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» 2009年03月03日 21時51分 公開

愛社精神がほとばしる、SCEの採用情報ページが話題に日々是遊戯

SCEの採用情報ページに掲載されている、「プレイステーション誕生秘話」というコンテンツがひそかに話題となっている。その名のとおり、プレイステーションというプロダクトがいかにして生まれたのかをつづったものなのだが……。

[池谷勇人,ITmedia]

マジメなドキュメンタリーかと思いきや……

ソニー・コンピュータエンタテインメントの採用情報トップ

 2010年卒業予定の学生たちにとってはそろそろ就職活動シーズン真っ盛りな昨今、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の採用情報ページがひそかに話題となっている。

 実はこのコーナーでも以前、同じサイトに掲載されている「出張トロ・ステーション 〜ネコでもわかるSCE会社案内〜」を取り上げたことがあったのだが(その時の記事はこちら)、今回話題になっているのはそこではなく、その右下にある「プレイステーション誕生秘話」というコンテンツの方。タイトルが示すとおり、“プレイステーションというハードが、どんな人たちの手で、どのようにして作られたのか”という部分を(たぶん)大マジメにノベライズしたもの。これがなんというか、全編にわたって書いている人の「愛社精神」がほとばしりまくっており、読み進めるにつれて背中のあたりがむずがゆくなってくるような、なんとも味のある内容となっている。

 例えば、もっとも新しい「Beyond / ビヨンド」というコンテンツでは、プレイステーション 3が生まれるまでの課程を、全11章立ての壮大な物語として描いているのだが、プロローグからして、2人の男性が仮想空間上で、

「これはゲームの一種なの?」

「ゲームというより、リアルタイム・エンタテインメントさ」

「ドキドキしてくるね」

とか、

「来週仕事でリアル・ニューヨークに出張に行くんだ」

「じゃあ、バーチャル・ニューヨークでもう一度会うか」

「そうしよう」

――なんて会話を交わしていて、読んでいるこっちがドキドキしてきてしまう。いや、そんなトレンディドラマみたいなセリフ、確かに一度吐いてはみたいけども! こうした独特のセリフまわしや表現が、読者のツッコミ心に火を付けてしまったようだ。

 もっとも、内容自体はいたってマジメなもので、久夛良木健氏をはじめとする、並み居る開発のキーマンたちが、どんな理想と信念を持ってPS3のハードウェアや各種機能を形にしていったのか、といった部分は普通に読みごたえがあって面白い。これからSCEを新卒で受ける人、プレイステーションというプロダクトに興味がある人にとっては、必読の内容と言えるかもしれない。

「Beyond / ビヨンド」を開いてみたところ。pdf形式なので注意!
ほかにも「Synthesis / シンセシス」「embtyo / エンブリオ」の二編が好評掲載中です
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