カンタン入国案内 Vol.5――「Alliance of Valiant Arms」編ネットワークゲームへのパスポート(第9回)

MMO、コンバットフライトアクションと紹介するジャンルもバラエティ豊かになってきた当連載。今回は、ゲームオンのオンラインFPS「Alliance of Valiant Arms」をご紹介しよう。

» 2009年01月16日 15時33分 公開
[深水央,ITmedia]

無料ゲーム枠を超えた、ハイクオリティFPS

 欧米では、オンラインゲームとしてトップクラスの人気を誇るFPS(First Person Shooter:一人称視点シューティングゲーム)。90年代初頭の「DOOM」や「ウルフェンシュタイン」によって開拓されたこのジャンルは、90年代後半の「Quake」「Unreal」「Half-Life」で、キーボードで移動してマウスで照準を合わせるというゲームとしてのフォーマットがほぼ完成。以降オンラインでの対戦ツールとして、さまざまな大ヒット作が生み出されてきた。中にはアメリカ陸軍が広報用に開発して無料配布している「America's Army」のような変り種も存在する。

 今回紹介する「Alliance of Valiant Arms」(以下、「AVA」)は、2008年10月27日にオープンサービスが開始されたFPS。最新鋭の“Unreal3”のエンジンを使用しており、投げた手りゅう弾が跳ね返る角度や、暗い室内から明るい屋外に出た際の目の眩みなど、リアルな表現を可能にしている。ドイツ製のMP5A3やG3A3、アメリカ製のM16A2、ロシア製のAK47など、現在世界の戦場で実際に使用されている銃器を使用して戦う、リアル系FPSだ。

チームメイトと協力して、勝利を目指せ!
目の前で戦友が倒れていく……高まる緊張感

初心者には練習モードもあり、まずは練習から

 「AVA」は、キーボード(WSAD)で前後左右に移動し、マウスで照準をつける基本的なFPSの操作法を踏襲している。FPSのプレイ経験があれば、すんなりと移行できるだろう。スペースバーでジャンプ、CTRLキーでしゃがみ、マウスのホイールで武器選択ができることまで覚えれば、すぐに対戦できるといってもいい。

 だが、FPS未経験のプレイヤーや、家庭用ゲーム機でしかFPS経験のないプレイヤーは、いきなりの対人戦は不安が大きいはず。「ベテランプレイヤーに、あっという間にやられてしまうのでは……」といった不安を解消するため、本作には練習モードも実装されている。心ゆくまで操作を練習するもよし、マップを頭に叩き込んでもよし。十分練習を積んでから、対人戦に挑戦しよう。

 「AVA」では、プレイヤーは3つの兵種から1つを選んでプレイすることができる。動きが素早く、近距離向きのサブマシンガンを装備した「ポイントマン」、射程が長く強力なスナイパーライフルを持つ「スナイパー」、バランスのよいアサルトライフルを主武器にする「ライフルマン」から1つを選んで戦おう。初心者には、武器の命中率が高いポイントマンがオススメ。位置取りや射撃の正確性が要求されるスナイパーは、ゲームに慣れてから挑戦してみよう。対戦中、地面に落ちている武器を拾って使うこともできるので、違う兵種の武器を試してみるのもいいかもしれない。また、復活時にも変更できるので、戦況に応じた兵種を選択可能だ。

1人でじっくり、納得いくまで練習しよう
戦闘突入前に兵種を選ぼう。戦死した後、復活する時にも兵種は変更可能

スキルを獲得し、プレイの幅を広げよう

「ランニング」スキルがあるとないとでは移動速度にかなりの差が。獲得を目指そう

 対戦プレイ中、明らかに足が速いポイントマンや、遠くまで手りゅう弾を投げるライフルマンに出会うことがあるだろう。彼らは、プレイ中に特定の条件をクリアすることで、「ランニング」や「投擲強化」のスキルを獲得しているのだ。兵種ごとのプレイ時間で獲得できる簡単なスキルもあれば、特定回数スナイパーライフルでのヘッドショット(敵の頭部を狙撃)を成功させる、といった難易度の高いものまで、多くのスキルが用意されている。スキルを使いこなし、有利に戦闘を進めよう。

 韓国では「大韓民国ゲーム大賞」を受賞したAVA。初心者からベテランまで、FPSに興味がある人なら一度はプレイしてみてほしい。

バックナンバー

  • カンタン入国案内 Vol.1――「モンスターハンター フロンティア オンライン」編→part1part2
  • カンタン入国案内 Vol.2――「ラグナロクオンライン」編→part1part2
  • カンタン入国案内 Vol.3――「Heroes in the Sky」編→part1part2
  • カンタン入国案内 Vol.4――「ルーセントハート」編→part1part2
本連載は、不定期にタイトルを選んで紹介していきます。連載順は順不同となっております。

(C)NEOWIZ GAMES. All rights reserved. (C)REDDUCK., All rights reserved. (C)2009 GameOn Co., Ltd. All Rights Reserved.


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/21/news189.jpg 「大物すぎ」「うそだろ」 活動中だった“美少女新人VTuber”の「衝撃的な正体」が判明 「想像の斜め上を行く正体」
  2. /nl/articles/2411/22/news014.jpg 川で拾った普通の石ころ→磨いたら……? まさかの“正体”にびっくり「間違いなく価値がある」「別の惑星を見ているよう」【米】
  3. /nl/articles/2411/22/news114.jpg 中村雅俊と五十嵐淳子の三女・里砂、2年間乗る“ピッカピカな愛車”との2ショを初公開 2023年には小型船舶免許1級を取得
  4. /nl/articles/2411/21/news027.jpg 大きくなったらかっこいいシェパードになると思っていたら…… 予想を上回るビフォーアフターに大反響!→さらに1年半後の今は? 飼い主に聞いた
  5. /nl/articles/2411/22/news032.jpg 「壊れてんじゃね?」 ハードオフで買った110円のジャンク品→家で試したら…… “まさかの結果”に思わず仰天
  6. /nl/articles/2411/22/news018.jpg 猫だと思って保護→2年後…… すっかり“別の生き物”に成長した元ボス猫に「フォルムが本当に可愛い」「抱きしめたい」
  7. /nl/articles/2411/22/news171.jpg なんと「身長差152センチ」 “世界一背が低い”30歳俳優&“世界一背が高い”27歳女性が奇跡の初対面<海外>
  8. /nl/articles/2411/22/news145.jpg 大谷翔平と真美子さん、「まさかの服装」に注目 愛犬デコピンも大谷家全員で“歩く広告塔”ぶり発揮か
  9. /nl/articles/2411/20/news027.jpg 「こんなことが出来るのか」ハードオフの中古電子辞書Linux化 → “阿部寛のホームページ”にアクセス その表示速度は……「電子辞書にLinuxはロマンある」
  10. /nl/articles/2411/22/news184.jpg 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  2. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  4. まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
  5. 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  6. 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
  9. ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  10. 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた