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» 2008年12月24日 14時09分 公開

つぷつぷ感がたまらない、PS3用ワイヤレスキーパッドを試してみる日々是遊戯

プレイステーション 3に“履かせて”使用することができる、ワイヤレスキーパッドが12月18日、ソニー・コンピュータエンタテインメントより発売となった。さて、その使い心地は?

[池谷勇人,ITmedia]

パンツではありません

 その特徴的な外見から、一部ユーザーの間では「どう見てもパンツです。本当にありがとうございました」などと発表当初からネタにされていた、プレイステーション3 用のワイヤレスキーパッドが12月18日、ソニー・コンピュータエンタテインメントより発売となった。

 本製品は、PS3用コントローラ(SIXAXIS、デュアルショック3)に、文字通り“履かせて”使用することができる、小型のキーパッドデバイス。外見はともかく、これまでソフトキーボードで文字入力を行っていた“パッド派”の中には、「こんなアイテムを待っていた」というユーザーも多いことだろう。

 実際に使ってみたところ、キーのストロークはかなり浅めで、独特のプチプチというクリック音がある。触った印象としては、もっとも近いのはたぶん初代W-ZERO3のフルキーボードだろう。キー自体は小さいものの、丸みを帯びた形状やほどよいキーピッチのおかげで、比較的手の大きな筆者でも、特に打ちにくさは感じなかった。FとJキーには、ホームポジションを示すポッチもついており、慣れれば手元を見なくても入力可能。さすがに普通のキーボードには及ばないが、それでもソフトキーボードでの入力に比べれば格段に素早くチャットを行うことができた。いちいちコントローラを置いて、キーボードに手を伸ばす時間を考えると、短いメッセージのやりとり程度ならキーボードよりもこちらを使った方が便利かもしれない。

 ただ、もうひとつの機能である「タッチパッドモード」についてはイマイチな印象を受けた。本製品では、キーボード下にある「タッチパッドボタン」を押すことで「タッチパッドモード」に切り替わり、キートップを指でなぞるだけで、マウスと同様の操作できるようになる――という便利な機能が付いているのだが、いざ使ってみると、細かな操作にはまったく向いていないようで、思ったとおりにポインタが動いてくれずやきもきさせられることの方が多かった。ブラウジング中でも、リンクやボタンになかなかポインタが合ってくれず、おとなしく方向キーやアナログスティックを使った方が早かった――という罠につい陥りがち。こちらの機能については、あくまで補助的なものと考えた方がいいだろう。

 とは言え、文字入力についてだけ見れば、これがあるとないとでは格段にチャットのスピードが変わってくる。純粋にスピードだけを求めるなら、もちろんフルキーボードがあるにこしたことはないが、筆者のようにPC用モニタにPS3を接続していて、これ以上机の上にキーボードを散乱させたくないという人、またいちいち文字入力のたびにパッドとキーボードを持ち代えるのが面倒、という人にとっては、カユいところにピンポイントで手が届く貴重なアイテムと言える。ちょうどPlayStation Homeもスタートしたことだし、手ごろな(値段的にはあまり手ごろではないが)入力デバイスが欲しい、という人は選択肢に入れてみてはいかがだろうか。

価格は5500円(税込)と、キーボードとしてはややお高めな部類
こちらが“履かせる”前の状態。パンツと言われるのも分からなくもない
こちらが履かせたところ。PS3のパッドにピタリとはまるデザインだ

キーの配列はこんな感じ。キートップがそのままタッチパッドになるのは新鮮
実際に入力しているところ。指の大きな筆者でも、ぷちぷち快適に打っていける
PS3以外のBluetooth対応機器と接続することもできる

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