海外パビリオン─―台湾編:東京ゲームショウ2008 海外パビリオン(1/2 ページ)
今年は韓国パビリオンがなくなってしまった分を補うかのように、活気があった台湾パビリオン。PCゲームも数も豊富に取りそろえており、今後日本でサービスが始まるかもしれない、完成度の高い作品もいくつか並んでいた。
ブラウザベースのかわいいカジュアルMMORPG「CANAAN」
XPEC Entertainmentが4台のデモ機を用意していた、MMORPG「CANAAN」は、Flashで製作されたクライアント不要のWebゲームだ。モンスターを倒して経験値とお金をため、町で武器や防具、おしゃれな装備品を買ったり、友達とチャットを楽しむという典型的なMMORPGだ。かわいいキャラクターにほのぼのした色使いを見ての通り、どちらかと言えばカジュアルゲーマーあるいはオンラインゲーム初心者をターゲットにしている。短時間ではあるが実際にプレイしてみたところ、移動や攻撃はすべてクリックで、モンスターは基本的にノンアクティブで、こちらから攻撃をしかけるとエンカウント制に切り替わる。また、エリアマップ上で行きたいところをクリックすれば、自動的に目的地まで動いてくれる親切設計だ。
職業には近接戦闘が得意なウォーリアー、属性魔法を操るメイジ、支援スキルを持ち魔法耐性もあるプリースト、弓やボウガンを扱えるレンジャーの4つがある。アバターアイテムもネコ耳やリスの尻尾、背中にリボンの並ぶ可愛いチュニックなどがあり、一緒に戦闘に参加するペットもドラゴンにイルカに空とぶブタと、かわいいものづくめだ。キャラクターの成長バランスやコミュニケーションの取りやすさなど、もう少しじっくりプレイしてみなければ分からない点もあるが、クライアント不要の手軽さと、やりすぎないかわいいキャラクターデザインは、日本のユーザーにも十分ウケそうな気がする。
ビジネスモデルはアイテム課金で、台湾より中国での先行サービスを予定しており、8月25日〜9月11日にはクローズドβテストも実施。年末までにはオープンβテストが行われる予定だ。それ以外の国での展開について尋ねてみたところ、残念なことに、日本より欧米での運営元を積極的に探しているそうだ。
ついでに台湾PCゲーム市場の話も聞いてきた、INSREA GAME CENTER Corp.
INSREA GAME CRENTER CORPORATIONは「Genki Online」と「Sword of Legend Online」の2本を出展していたのだが、Genki Onlineは実は日本先行でサービスを開始している「ニアディア オンライン」のことだ。台湾でもようやくこの12月からサービス開始となそうだが、最新情報は日本版というわけで、こちらの話は割愛させていただく。
「Sword of Legend Online」も背景は水墨画をイメージさせる3D、キャラクターはかわいらしい2Dとニアディアに似たスタイルのMMORPGだが、こちらはカンフーをモチーフにしたもう少し大人向けのタイトルで、台湾では2年前からサービスが始まっている。
プレイヤーが選べる職業は、医者、パラディン、学者、盗賊、忍者、プリンセス、侠客などバリエーション豊か。さらに各職業には通常の攻撃や支援スキルに加えて、物ごいやスリ、脅しなどユニークなスキルもあるようだ。また、チームを組んで戦うバンクェットシステムや攻城戦システムもあり、1つのセールスポイントとなっているのが、「1000人のプレイヤーキャラクターが一画面にいてもラグが発生しない」ことと、さらに「1人のプレイヤーが、NPC兵士最大100人を連れて行ける」ことなんだとか。画面がキャラクターで埋め尽くされて、ラグが発生しなくとも何も見えなくなりそうだ。そのほか、結婚や生産システム、剣にのって空を飛べるシステムなどが実装されている。
話のついでに、今台湾で人気のあるPCゲームやPCゲーム市場について同社のディレクター Chao-Ye,Liu氏に話を聞いてみた。ぶっちぎり1位で人気があるのは、やはりBlizzard Entertainment社の「World of Warcraft」。これは世界的に見ても1位で当然のタイトルゆえに、2位以降を改めて質問してみると、「星辰オンライン(ルーセントハート)」の名前が。その次が「仙剣奇侠伝」だとか。Chao-Ye,Liu氏は「台湾国産のゲームはとても少なく、中国で開発されたゲームが市場を占めている。中国ゲームメーカーの成長はものすごい。今台湾のPCゲームメーカーがそれに打ち勝つためには、もっと政府のバックアップが必要だ。韓国のようにゲームメーカーや専門学校に対する、政府からの支援があまりになさ過ぎる」と自社タイトルを解説するときよりも、熱く語ってくれた。また、同社は海外進出も積極的に考えており、有望な国として挙げたのはタイ、マレーシア、ベトナムなどであった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
