“クリス・レッドフィールド”の生き様を見よ――「バイオハザード5」

シリーズ第1作目「バイオハザード」で起こった“洋館事件”の生存者のひとりで、優れた観察力と洞察力を持つ「バイオハザード5」の主人公クリス・レッドフィールド。今回は彼が歩んできた道を振り返る。

» 2009年02月04日 00時00分 公開
[ITmedia]

 カプコンから3月5日に発売予定のプレイステーション 3/Xbox 360用ソフト「バイオハザード5」。本作の主人公クリス・レッドフィールドは、シリーズ第1作目「バイオハザード」で起こった“洋館事件”の生存者のひとり。「バイオハザード2」の主人公クレア・レッドフィールドの兄であり、シリーズを通して暗躍する敵、アルバート・ウェスカーとは浅はかならぬ因縁を持つ。今回はシリーズの事件を紐解きながら、クリスの軌跡を振り返っていく。

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●洋館事件に続く、すべての始まり――「バイオハザード0」

 1998年7月。

 アメリカ合衆国中西部に位置する工業都市、ラクーンシティ。北部のアークレイ山地を始めとして美しい自然の残るこの土地で、人が食い殺される連続猟奇殺人事件が巻き起こっていた。

 事態を重く見たラクーン市警は、特殊部隊S.T.A.R.S.を派遣する。そこには巨大製薬企業アンブレラによるもくろみが隠されていた……。


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●ウェスカーが本性を現す――「バイオハザード」

 1998年7月。

 黄道特急事件の捜索中、突如消息を絶った特殊部隊S.T.A.R.S.ブラヴォーチームを、クリス・レッドフィールドとジル・バレンタインを始めとするS.T.A.R.S.アルファチームが捜索へと向かった。

 隊長のアルバート・ウェスカーに先導され洋館へとたどり着くクリスたちだったが、その洋館こそ、対立組織への転進を図るアンブレラの研究員でもあるウェスカーが、己の野望を遂行するために仕掛けた罠であった。


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●ラクーン市に残ったジルの物語――「バイオハザード3 ラストエスケープ」

 1998年9月。

 洋館事件から2カ月、一時は平穏を取り戻したラクーン市に再び異変が起こる。

 市外では異常殺人が頻発し、奇病が流行しだしたのだ。t-ウィルスが流出し、街全体がバイオハザードに見舞われる。

 アンブレラの動きを極秘で調査するため、街に残留していたS.T.A.R.S.隊員ジル・バレンタインは街からの脱出を始める。しかし、アンブレラの放った追跡者が執拗(しつよう)にジルへと迫る……。


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●狂気の街に足を踏み入れた新米警官とクリスの妹――「バイオハザード2」

 1998年9月。

 音信の途絶えた兄クリスの消息を追って、妹のクレア・レッドフィールドは、ラクーンシティを目指してバイクを飛ばしていた。同じ頃、夕日に染まったハイウェイを走る1台の車があった。レオン・S・ケネディ。ラクーン市警に新しく配属が決まった新米警官だ。

 アンブレラ社の陰謀により、この世界が圧倒的な恐怖と絶望に包まれることを、2人はまだ知らなかった。


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●クリスとウェスカー、因縁の再会――「バイオハザード コード:ベロニカ」

 1998年12月。

 奇病の原因がアンブレラの進める生物兵器にあることを察知したクリスは、単独で事件の真相を追う。一方、ラクーンシティを脱出したクレアは、兄のわずかな手がかりを頼りにヨーロッパへ向かうも、パリのアンブレラ研究所で捕らえられる。

 移送された先は、絶海の孤島・ロックフォート島。始祖ウィルス発見に深い関わりを持つアシュフォード家が統治するその島には、更なる陰謀を企むウェスカーの姿もあった……。


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●アンブレラ崩壊の真実が明らかに――「バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ」

 2003年。

 S.T.A.R.S.を離れた後、私設対バイオハザード部隊を組織したクリスとジルは、秘かに稼働を始めたロシアのアンブレラ支部を強襲するも、ウェスカーの謀略により、狂気のまん延する場所に変わっていた。

 極寒の地で、クリス、ウェスカー、アンブレラ残党による三つ巴の死闘が始まる……。−−

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●エイダの陰にウェスカーあり――「バイオハザード4」

 2004年秋。

 ラクーンシティの消滅から既に6年が経過していた。合衆国エージェントとなったレオンは、何者かに誘拐された大統領の娘・アシュリーを救出するため、単身ヨーロッパの寒村を訪れていた。

 しかし、村人から情報を得られないどころか、逆に強襲を受け、一転して窮地からの脱出劇が始まる。さらにその村には、ウェスカーにより寄生生物「プラーガ」の情報を集めることを命じられたエイダ・ウォンの姿もあった。

●そして舞台はアフリカの大地へ――「バイオハザード5」

 アフリカの大地に伸びる道を行く1台の車。やがて車はキジュジュ自治区内の近くに停車し、ひとりの男が降り立った。クリス・レッドフィールドである。クリスが辺りを見回していると、女性が近づいてきた。

 「ようこそアフリカへ、シェバ・アローマよ」

 差し出された手を握り返し、クリスは今回の作戦でも相棒がいることを知る。多くの任務をこなす中、失った仲間も少なくない。この世界は命をかけてまで守る価値があるのだろうか? その自問に、今はまだ答えはない。

 だがクリスは、これだけは分かっていた。俺にはやらなければならないことがある。

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バイオハザード5
発売予定日 3月5日
価格(税込) 8800円
対応機種 プレイステーション 3/Xbox 360
ジャンル サバイバルホラー
CERO D(17才以上対象)
発売元 カプコン
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