ゲームあるところハドソンあり――APP Storeから生まれた“ブランド”の全貌に迫る(2/2 ページ)
大人も子供も、みんなのクレヨンお絵かきを再現――「クレヨン・フィジックス Deluxe」
- クレヨン・フィジックス Deluxe(iPhone・iPod touch/600円)
※このリンクはiTunes STOREに繋がります
北米「INDEPENDENT GAMES FESTIVAL」で金賞を受賞したPC版2D物理パズルゲームが、ついにiPhone/iPod Touchに登場!指で画面をなぞって絵を描けば、その絵が物体として落下する。ボールを移動させて、星に当てればゴールだ。オリジナルの面も作成できるので、作った面を友達にチャレンジさせてみる、なんてこともできる。
唯一のニコリ公認「数独」アプリ――「nikoli SUDOKU(数独) Free」、「nikoli SUDOKU(数独) Vol.01〜04」
- nikoli SUDOKU(数独) Free(無料)
- nikoli SUDOKU(数独) Vol.01(iPhone・iPod touch/700円)
- nikoli SUDOKU(数独) Vol.02(iPhone・iPod touch/700円)
- nikoli SUDOKU(数独) Vol.03(iPhone・iPod touch/700円)
- nikoli SUDOKU(数独) Vol.04(iPhone・iPod touch/700円)
※このリンクはiTunes STOREに繋がります
日本のニコリ社によって生み出され、世界中で愛されている数字パズル「数独」。そのニコリ社から正式ライセンスを受けた唯一のAPPが本作。数字配列の美しさ、たったひとつの解答を導き出していくプロセスの面白さなど、問題そのものの完成度の高さが自慢だ。
流体シミュレーションで癒される――「AQUA FOREST Powerd by OctaveEngine™ Casual Hudson」
- AQUA FOREST Powerd by OctaveEngine™ Casual Hudson(iPhone・iPod touch/900円)
※このリンクはiTunes STOREに繋がります
流体シミュレーションのエンジンを応用した癒し系ゲーム。本作で取り扱うのは四角いブロックなどではなく、物理法則に則って流れ落ちる液体。これを目的地へと移動させる「Puzzle」と、多数のオブジェクトを自由に配置して楽しむ「Free」の2つが楽しめる。
カジュアルに楽しむプチプチ系――「うひうひキャノンボール」
- うひうひキャノンボール(iPhone・iPod touch/115円)
※このリンクはiTunes STOREに繋がります
バウンドし続けるターゲットを撃って分裂させプチプチと消してくという懐かしテイストのシューティング&アクションゲーム。不思議なキャラクター「うひうひ」のポップな世界観が特長で、カジュアルに楽しめるものとなっている。フリックor傾き操作に対応。
和のカードゲームをタッチパネルで――「花札狂」
- 花札狂(iPhone・iPod touch/700円)
※このリンクはiTunes STOREに繋がります
本格的な「こいこい」が楽しめる花札ゲーム。ステージには1月〜12月まで季節が設定されており、和テイストの音楽が真剣勝負を盛り上げる。役を覚えきれない初心者のための補助機能や、難易度・各種ローカルルールの設定、ルール解説なども入った本格派だ。
ゲームの枠に捕われないアプリ
あなた、後ろに誰か居ますよ?――「幽写機(Haunted Pics)」
- 幽写機(Haunted Pics)(iPhone/115円)
※このリンクはiTunes STOREに繋がります
「Do the Hudson!!」で配信中の動画「Touch Trix」シリーズから生まれたアプリ。iPhoneの内蔵カメラを使っていわゆる「心霊写真」が撮影できる。ホラータッチの正統派(?)心霊写真から、可愛らしいゴースト写ったものまで何が写るかは写してみるまで分からない!
女性誌との異色コラボアプリ――「Hanako side-B」
- Hanako side-B(iPhone・iPod touch/無料)
マガジンハウスが発行する雑誌「Hanako」とのコラボから生まれたアプリ。「Hanako」の発売日や、自分で設定した記念日、「今日は何の日?」といった情報を教えてくれたり、ライター陣のコラムなどが読める同誌サイトへのショートカットにもなっている。
Do the Hudson!!とは?