「クレオパトラみたい」と言われ傷ついた55歳女性→カット&パーマで大変身! 「本当にびっくり」「素敵なマダムに」
-
伝説の不倫ドラマ「金曜日の妻たちへ」放送から41年、キャストの現在→75歳近影が「とても見えません」と話題
-
余りがちなクリアファイル、“じゃないほう”の使い方で食器棚がまさかのスッキリ 「目からウロコ」「思いつかなかった!」と反響
-
七五三で刀を持っていた少年→20年後には…… “まさかの進化”に「好きなもの突き進んでかっこいい!」
-
野良猫が窓越しに「保護してください」と圧をかけ続け…… ひしひし感じる強い意志と表情に「かわいすぎるw」「視線がすごい」
-
「あのお客さんに幸あれっ!」 小銭の出し方が完璧な“神客”にレジ店員感激 会計がスムーズになる配慮が参考になる
-
「こういうの好き」 割れたコップの破片を並べたら…… “まさかの発想”で息を飲むアート作品に 「すごいセンス良い」「前向きな考え」
-
50代女性「モンチッチみたいにしてほしい」→美容師がプロのワザを見せ…… 別人級の変身に「めっちゃお洒落」「すごい!」
-
「これが免許証の写真???」 コスプレイヤーが公開した“信じられない”免許証が話題 コスプレ姿との比較に「両方とも可愛いすぎる」
-
大型犬が18年間、ドアを開け続けた結果……そうはならんやろな驚きの末路に「どうしたらこんな風になるのよ」の声
- ネットで大絶賛「ブラウニー」にカビ発生 業務スーパーに7万箱出荷…… 運営会社が謝罪
- 「全く動けません」清水良太郎がフェスで救急搬送 事故動画で原因が明らかに「独りパイルドライバー」「これは本当に危ない!!」
- トラックがあおり運転し車線をふさいで停車…… SNSで拡散の動画、運転手の所属会社が謝罪
- 「ヤヴァすぎる!!」黒木啓司、超高級外車の納車を報告 新車価格は5000万円超 2023年にはフェラーリを2台購入
- そうはならんやろ “ドクロの絵”を芸術的に描いたら…… “まさかのオチ”に「傑作」の声【海外】
- 「ウソだろ?」 ハードオフに3万円で売っていた“衝撃の商品”に思わず二度見 「ヤバいことになってる」
- 「結局こういう弁当が一番旨い」 夫が妻に作った弁当に「最強すぎる!」「絶対美味しいビジュアル」
- “メンバー全員の契約違反”をライブ後に発表 異例の脱退騒動背景を公式が釈明「繋がり行為などではなく」
- 「言われる感覚全く分からない」 宮崎麗果、“第5子抱いた服装”に非難飛び……夫・黒木啓司は「俺が言われてるのかな?」
- 大沢たかお、広大プールを独り泳ぐ“バキバキ姿”が絵になり過ぎ 盛り上がる筋肉の上半身に「50代とは思えない」「彫刻みたい」
- “緑の枝付きどんぐり”をうっかり持ち帰ると、ある日…… とんでもない目にあう前に注意「危ないところだった」
- 「しまむら」に行った58歳父→買ってきたTシャツが“まさかのデザイン”で3万いいね! 「同じ年だから気持ちわかる」「欲しい!」
- 友人に「100円でもいらない」と酷評されたビーズ作家、再会して言われたのは…… 批判を糧にした作品が「もはや芸術品」と490万再生
- 高校3年生で出会った2人が、15年後…… 世界中が感動した姿に「泣いてしまった」「幸せを分けてくださりありがとう」【タイ】
- 「ま、まじか!!」 68歳島田紳助、驚きの最新姿 上地雄輔が2ショット公開 「確実に若返ってる」とネット衝撃
- 荒れ放題の庭を、3年間ひたすら草刈りし続けたら…… 感動のビフォーアフターに「劇的に変わってる」「素晴らしい」
- 食べた桃の種を土に植え、4年育てたら…… 想像を超える成長→果実を大収穫する様子に「感動しました」「素晴らしい記録」
- 「天才!」 人気料理研究家による“目玉焼きの作り方”が目からウロコ 今すぐ試したいライフハックに「初めて知りました!」
- 「エグいもん売られてた」 ホビーオフに1万1000円で売られていた“まさかの商品”に「めちゃくちゃ欲しい」
- 義母「お米を送りました」→思わず二度見な“手紙”に11万いいね 「憧れる」「こういう大人になりたい」と感嘆の声