電脳空間にダイブせよ! 10年ぶりに蘇る「オラタン」はファンの期待に応えられるか:日々是遊戯
先日行われた「やっぱ遊びな祭09」で初出展となった、Xbox LIVE アーケード版「電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム Ver.5.66」。果たしてそのデキは、ファンの期待に応えられるものだったのか?
「オラタン」の名に偽りなし!
3月14日から15日にかけ開催された、セガのユーザー参加型イベント「やっぱ遊びな祭09」。PSPで発売予定の「初音ミク -Project DIVA-」をはじめ、同社の最新タイトルが数多く出展された同イベントだが、個人的にもっとも注目していたのが、つい先日、Xbox LIVE アーケードでの復活が発表されたばかりの「電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム Ver.5.66(以下、オラタン)」だった。
「オラタン」と言えば何を隠そう、これまで筆者が遊んだゲームの中でも歴代ベスト3に入るほどのマイフェイバリット。本当は「やっぱ遊びな祭09」の取材記事の中で触れてもよかったのだが、無理を言ってこのゲームだけ「日々是」枠に回してもらったのでした。
そんな(たぶん大半の読者にとってはどうでもいい)前置きはさておき、とにかく「オラタン」である。今回会場に設置されていたのは開発度80%のバージョンで、シングルモードの場合はステージ3まで、対戦モードを選んだ場合は、Xbox 360を2台接続したシステムリンク対戦(2ラウンド先取)をそれぞれ楽しむことができた。最終的な調整についてはまだこれからとのことだが、ゲームモードやキャラクターなどについては現時点ですべて開放されており、かなり完成に近い段階のものであることは間違いなさそうだ。
操作方法については、アーケード版に比較的近い「ツインスティックタイプ」と、DC版のように、ジャンプやしゃがみといったアクションを各ボタンに割り当てた「スタンダードタイプ」の2種類がデフォルトで存在(ツインスティックタイプの場合、デジタルパッドやボタンをスティックがわりに使用することも可能)。これに加えて、コンフィグメニューを開けば、ボタン1個単位でのさらに細かなキーアサインも可能となっていた。また、ボタン数の増加によりDC版ではカットされてしまっていた「スペシャルボタン」や「旋回」などの一部操作がより直感的に行えるようになっているのもうれしいところ。もともとパッドでプレイしていた人なら、触った瞬間からすぐに、バーチャロイドの性能をフルに引き出すことができるはずだ。実際、会場ではパッドでかなり「極まった」動きを見せている人も多かった。
一方、「ツインスティックタイプ」はどうかというと、さすがにアーケード版の操作性には大きく劣るものの、「慣れればなんとかなるかな」という感想を持った(筆者はアーケード出身なのでツインスティック派)。はっきり言って、最初の1ラウンド目ではまったく思うようにバーチャロイドを操ることができず途方に暮れたが、2ラウンド目、3ラウンド目とプレイを重ねていくにつれて、少しずつではあるがパッドでの操作に体の方がなじんできているのがわかった。さすがにツインスティックとまったく同じ動きを習得するには相当な修練を要しそうだが、この感じなら10ラウンドも遊べば、シングルモードをクリアできるくらいまでは行けそうだ。
また肝心のゲーム内容についてだが、少なくとも会場でプレイした人の感想を聞くかぎり、アーケード版との目立った違いは確認できず、移植度はかなり高いと見てよさそう。唯一見た目で大きく異なる点と言えば高解像度化くらいだが、これについては文句など出ようはずもない。もちろん、解像度が上がってもちゃんと常時60フレームでヌルヌル動いてくれていたのでご安心を。バランスなども基本的にアーケード版「Ver.5.66」準拠で、移植にあたって調整などは一切加えていないとのことだった。
おそらく筆者同様、特別な思いを寄せているファンも多いであろうXbox LIVE アーケード版「オラタン」だが、10年ぶりに触った“それ”は、まさしく「オラタン」そのものといって差し支えないものだった。今回は残念ながら、Xbox LIVEによるネットワーク対戦までは体験できなかったが、こちらについてもきっとファンの期待に応えてくれるものと期待したいところだ。
あと残る不安要素と言えば、専用ツインスティックが発売されるかどうかだが、これについては公式サイト内、3月10日のコラムにて「様々な形で検討を続けているが、現時点では確定情報を申し上げられる段階ではない」というコメントが正式に出されている。「発売確定」ではないのが残念だが、「発売できるように動いてくれている」のは間違いないので、こちらもぜひファンの期待に応えられるようにがんばってほしい。
CHARACTER DESIGN:KATOKI HAJIME
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