ちょっとリッチでセレブなゲームリゾート「Home」へ遊びに行ってきました日々是遊戯

12月11日より、全世界同時にサービスが開始された「PlayStation Home」。そこには、プレイステーション 3ユーザーだけに開放された、ちょっとリッチでセレブなリゾート地が広がっていた。

» 2008年12月18日 14時18分 公開
[池谷勇人,ITmedia]

「セカンドライフ」が世界なら、「Home」はテーマパーク

アバターのデザインはちょっとバタ臭い。なるべくリアルに近づけようとがんばってみたが、なんとなく残念な感じに

 12月11日(木)より、いよいよオープンβサービスがスタートした、プレイステーション 3の新サービス「PlayStation Home」(以下、Home)。これまでクローズドβテスターの追加抽選にことごとくハズれ続けていた筆者も、これでようやく大手を振ってプレイできるようになった。

 発表当初は、“PS3版セカンドライフ”などと表現された「Home」だが、実際に触ってみると「セカンドライフ」とはだいぶ印象が違った。まるごと“世界”を再現しているような自由度と広大さがウリだった「セカンドライフ」に対し、「Home」の楽しさはどちらかと言えば、外界から切り離されたテーマパークに通じるものがある。

 緑と石畳に囲まれた広場では、そこかしこで最新ゲームの映像が流れ、シアターやカフェに行けば、あちこちでゲーム好きな人たちがダンスに興じたり、ゲームの話題に花を咲かせてたりしている。「ゲームスペース」と呼ばれるゲームセンターのような施設もあって、そこではボウリングやダーツといったリアルなゲームのほか、「パックマン」や「ゼビウス」といった懐かしのアーケードゲームで遊ぶことも可能。細部まで作り込まれた仮想空間のクオリティもさすがの一言で、行ける範囲は「セカンドライフ」ほど広くないものの、かわりに隅々まで制作者のこだわりとメンテナンスが行き届いた安心感がある。“PS3ユーザーのために作られた会員制高級リゾート地”といった印象で、とにかく居心地がいい。


一人ひとりに与えられる「マイホーム」は、Home内で入手・購入した家具を使って自由にカスタマイズすることができる

 ただ、「Home」自体はあくまでコミュニケーションの「場」であって、これ自体を「ゲーム」として楽しもうとすると、ちょっと物足りなさを感じるかもしれない。将来的には、とりあえずログインすればどこかに知り合いがいて、そこから誘い合わせて「じゃあ今日はコレで遊ぼっか」といった感じで他のゲームを起動する――という、いわば“ビジュアルロビー”的な使われ方が「Home」の理想像だと思うのだが、そのためには「なんとなく毎日ログインしたくなる何か」がもうちょっと欲しい(せめて「トロステ」がHome上から見られれば……!)。現状ではひととおりあちこち回ってそれで満足、という人も多そうだ。

 とは言え現状でもフレンドの多い人や、チャット好きな人なら十分すぎるほど楽しめるし、正式サービスに伴いオープンした「SIREN」「みんなのGOLF」専用ラウンジのように、今後もコンテンツについてはより充実していくものと思われる。ひとまず正式サービスまではこぎ着けたが、まだまだこれから進化していくサービスだと思うので、今後も引き続き動向に注目していきたいところだ。


テラスからは港と桟橋が一望できる。グラフィックは美しく、どこかのリゾート地へ遊びに来たような感覚をおぼえる
ホームスクエアのあちこちに貼られたゲームのポスター。なんとなくオシャレに見えてしまうから不思議
各所に設置されたスクリーンでは、最新ゲームのプロモーション映像などが常に流れっぱなしになっている

ボウリングやダーツ、懐かしのアーケードゲームなど、様々なゲームが楽しめる「ゲームスペース」
「シアター」内には4つのルームがあり、それぞれ最新のゲーム映像を巨大スクリーンで視聴することができる
アバター用の洋服やアクセサリ、マイホーム用の家具などを購入することができる「マーケットプレイス」
(C)Sony Computer Entertainment.Inc
(C)2008 Sony Computer Entertainment Inc.All rights reserved.
(C)2008 Sony Computer Entertainment Inc.
(C)2008 NBGI


