMMORPGだ。かわいいキャラクターにほのぼのした色使いを見ての通り、どちらかと言えばカジュアルゲーマーあるいはオンラインゲーム初心者をターゲットにしている。短時間ではあるが実際にプレイしてみたところ、移動や攻撃はすべてクリックで、モンスターは基本的にノンアクティブで、こちらから攻撃をしかけるとエンカウント制に切り替わる。また、エリアマップ上で行きたいところをクリックすれば、自動的に目的地まで動いてくれる親切設計だ。

 職業には近接戦闘が得意なウォーリアー、属性魔法を操るメイジ、支援スキルを持ち魔法耐性もあるプリースト、弓やボウガンを扱えるレンジャーの4つがある。アバターアイテムもネコ耳やリスの尻尾、背中にリボンの並ぶ可愛いチュニックなどがあり、一緒に戦闘に参加するペットもドラゴンにイルカに空とぶブタと、かわいいものづくめだ。キャラクターの成長バランスやコミュニケーションの取りやすさなど、もう少しじっくりプレイしてみなければ分からない点もあるが、クライアント不要の手軽さと、やりすぎないかわいいキャラクターデザインは、日本のユーザーにも十分ウケそうな気がする。

 ビジネスモデルはアイテム課金で、台湾より中国での先行サービスを予定しており、8月25日〜9月11日にはクローズドβテストも実施。年末までにはオープンβテストが行われる予定だ。それ以外の国での展開について尋ねてみたところ、残念なことに、日本より欧米での運営元を積極的に探しているそうだ。

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ついでに台湾PCゲーム市場の話も聞いてきた、INSREA GAME CENTER Corp.

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 INSREA GAME CRENTER CORPORATIONは「Genki Online」と「Sword of Legend Online」の2本を出展していたのだが、Genki Onlineは実は日本先行でサービスを開始している「ニアディア オンライン」のことだ。台湾でもようやくこの12月からサービス開始となそうだが、最新情報は日本版というわけで、こちらの話は割愛させていただく。

 「Sword of Legend Online」も背景は水墨画をイメージさせる3D、キャラクターはかわいらしい2Dとニアディアに似たスタイルのMMORPGだが、こちらはカンフーをモチーフにしたもう少し大人向けのタイトルで、台湾では2年前からサービスが始まっている。

 プレイヤーが選べる職業は、医者、パラディン、学者、盗賊、忍者、プリンセス、侠客などバリエーション豊か。さらに各職業には通常の攻撃や支援スキルに加えて、物ごいやスリ、脅しなどユニークなスキルもあるようだ。また、チームを組んで戦うバンクェットシステムや攻城戦システムもあり、1つのセールスポイントとなっているのが、「1000人のプレイヤーキャラクターが一画面にいてもラグが発生しない」ことと、さらに「1人のプレイヤーが、NPC兵士最大100人を連れて行ける」ことなんだとか。画面がキャラクターで埋め尽くされて、ラグが発生しなくとも何も見えなくなりそうだ。そのほか、結婚や生産システム、剣にのって空を飛べるシステムなどが実装されている。

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 話のついでに、今台湾で人気のあるPCゲームやPCゲーム市場について同社のディレクター Chao-Ye,Liu氏に話を聞いてみた。ぶっちぎり1位で人気があるのは、やはりBlizzard Entertainment社の「World of Warcraft」。これは世界的に見ても1位で当然のタイトルゆえに、2位以降を改めて質問してみると、「星辰オンライン(ルーセントハート)」の名前が。その次が「仙剣奇侠伝」だとか。Chao-Ye,Liu氏は「台湾国産のゲームはとても少なく、中国で開発されたゲームが市場を占めている。中国ゲームメーカーの成長はものすごい。今台湾のPCゲームメーカーがそれに打ち勝つためには、もっと政府のバックアップが必要だ。韓国のようにゲームメーカーや専門学校に対する、政府からの支援があまりになさ過ぎる」と自社タイトルを解説するときよりも、熱く語ってくれた。また、同社は海外進出も積極的に考えており、有望な国として挙げたのはタイ、マレーシア、ベトナムなどであった。

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