ハドソンのiPhone/iPod touchへの取り組みで象徴的なのが、iPhone/iPod touchユーザー向けサイト「Do the Hudson!!(β)」。なんとこのサイトが開設されたのは日本でiPhoneが発売されるかどうかも未定だった2007年12月だというから、その慧眼には恐れ入る。そして同サイトのオープン当初からのキラーコンテンツとなっているのが、動画「Touch Trix」シリーズだ。
「Touch Trix」シリーズはiPhone/iPod touchを使ってちょっとした手品をするための動画ファイルで、液晶に銃弾が撃ち込まれ壊れてしまう(ように見える)「バレット」や、アイコンが溶けてなくなってしまう(ように見える)「メルティング」など12月10日の時点で7種類が配信されており(いずれも無料)、今後も随時追加予定となっている。
また往年のゲームファンには、これら「Touch Trix」をデモンストレーションしているのが、高橋名人その人である点も見逃せないポイントだ。もちろん今回紹介したアプリのプレイ動画や、Webアプリ、オリジナルの動画コンテンツ、高橋名人ブログへのリンクなど他のコンテンツも多彩で、iPhone/iPod touchユーザーならブックマークに入れておいて損のないものといえる。
最後に
ハドソン製APPにはもうひとつ特長がある。Appleが最初のSDKを公開したのが1年ほど前。老舗ゲームメーカーとしての資産があったにせよ、これほどハイペースでソフトをリリースすることは異例であり、至難の業だったに違いない。事実iPhone/iPod touch参入を表明した大手ゲームメーカーであっても、いまだ1本もリリースできていない企業も多いのだ。早ければいいというものではないだろうが、「ハドソン製APPは待たせない」というのは大きな魅力ではないだろうか。
ハドソンは今期中にさらに5本程度のアプリをリリース予定であることがアナウンスされており、また遠からずハドソンのお家芸ともいえるシューティングゲームなど、看板タイトルの投入も検討されているという。
おそらくそれは遠からず実現され、iPhone/iPod touchをますます魅力的な端末にしてくれるに違いない。20年以上前、任天堂のファミリーコンピュータに最初に参入し一躍大手ゲームメーカーの仲間入りを果たしたハドソン。iPhone/iPod touchにも真っ先に参入し、いまひとつの世界的ブランドを形成しようとしている。
「BOMBERMAN TOUCH-The Legend of Mystic Bomb-」(C)2008 HUDSON SOFT
「キャッチザエッグ」(C)2008 HUDSON SOFT
「ネオサメガメ」(C)2008 HUDSON SOFT
「パズループ」(C)2008 HUDSON SOFT/MITCHELL (C)1998 PUZZLOOP MITCHELL
「クレヨン・フィジックス Deluxe」(C)Kloonigames. Licensed exclusively to Hudson Soft for Apple iPhone and iPod touch/(C)HUDSON SOFT
「SUUDOKU」(C)2008 nikoli (C)2008 HUDSON SOFT
「アクアフォレスト」(C)2008 Prometech Software,Inc. (C)2008 HUDSON SOFT
「うひうひキャノンボール」(C)2008 HUDSON SOFT
「花札狂」(C)2008 HUDSON SOFT
「幽写機(Haunted Pics)」(C)2008 HUDSON SOFT
「Hnarako Side-B」(C)MAGAZINE HOUSE, Ltd. (C)2008 HUDSON SOFT
関連記事
- 「世の中を変えるような」――ハドソンがiPod touchアプリ大量投入計画
ハドソンの高橋名人がアップルストア銀座店でiPod touch/iPhone向けサイト「Do the Hudson!!」を紹介。20種類以上のiPod touch/iPhone用ネイティブアプリを提供することも明らかに。 - 松村太郎のiPhone生活:ゲーム:第9回 液体と物理と「森の精」に癒される──「AQUA FOREST」
今回のご紹介はハドソンの「AQUA FOREST Powered by OctaveEngine Casual」。通常はApp Storeで900円で販売されているが、東京ゲームショウ開催期間中(10月9日から12日)はなんと無料で提供されている。このアプリは、森の中で、液体と物理的な法則に親しむだけのゲームだが、これが何とも心地よく、癒されるのだ。 - 目指すは米国App Storeナンバー1──ハドソン 柴田氏が語る「iPhoneアプリにかける思い」
国内の大手ゲームベンダーの中でも、特に積極的にiPhoneアプリをリリースしているハドソン。同社はiPhoneをどうとらえ、どのような可能性を見いだしているのだろうか。発売当初から「めちゃめちゃおもしろいデバイスとして注目していた」というハドソンの柴田真人氏に聞いた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
提供:株式会社ハドソン
企画:アイティメディア営業本部/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2008年2月1日