「裏技」でも「利用ダメ」――オンラインゲームにおけるバグ利用がアウトなワケ:日々是遊戯
オンラインゲームでしばしば話題となる「バグ利用」による「退会処分」。オンラインゲームになじみのない人にとっては、なかなか理解しにくい部分かも……。ということで、「なぜオンラインゲームでバグ利用がダメ」なのかを解説する。
大事なキャラクターが、消されてからでは遅いんです
先日、スクウェア・エニックスのオンラインゲーム「ファイナルファンタジーXI」で、ゲームのバグを利用してアイテム複製を行っていたユーザー約550人が一斉退会処分になったというニュースがあり、あちこちのブログやニュースサイトで話題にされていた。こうした処分自体は珍しいことではないが、特に今回はバグの性質上、処分されたプレイヤーの中にゲーム内でも指折りのハイレベルユーザーが多く含まれていたことが、“祭り”にさらなる燃料を供給した形となったようだ。
その際、コメント欄などでしばしば目にとまったのが「これって裏技みたいなものじゃないの?」、「バグがある状態でリリースしたのはメーカー側なのに、利用しただけで罰せられるのはどうなの?」といったもの。このあたり、普段オンラインゲームで遊ばない人には確かに理解しにくい部分かもしれない。
結論から言ってしまうと、オンラインゲームでこうしたバグや仕様を悪用するのは、「一発アウト」の可能性もある重大な規約違反行為。言い回しはタイトルごとに異なるものの、例えば「FFXI」の場合「システムの意図から外れた方法を利用して利益を得ること」全般が利用規約によって禁止されており、ユーザーはそれに同意しなければゲームで遊ぶことはできない仕組みとなっている。「スーパーマリオブラザーズ」の“無限1UP”や、「ドラゴンクエストV」の“ひとしこのみ”のような裏技を見つけてしまっても、それを悪用してお金や経験値、アイテムなどを増やしたりしてはダメというわけだ。もしも、プレイ中に偶然こうしたバグを見つけてしまった場合、悪用したり、誰かに教えたりするのではなく、素直にGMや問い合わせフォームなどを通じて、「こんなバグがありました」と報告することをオススメする。
オンラインゲームがこうした「不正行為」を厳しく取り締まる背景には、ひとつには「他の人との平等性を保てなくなる」という点がある。ご存じのとおり、オンラインゲームは多くのプレイヤーがひとつの世界で一緒にプレイするものであり、そこで誰かの不正を許してしまうと、ユーザー同士で大きな不平等感が生まれ、ゲームの面白さが著しく損なわれたり、最悪の場合、ゲームそのものが成り立たなくなる危険性がある。
またゲームとは言え、そこに大勢のプレイヤーがいて、膨大なアイテムや通貨が日々やりとりされている以上、そこには現実と同じような経済社会が成り立っている。そこへある日突然、大量のお金やレアアイテムが流れ込んできたら、経済は一瞬にして破綻し、ゲーム内は大混乱に陥るだろう。実際、オンラインゲームの草創期には、ユーザーによるアイテムやお金の複製が横行したため、お金やレアアイテムがほとんど価値を持たなくなり、最終的にゲームとしての寿命を大幅に縮める結果となってしまったタイトルもあった。多くのオンラインゲームは「ソフトを売っておしまい」ではなく、ユーザーに長期間遊んでもらうことで利益をあげる仕組みとなっているため、ちょっとしたバグでもメーカーに与える打撃は計り知れない規模になる。
ゲームがまだ一人で遊ぶものだった時代には、こうしたバグや仕様は「裏技」としてむしろ珍重されたものだが、オンラインゲームにおいてはそれがどちらにしても「一発アウト」につながる可能性もある。何十日、何百日とかけて育てた大切なキャラクターが消されてしまってからでは遅いので、皆さんくれぐれもご注意を。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの行動”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」【大谷翔平激動の2024年 「家族愛」にも集まった注目】
-
60代女性「15年通った美容師に文句を言われ……」 悩める依頼者をプロが大変身させた結末に驚きと称賛「めっちゃ若返って見える!」
-
「庶民的すぎる」「明日買おう」 大谷翔平の妻・真美子さんが客席で食べていた? 「のど飴」が話題に
-
皇后さま、「菊のティアラ」に注目集まる 天皇陛下のネクタイと合わせたコーデも……【宮内庁インスタ振り返り】
-
真っ黒な“極太毛糸”をダイナミックに編み続けたら…… 予想外の完成品に驚きの声【スコットランド】
-
71歳母「若いころは沢山の男性の誘いを断った」 信じられない娘だったけど…… 当時の姿に仰天「マジで美しい」【フィリピン】
-
新1000円札を300枚両替→よく見たら…… 激レアな“不良品”に驚がく 「初めて見た」「こんなのあるんだ」
-
家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響
-
ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
-
「ほぼ全員、父親が大物芸能人」 奇跡的な“若手俳優の集合写真”が「すごいメンツ」と再び話題 「今や全員主役級」
- ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
- ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
- フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
- 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
- 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
- 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
- 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
- ある日、猫一家が「あの〜」とわが家にやって来て…… 人生が大きく変わる衝撃の出会い→心あたたまる急展開に「声出た笑」「こりゃたまんない」
- 友人のため、職人が本気を出すと…… 廃材で作ったとは思えない“見事な完成品”に「本当に美しい」「言葉が出ません」【英】
- セレーナ・ゴメス、婚約発表 左手薬指に大きなダイヤの指輪 恋人との2ショットで「2人ともおめでとう!」「泣いている」
- 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
- 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
- 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
- アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
- 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
- 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
- ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
- 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」