カンタン入国案内 Vol.5――「Alliance of Valiant Arms」編:ネットワークゲームへのパスポート(第9回)
MMO、コンバットフライトアクションと紹介するジャンルもバラエティ豊かになってきた当連載。今回は、ゲームオンのオンラインFPS「Alliance of Valiant Arms」をご紹介しよう。
無料ゲーム枠を超えた、ハイクオリティFPS
欧米では、オンラインゲームとしてトップクラスの人気を誇るFPS(First Person Shooter:一人称視点シューティングゲーム)。90年代初頭の「DOOM」や「ウルフェンシュタイン」によって開拓されたこのジャンルは、90年代後半の「Quake」「Unreal」「Half-Life」で、キーボードで移動してマウスで照準を合わせるというゲームとしてのフォーマットがほぼ完成。以降オンラインでの対戦ツールとして、さまざまな大ヒット作が生み出されてきた。中にはアメリカ陸軍が広報用に開発して無料配布している「America's Army」のような変り種も存在する。
今回紹介する「Alliance of Valiant Arms」(以下、「AVA」)は、2008年10月27日にオープンサービスが開始されたFPS。最新鋭の“Unreal3”のエンジンを使用しており、投げた手りゅう弾が跳ね返る角度や、暗い室内から明るい屋外に出た際の目の眩みなど、リアルな表現を可能にしている。ドイツ製のMP5A3やG3A3、アメリカ製のM16A2、ロシア製のAK47など、現在世界の戦場で実際に使用されている銃器を使用して戦う、リアル系FPSだ。
初心者には練習モードもあり、まずは練習から
「AVA」は、キーボード(WSAD)で前後左右に移動し、マウスで照準をつける基本的なFPSの操作法を踏襲している。FPSのプレイ経験があれば、すんなりと移行できるだろう。スペースバーでジャンプ、CTRLキーでしゃがみ、マウスのホイールで武器選択ができることまで覚えれば、すぐに対戦できるといってもいい。
だが、FPS未経験のプレイヤーや、家庭用ゲーム機でしかFPS経験のないプレイヤーは、いきなりの対人戦は不安が大きいはず。「ベテランプレイヤーに、あっという間にやられてしまうのでは……」といった不安を解消するため、本作には練習モードも実装されている。心ゆくまで操作を練習するもよし、マップを頭に叩き込んでもよし。十分練習を積んでから、対人戦に挑戦しよう。
「AVA」では、プレイヤーは3つの兵種から1つを選んでプレイすることができる。動きが素早く、近距離向きのサブマシンガンを装備した「ポイントマン」、射程が長く強力なスナイパーライフルを持つ「スナイパー」、バランスのよいアサルトライフルを主武器にする「ライフルマン」から1つを選んで戦おう。初心者には、武器の命中率が高いポイントマンがオススメ。位置取りや射撃の正確性が要求されるスナイパーは、ゲームに慣れてから挑戦してみよう。対戦中、地面に落ちている武器を拾って使うこともできるので、違う兵種の武器を試してみるのもいいかもしれない。また、復活時にも変更できるので、戦況に応じた兵種を選択可能だ。
スキルを獲得し、プレイの幅を広げよう
対戦プレイ中、明らかに足が速いポイントマンや、遠くまで手りゅう弾を投げるライフルマンに出会うことがあるだろう。彼らは、プレイ中に特定の条件をクリアすることで、「ランニング」や「投擲強化」のスキルを獲得しているのだ。兵種ごとのプレイ時間で獲得できる簡単なスキルもあれば、特定回数スナイパーライフルでのヘッドショット(敵の頭部を狙撃)を成功させる、といった難易度の高いものまで、多くのスキルが用意されている。スキルを使いこなし、有利に戦闘を進めよう。
韓国では「大韓民国ゲーム大賞」を受賞したAVA。初心者からベテランまで、FPSに興味がある人なら一度はプレイしてみてほしい。
バックナンバー
- カンタン入国案内 Vol.1――「モンスターハンター フロンティア オンライン」編→part1、part2
- カンタン入国案内 Vol.2――「ラグナロクオンライン」編→part1、part2
- カンタン入国案内 Vol.3――「Heroes in the Sky」編→part1、part2
- カンタン入国案内 Vol.4――「ルーセントハート」編→part1、part2
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