「高く飛べ 高く空へ 高く蹴れ 高く声を上げ――!!」 興奮と感動が会場を包み込んだ「Rita's Hour 12〜magnet + ism〜」ライブリポート(1/2 ページ)
PS2版への移植も発表された「Little Busters!」の主題歌などで知られるRitaさんのライブが2月21日、東京・原宿のアストロホールで開催された。超満員となったライブ当日の詳細をリポートする。
興奮の渦の中、満を持してRitaさん登場!!
プレイステーション 2版への移植も発表された「Little Busters!」の主題歌などで知られるRitaさんのライブ、「Rita's Hour 12〜magnet + ism〜」が2月21日、東京・原宿のアストロホールで開催された。チケットがかなり早い段階で完売したこともあってか会場は超満員で、キャパシティを超えんばかりの勢い。出口に至る階段近くまで人で埋まっていた。
開演が近づくにつれて会場の興奮が高まる中、白い衣装に身を包んだRitaさんが登場! 限界まで高まった熱気が爆発する。観客に対して「楽しんでいきましょう!」と声をかけ、一気に「nano universe」と「Party☆Party time!」を歌い上げる。Party☆Party timeの冒頭では「Ladies and Gentlemen,Welcom to fantastic Rita's hour!!」と、ライブならではのアレンジを魅せてくれる。
一息ついてMCへ。Ritaさんが「こんにちはー!」と呼びかけると、観客からは割れんばかりの「こんにちはー!!」と答えるノリのよさ。「こんなにたくさんの人が集まってくださってありがとうございます! 先日『magnet + ism』というアルバムを出させていただいたのですが発売記念イベントとかできなかったので、レコ発みたいな感じでお送りしたいと思います!」と、本日の意気込みを語った。
Ritaさんが「今日、私のライブに初めて来た人いますか?」と聞くとたくさんの女性客から「はーい!」という声が多く挙がる。これにはRitaさんも微笑んでうれしそうにお礼をする。一方で、「10回以上来てる人は?」と聞くと、先ほどとは正反対に野太い声が……。これには「そんなにライブやったっけ、今適当なこと言ったんだけど(笑)」と持ち前の関西人気質で場を沸かせる。そんなファン層の厚さを大事にするように、「何回も来ている人は新しく来た人を温かく迎えてください。一緒に楽しんでいきましょう!」とコメントしてMCを締め、会場の一体感を一気に引き上げる。
ここから「Perfect World」「Princess Blood」とテンポのいい曲でたたみかける。続けてRitaさんが「shield nine」のタイトルをコールすると、会場の女性客から悲鳴にも似た歓声が上がった。
一粒で何度もおいしい(?)Ritaさんの魅力満載ゾーンへ
shield nineを歌い終えるとRitaさんはちょっと伏し目がちになり、「ここから悪魔ゾーンが始まります。私はカワイイ系の曲を歌うのがすごく恥ずかしいのですが、magnet + ismにはかわいい系の曲が2曲も入っています。レコーディングの時は頑張ってたけど、みんなの前で歌うのは恥ずかしい……。でも、こっ恥ずかしいゾーンをこれからやります!」。ここでバンドメンバーがステージから引き上げてしまい、Ritaさんが1人に。もうどこへも逃げられません。
magnet + ismから「プリズム」と「smilin'」を歌い上げるが、本人の気持ちとは裏腹な(?)まったく恥ずかしがる必要の無い見事な歌いぶりに、観客も自然と身体をシンクロ。smilin'の電子音ライクなイントロとRitaさんの温かな歌声が会場に響き渡る。
歌い終えてすぐ、観客からは「カワイイ!」コールが飛び交うも、Ritaさんは「わざと?」と聞き返し、素直になれないようだ。「勘弁してやほんまに。恐ろしいゾーンが終わりました!」と終了を告げると観客から大ブーイングが巻き起こる。「新しい人は知らないと思うんですけど、通常この手のカワイイ曲は1曲ないしゼロ曲ですよ。みんな凝視してるから生でやるの恥ずかしい……。全員後ろ向いてるライブとか面白いね(笑)」(Ritaさん)。……これもある種のツンデレなのかもしれません。
ここでバンドメンバーが再登場。「私はアコースティック・ライブもやっていて、そちらに来れない人も多いと思うので、ここでアコースティック・テイストな曲を3曲歌います。体力温存してね、怒涛のアレがくるから」。観客の多くは“怒涛のアレ”が何か予想できたのか、一気に興奮状態へ。男性客から「我慢できない!」と合いの手が入るとRitaさんは「変態か!」と突っ込み、「私合いの手拾っちゃうからあんまり声かけないで(笑)」と返す。このやり取りには観客も大爆笑。
「ivory」、「流れ星」、アコースティック・ライブではお馴染みの「tender feel」と、新旧織り交ぜながらのバラードに観客もうっとり。すっかり観客を虜にしたところで、Ritaさんはステージから一旦引き上げる。
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