すごいゲームではなく面白いゲームを――「勇者30」制作発表会
マーベラスエンターテイメントは、5月28日に発売を予定しているPSP用“超速RPG”「勇者30」の制作発表会を開催。メインテーマを制作したTHE ALFEEの高見沢さんも駆けつけ、“ゲームのお祭り”を盛り上げる。
ギャップを楽しむ
マーベラスエンターテイメントは、5月28日に発売を予定しているPSP用“超速RPG”「勇者30」の制作発表会を都内、赤坂ガーデンシティで行った。発表会には、サウンド制作に携わったTHE ALFEEの高見沢俊彦氏も駆けつけ、サウンドクリエイターの古代祐三氏と桜庭統氏を交え、楽曲についてのトークショーも行われた。
「勇者30」は、500年に渡って繰り広げられてきた人類と魔王との壮絶な戦いを、4つの異なる視点から描いた超速RPG。プレイヤーは世界に災厄をもたらす魔王を“わずか30秒”で倒し、世界を救うことを目指す。“超速RPG”と名付けられてはいるものの、「勇者30(RPG)」「王女30(STG)」「魔王30(RST)」「騎士30(ACT)」といった豊富なゲームモードが用意されているのが特徴。
冒頭、挨拶に立ったマーベラスエンターテイメント取締役 チーフクリエイティブオフィサーの和田泰宏氏はまず、自社を小さなパブリッシャーと理解しながらもプロジェクトに賛同してくれたクリエイターたちに謝意を述べ、暗い話題が多い時節だからこそ、1人でも多くの人に喜びと楽しさを提供したいと、「勇者30」への期待を語った。
次に登壇した本作プロデューサーの高木謙一郎氏は「すごいゲームではなく、面白いゲーム」を提供すれば、いずれは話題となりつながっていき、広がりが生まれると、多くのクリエイターが参加する「勇者30」をゲームのお祭りと称した。この通常ならば30時間はかかるRPGを30秒でクリアするという無茶なコンセプトから始まった「勇者30」は、前述したとおり4つのモードの先に、さらなるモードが隠されていると明かす。アドホックモードでの4人対戦についても触れ、このレトロなビジュアルと壮大な世界観、そして大げさな音楽とのギャップを楽しんでほしいとアピールした。
「勇者30」は、30秒で戦闘して、レベルをあげて、お金をため、装備を整え、イベントをこなして魔王を倒す。「勇者30」のゲームモードでは、1クエストにつき1体の魔王がいて、ひとつのストーリーが展開される。モンスターを倒しレベルを上げながら、何人もの魔王を倒してクエストを進めていくのだ。この世界では半日が30秒という計算で、女神にお金を払って時を30秒だけ巻き戻してもらうこともできるが、お金がないと身ぐるみはがされることもあるとか。
ちなみに、3月7日より全国で順次テレビCMが公開される。それぞれ、勇者編、王女編、魔王編、騎士編と4パターンあり、バラエティー番組風の構成となっている。会場ではその全パターンが紹介された。
発表会にはサウンドクリエイターの古代祐三氏と桜庭統氏のトークショウも行われた。「勇者30」の楽曲を制作するにあたり、古代氏はテンポのよさを、桜庭氏は4つあるモードによりさまざまなユーザーが楽しめる点を意識。30秒でいかに盛り上げられるか、ドット絵でも重厚な音楽にすることでそのギャップを楽しめるようにしたとこだわりを披露した。特に古代氏は、短い中にドラマを入れ込むことに苦労したのだとか。しかし、完成してきたゲームの映像を見て、そのスピード感にインスパイアされたのだそうだ。2人とも楽曲には満足しており、短い時間ながらエキサイトできると、ユーザーへのコメントも忘れてはいなかった。
そして、なんといっても注目なのは、本作制作に参加する豪華クリエイターの中に、アーティストの高見沢俊彦氏がいるということ。発表会ではお祝いに高見沢氏が駆けつけ、ゲームに楽曲を提供したいきさつなどが語られた。高見沢氏は、基本的に音楽という点では一緒だが、ゲームの世界観と自分の音楽をどう融合させられるかに注力。ビジュアルを見ながらテレビCMにも使用されるメインテーマを制作したのだとか。
高見沢氏も語っていたように、本作は30秒で目的を果たすという、なにかと忙しい現代人にぴたりとマッチする内容でありながら、ドット絵の脱力ぎみなグラフィックと、やけに重厚な世界観と音楽のギャップが魅力の内容となっている。現在、Playstation Storeでは体験版を配信している。興味のある方は、ぜひともダウンロードしてもらいたい。
| 「勇者30」(ゆうしゃさんじゅう) | |
| 対応機種 | PSP |
| ジャンル | 超速RPG |
| 発売予定日 | 5月28日 |
| 価格(税込) | 4410円 |
| プレイ人数 | 1〜4人 |
(C)2009 Marvelous Entertainment Inc.
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