味方も敵もオトメづくし――シューティングの名シリーズ最新作ではゴージャスな戦いが味わえる「オトメディウスG(ゴージャス!)」レビュー(1/2 ページ)

横スクロールシューティングの代名詞ともいえる「グラディウス」シリーズの最新作がXbox 360で登場。萌えとネットワーク通信、やり込み要素を取り入れた本作に、新たなシューティングゲーム時代の幕開けを感じた。

» 2008年11月21日 14時50分 公開
[雛見沢秀一,ITmedia]

 2007年10月からアーケードで正式稼働スタートした「オトメディウス」は、今までになかったシステムと要素によって、シューティングゲーム(以下、STG)業界に新風を巻き起こした。e-AMUSEMENT PASSを使うことで、ステージクリア時に手に入る経験値で100種類以上ある自機の武器を自由に選べたり、スコアを競ってランキングバトルが楽しめるなど、ネットワークによるサービスが楽しめる。

 また、キャラクターデザインには、「アーケードゲーマーふぶき」や「ケロロ軍曹」の原作者である吉崎観音氏を起用しており、吉崎氏が描く美少女ヒロインたちを育てられるという、萌えとやり込み要素が合わさったSTGだった。そんなオトメディウスが、Xbox 360用ソフト「オトメディウスG(ゴージャス!)」となって、11月20日に発売された。

Xbox 360版はココがゴージャス!

 オトメディウスGでは、アーケード版の“シングルミッション”と“バーサスミッションLIVE”が備わった“オリジナルモード”に加え、“ゴージャスモード”が楽しめる。ゴージャスモードは、ステージの数がオリジナルモードでは4つだったのに対して、6つに増えているのが特徴で、獲得したスコアが“gt(ポイント)”となる。このgtをショップで使うと、武器を増やすことができるのだ。

 なお、先に挙げたのはあくまで大きな部分で、バースト(STGにおけるボムのようなもの)が使えなかったり、シールドはパワーアップカプセルで追加しなければいけないなど、オリジナルモードと異なる部分は数多く存在する。

photo 画面の比率が4:3から16:9になっているのもゴージャスモードの特徴。アーケードで遊んでいたファンにとってはかなり見やすくなった
photo ショップでは武器の購入のほかにも、マーケットプレースに接続してBGMや各種イラストなども購入できる

 では次に、ゲームの流れを説明していこう。


 ――惑星グラディウスと亜時空星団バクテリアンとの激戦から数千年後。21世紀の地球では、宇宙から訪れた敵・バクテリアンに襲われていた! 聖グラディウス学園に通う女の子・空羽亜乃亜(あおば あのあ)たちは、秘密時空組織“G”の兵器“ライディングバイパー”を駆る“天使”として、バクテリアンとの熾烈なバトルを繰り広げるのだった。


 まずは出撃の準備として6人の中から自機を選択する。萌えライターとしてこの選択は、“恋愛ゲームで一番最初に誰を攻略するか?”と考えるようなものだ。最初はメインヒロインから攻略するのが筆者のセオリーということで、空羽亜乃亜を選んでみた。

 次はステージ選択だ。東京や南極など4つのステージがあり、全3ステージが遊べる。ゲームが進むにつれて、各ステージの難易度変更が可能となる。ちなみに、ゴージャスモードはオリジナルモードのようなステージ選択制ではなく、ひとつずつステージを攻略していくことになる。

photophoto ライディングバイパーの“ビックバイパー”を駆る亜乃亜。初期装備や能力など、どんな状況にも対応しやすいオールラウンダーな女の子だ。キャラクターごとに装備や能力が違うので、自分の使いやすいキャラクターを探すべし

photophoto ゲーム中に手に入るエレメントでは、自機の“st(育成ポイント)”をアップしたり、新たなステージが遊べるようになったり、高度な武器を入手できるようになる

photophotophoto ステージ最後に待ち構えるボスも、かわいい女の子として描かれている

photo ステージをクリアすると戦績が発表される。どうやら筆者はシューティングが恐ろしくヘタらしく、戦績はことごとくEランク。む、難しい……

 ちなみに複数人で遊ぶ場合、オリジナルモードではコナミの歴代STGに出てきたボスと戦う“バーサスミッション”が、ゴージャスモードでは各ステージをほかのプレイヤーと協力して攻略する“マルチプレイ”が楽しめる。どちらも最大3人で遊ぶことが可能だ。

(C)2008 Konami Digital Entertainment
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