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夜の大都会をシネマティックに走り抜ける漆黒の忍者――最先端のニンジャアクションをXbox 360で「NINJA BLADE」プレイインプレッション(3/3 ページ)

» 2009年01月13日 00時00分 公開
[仗桐安,PR/ITmedia]
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武器や見た目のカスタマイズで、あなた好みのケン様に

 本作は、ミッション形式でプレイが進行する。各ミッションでケンに目的が与えられるので、プレイヤーはその目的を遂行するために深夜の東京を突き進む。行く手には寄生虫のせいでモンスターになってしまった人間や巨大化した動物、虫などが立ちはだかる。ミッションごとにボスと呼ぶべきモンスターが存在し、そのモンスターを完全に駆逐すればミッションクリアだ。

 敵を倒したりオブジェクトを破壊して得られる赤い血晶は、強化血晶と呼ばれるもので、武器や忍術のレベルアップに必要なアイテム。各ミッションの冒頭にあるブリーフィング画面はもちろん、プレイ中にもBACKボタンを押して表示するメニューからその場で強化可能だ。武器や忍術を強化することで攻撃力がアップするだけでなく、ケンが扱える技も増え、より多彩でより強力な攻撃を繰り出せるようになる。大剣、太刀、双剣と、それぞれ別々にレベルアップさせられるので、まんべんなくレベルを上げるもよし、気に入った武器を特化させるもよし、カスタマイズは自由自在となっている。

 なお、ブリーフィング時にはキャラクターカスタマイズをすることもできる。プレイ中に手に入れたコスチュームに着替えたり、衣服の各パーツの色を細かく変えたり、額の部分にエンブレムをつけるなど、かなり幅広く自由に見た目を変えることが可能だ。コスチュームはプレイが進めば進むほど増えていく。コスチューム集めもプレイのモチベーションにつながるだろう。

こちらがノーマルなケン
コスチュームを変えるとガラリと印象が変わる

ツボをおさえた3Dアクションゲーム。ニンジャアクションとして申し分なし!

 ひと通りプレイを終えて感じたのは、3Dアクションゲームのツボをおさえてるな〜、ということだ。基本的なシステムやプレイ感は、「デビルメイクライ」や「NINJA GAIDEN」、「God of War」などの3Dアクションの名作と似ているところもあるし、それらに通ずるところもある。しかし、貪欲なまでにシネマティックであろうとする随所の演出が面白く、ニンジャとSFホラーと息をもつかせぬテンションの高さ、そして東京の街並みなどが絶妙にブレンドされて、魅力的な世界観とアクションゲームとしての確かな楽しさを体験することができた。

 探索要素や武器などの成長要素もほどよく、全体的なバランスはなかなか良好。高画質なゲームだとロードが長いというケースがよくあるが、ロードに関するストレスがないに等しかったのも好印象だ。アクションが苦手な人には若干難易度が高いかもしれないが、まったく先に進めないという理不尽な難しさではなくて、試行錯誤で進んでいけるくらいの難易度設定だと思う。筆者はアクション大好き人間を自認しているのでガンガン先に進めたが、さらにアクション好きな方でも難易度設定を上げてプレイすれば、おそらく歯応えのあるプレイが楽しめるだろう。

 やり込み派の人には2周目プレイも用意されているのがうれしいところ。各missionクリア時のスコアをオンラインでランキング登録できるので一度クリアしたmissionを自由に遊んでハイスコアを狙えるのも熱い。

 強いて言うならば、敵の描写がグロテスクなので「バイオハザード」などホラー系が苦手な人は嫌な汗をかきながらプレイすることになるかも。その辺がもし大丈夫なのであれば、めくるめくニンジャアクション、シネマティックアクションを存分に享受できるはずだ。かつて「忍者じゃじゃ丸くん」でぴょんぴょんジャンプしていた人たちに、最先端のニンジャアクションはここまで来た! というのをぜひ体験していただきたいと、切に願う筆者だった。

「NINJA BLADE(ニンジャブレイド)」
対応機種Xbox 360
ジャンルシネマティックアクション
発売予定日2009年1月29日
価格(税込)7140円
プレイ人数1人
(C)2009 FromSoftware, Inc. All rights reserved.
※画面は開発中のものです。


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提供:株式会社フロム・ソフトウェア
企画:アイティメディア営業本部/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2009年1月28日