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夜の大都会をシネマティックに走り抜ける漆黒の忍者――最先端のニンジャアクションをXbox 360で「NINJA BLADE」プレイインプレッション(1/3 ページ)

フロム・ソフトウェアの「NINJA BLADE」は、近未来の東京をニンジャが疾走するシネマティックアクション。都庁で、ヒルズで、東京タワーで、忍者が飛び跳ね、宙を舞い、モンスターを切り刻む! そんな最先端のニンジャアクションを、一足早くプレイしました。

» 2009年01月13日 00時00分 公開
[仗桐安,PR/ITmedia]
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ニンジャが主人公のシネマティックアクション

 忍者ゲームと言えば、皆さんは何を思い出すだろうか――。

 ファミコンの時代から忍者をモチーフにしたゲームは数多くリリースされてきた。筆者がパッと思いつくだけでも「忍者じゃじゃ丸くん」、「影の伝説」、「忍者くん」、「忍者龍剣伝」、「天誅」、「NINJA GAIDEN」などが挙げられる。キャラクターゲームも含めれば「忍者ハットリくん」「ミュータント・タートルズ」や「NARUTO」シリーズなど、さらにタイトル数は増えるだろう。

 そんな忍ゲー(と勝手に略してしまったけども)のラインアップに、この冬、新たなタイトルが追加される。それがXbox 360でリリースされるフロム・ソフトウェアの「NINJA BLADE」だ。

 本作は、Xboxで好評を博した「O・TO・GI」、「O・TO・GI〜百鬼討伐絵巻」、「メタルウルフカオス」を開発したチームが贈る、新機軸のアクションゲーム。アクション映画をプレイするような体験が得られる、という意味合いで“シネマティックアクションゲーム”と銘打っている。

 今までにも映画的手法が取り入れられたり、映画のような体験ができることをウリにしたゲームは多く存在した。ここであえて“シネマティック”と断言してみせる本作は、いったいどんな風にシネマティックなのだろうか。そして忍者ゲームの先輩たちが大勢いる中で、本作が見せる新しいニンジャアクションはいかなるものなのか。発売を先取りしてガッツリとプレイさせていただいたので、本作の魅力についてお伝えしていこう。

ニンジャ+近未来+バイオホラー? 2015年の東京は大変なことになってます

2015年の東京が舞台だ

 本作は“忍者モノ”ではあるが、同時に“近未来モノ”にして“バイオホラー”の要素も持ち合わせている。時代設定は2015年。もろに近未来だ。そして凶悪な寄生虫に寄生されてモンスターと化した人間や、突然変異で巨大化、凶暴化した虫のバケモノたちが敵として登場するのだ。


寄生虫に寄生された人間はモンスター化してしまう
こんなバケモノも襲ってくる!

 北アフリカの「グラウンド・アルファ」で発見された「アルファ・ワーム」という寄生虫が、事の発端。宿主をモンスターに変貌させるこの寄生虫がアフリカからアジア大陸を横断し、ついに東京にも新たな感染が確認されてしまう。東京壊滅までのタイムリミットが算出される絶望的な状況で、「アルファ・ワーム」の脅威に立ち向かう1人の男がいた。それが本作の主人公であるケン・オガワだ。

 ケン・オガワは、日系アメリカ人にして、幼い頃から忍者としての修行をしてきた生粋の忍者。国際災害対応機関「GUIDE」の隊員として東京に送り込まれる。いくら忍者としての力が優れていても、恐ろしい感染力で東京中を飲み込もうとしている寄生虫を相手に1人で戦うなんて無謀な話だが、そこはハリウッド映画的なノリで「1人のスーパーヒーローが信じられない力で危機的状況を打破していく」という展開が描かれていく。物語はケンを中心に、カンベエ・オガワ(ケンの父親でもあり、師でもある)、クロウ・サカモト(ケンのチームメイト)、マイケル・ウィルソン(国際災害対応帰還GUIDEの長官)などが絡み、“ニンジャ”と“SFホラー”という要素が融合した、奇妙なテイストを味わうことができる。

ケン・オガワ
ケンの父、カンベエ
GUIDE長官、マイケル・ウィルソン

 ちなみに、本作の設定で筆者が気に入ったのは、実際の東京が舞台である、ということ。新宿や六本木の高層ビル群を駆け抜けるニンジャアクションは、それらの風景になじみがあれば、さらに面白みを感じられるだろう。完全に東京を再現しているわけではないし、2015年という設定もあってか、今よりさらに高層ビルの数が増えているようなロケーションではあるが、都庁ビル、パークハイアット、六本木ヒルズ、首都高速道路、国会議事堂や東京タワーなど、「あ、見たことある!」と思わずつぶやいてしまいそうな建造物がいくつも登場する。ヘリコプターで新宿を見下ろしながらモンスターと戦ったり、東京タワーから落下しながらの戦闘があったりと、東京中を何でもありなアクションで渡っていく、ちょっとした観光的楽しみもある。もちろんそれらを描くグラフィックは、Xbox 360の描画能力を生かした精緻にして秀麗なものだ。

東京の名所(?)の数々がゲーム内で再現されている

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提供:株式会社フロム・ソフトウェア
企画:アイティメディア営業本部/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2009年1月28日