レビュー
» 2009年03月10日 02時58分 公開

3本の矢は折れないが、4本の矢ならもっと折れない?――最大4人で遊べる新機軸の無双アクションが、PSPで登場「真・三國無双 MULTI RAID」レビュー(3/3 ページ)

[仗桐安,ITmedia]
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とかくお金は必要なので報酬が多いのは本当にありがたい。MVPになってガッツリ稼ぎたいところだ

 フィールドや敵から手に入るアイテムの取り合いになるのかな? とプレイ前は心配したのだが、ちゃんとそれぞれがアイテムを手に入れる機会は得られるので、アイテムの取り合いになるということもなかった。クエストのクリアにかかる時間が1人の時よりも断然短くなるので、より効率的に練成素材を手に入れたりストーリーを進められるというのも、いい。面白いのは、最終的な結果画面で、クエスト中に最も活躍したキャラにMVPと表示され、より多くの報酬がもらえるということ。これが「とりあえずクエストに参加したけど、他のやつに任せて楽しよ〜っと」というズルっこなプレイを回避し、「俺が一番活躍してやる〜」とプレイのモチベーションを上げる手助けになっていると言っていいだろう。

 また、マルチプレイで面白いのは協力してクエストに行くのみにあらず。他のプレイヤーと対戦できる対戦クエストも用意されているのだ。NPCによる攻撃も入り乱れる中、相手との斬り合い、殴り合いをするこのクエストは、また違った楽しさを提供してくれる

 本作には、ダウンロードで手に入る配信クエストも数多く用意されている。手前味噌ではあるが、本作にはITmedia +D Gamesとの提携による「藍亭の戦い」というクエストもあるので、プレイする際にはこちらもぜひ試していただきたい。このクエストは、官渡を舞台に、袁紹と戦うクエスト。袁紹ご自慢の巨大兵器・大金剛車がきっとプレイヤーを苦しめるだろう。袁紹本人もなかなか強く、若干手ごわいクエストになっている。ただ、これをクリアするとITmedia +D Games特製の武幻が手に入るので、1人できつければ、2人、3人と、仲間を募ってクリアしてほしい。

 なお、PS3で提供している「アドホックパーティー for Playstation Portable」(PSPでのオンラインプレイを実現したツールでのプレイも可能。本作の醍醐味はやはりマルチプレイなので、アドホックパーティーの環境にある人にはぜひ楽しんでもらいたい。

PSPを持っている友人がいるなら、4人で出かける最新の無双を体感すべし

 最大4人によるマルチプレイ、練成素材による多彩な武器の生産・強化、豊富なクエストの数々、携帯型ゲーム機のひとつのトレンドとして無視できないタイトルだ。

 ゲームの歴史を紐解くと、ファミコンで「ドラゴンクエスト」が登場したことでRPGが隆盛し、アーケードで「ストリートファイターII」が流行った当時にさまざまな格闘ゲームがリリースされたように、ユーザーが熱く楽しんでいるジャンルには続々と作品が出てくるのが世の常だ。

データインストールによってエリア移動時のロードはかなり早くなったように感じられた

 そう考えると、現在高い人気を誇る、マルチプレイの3Dアクションゲームというジャンルに、既に多くのファンがいる「真・三國無双」の世界をひっさげて本作が登場したというのは、実に歓迎すべきところだ。「真・三國無双」の新機軸としても十分に魅力的で、アクションゲームファンならプレイしてみる価値はあると言っていい。

 ただ、細かく言えば残念なところもなくはない。都市でクエストへの出撃をキャンセルするとなぜか都市のスタート位置に戻ってしまう点とか、誰もが自由に2つの武器を持てる仕様から、元々の武将の個性が薄まっている感があるのも、もったいなく感じた。

 4人で味わえるハイスピードアクション、練成素材から作られる多彩な武器、言わずと知れた個性的な武将の数々など、非常に魅力的な要素も多いので、今後のMULTI RAIDとしての続編でさらに内容に磨きがかかることを、切に期待したい。

 ひとまず、最新型の無双であり、最新型のマルチプレイなアクションゲームであるのは間違いないので、そのあたりが気になっている人は要チェック。アクションゲーム大好き筆者としては、このジャンルが盛り上がっていくのは非常にうれしいので、PSPを持っている友人たちに本作を薦めて、大勢でわいわいと無双をしたい! と夢想するのだった。と、しょうもない駄洒落でこのレビューを締めさせていただく。すんませんっ。

「真・三國無双 MULTI RAID」
対応機種PSP
ジャンルアクション
発売予定日2009年2月26日
価格(税込)5040円
プレイ人数1〜4人
CERO12歳以上対象
(C)2009 KOEI Co., Ltd. All rights reserved.
(C)2009, Three Kingdoms, Limited. All rights reserved


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