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2405/01/news077.jpg ミュージカル『ディズニー くまのプーさん』、舞台が見えづらいとの指摘に謝罪 「視認性の改善を講じる」
  2. /nl/articles/2404/30/news015.jpg 【今日の計算】「500×99」を計算せよ
  3. /nl/articles/2404/30/news156.jpg 「葬送のフリーレン」の勇者一行、ネモフィラ畑に現る 名場面にちなんだコスプレが「これを花畑を出す魔法か」と23万いいね
  4. /nl/articles/2402/21/news158.jpg 業務スーパーの“高コスパ”人気冷凍商品に「基準値超え添加物」 約1万5000個販売……自主回収を実施
  5. /nl/articles/2405/01/news092.jpg “スケスケ成人式コーデ”が物議のモデル、「3度見される服」を披露 「コレは見ちゃうわ」「洗っても大丈夫なのか」の声
  6. /nl/articles/2405/01/news095.jpg 秋元康、AKB48卒業の柏木由紀に送った手紙が物議 “冒頭の一文”に「昭和丸出し」「嫌すぎる」
  7. /nl/articles/2405/01/news014.jpg 1歳娘、ちょっと目を離したら衝撃の光景が……! リアル過ぎるワンオペ現場が190万再生「わかりみすごすぎです」
  8. /nl/articles/2404/29/news009.jpg 天井裏から変な音がする→スマホを突っ込んで撮影したら…… 映った“とんでもねぇ”モノに「恐ろしい」「何これ」と騒然の196万表示!
  9. /nl/articles/2403/21/news104.jpg 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  10. /nl/articles/2405/01/news011.jpg 息子「あしたから下敷きいるって」母「ええやつあるで(ドヤ」 母の愛がつまった手作り下敷きに「なにこれめっちゃほしい!」と注目集まる
先週の総合アクセスTOP10
  1. 釣りに行こうとしたら、海岸に子猫が打ち上げられていて…… 保護後、予想だにしない展開に「神様降臨」「涙が止まりません」
  2. 身長174センチの女性アイドルに「ここは女性専用車両です!!!」 電車内で突如怒られ「声か、、、」と嘆き 「理不尽すぎる」と反響の声
  3. しぶとい雑草“ドクダミ”を生やさない超簡単な方法が115万再生! 除草剤を使わない画期的な対策に「スゴイ発見」
  4. 天井裏から変な音がする→スマホを突っ込んで撮影したら…… 映った“とんでもねぇ”モノに「恐ろしい」「何これ」と騒然の196万表示!
  5. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  6. 誰も教えてくれなかった“裁縫の裏ワザ”が目からウロコ 200万再生のライフハックに「画期的」と称賛【海外】
  7. 「電車の中で見ちゃダメ」「笑ったww」 実家からLINE「子ヤギがすばしっこくて捕まらない」→送られてきた衝撃姿が320万表示!
  8. 顔の半分は童顔メイク、もう半分の仕上がりに驚がく 同一人物と思えない半顔メイクが860万再生「凄いねメイクの力」
  9. 元「AKB48」メンバー、整形に250万円の近影に驚きの声「整形しすぎてて原型なくなっててびびった」
  10. スーパーで買ったレモンの種が1年後…… まさかの結果が635万再生「さっそくやってみます」「すごーい!」「手品みたい」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 庭に植えて大後悔した“悪魔の木”を自称ポンコツ主婦が伐採したら…… 恐怖のラストに「ゾッとした」「驚愕すぎて笑っちゃいましたw」
  2. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  3. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  4. 「歩行も困難…言動もままならず」黒沢年雄、妻・街田リーヌの病状明かす 介護施設入所も「急激に壊れていく…」
  5. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 釣りに行こうとしたら、海岸に子猫が打ち上げられていて…… 保護後、予想だにしない展開に「神様降臨」「涙が止まりません」
  8. 身長174センチの女性アイドルに「ここは女性専用車両です!!!」 電車内で突如怒られ「声か、、、」と嘆き 「理不尽すぎる」と反響の声
  9. 築152年の古民家にある、ジャングル化した水路を掃除したら…… 現れた驚きの光景に「腰が抜けました」「ビックリ!」「先代の方々が」
  10. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評