運命の人はどこですか? がんばるネカマの「ルーセントハート」体験記(前編)(3/3 ページ)
しばらくして、クピドから「条件に合う相手が見つかったので、2人でパーティを組んでテストを受けに来てちょうだい」という内容のメールが届いた。うわー、ホントに見つかった! っていうか仕事早いよクピド! あとテストってなに!? とりあえず相手に連絡を取るべきなんだろうけど、こういうときなんて声をかけたらいいのか分からず、しばし混乱。普通に「こんにちは」でいいのか、それとも「ク、クピドに言われたからしょうがなく連絡してあげてるんだからね!!」とかそんな感じか!?(絶対違う)
などと迷っていたら、先に相手の方から「こんにちは」とメッセージが。まさか向こうから来るとは思っていなかったので、動揺しつつ「す、すいません! なんかよく分からないけど登録しちゃって」などと無駄に言い訳がましいメッセージを返してみると、「あははw わたしもですw」とのお返事。あ、なんか思ったよりいい人っぽいかもしれない。なんとなく息が合いそうだったので、そのまま合流してクピドのところへ行ってみることにした。
クピドの言うテストというのは、どうやら2人の相性を測ることができる「シンクロテスト」のことだったようで、指示どおりパーティを組んで話しかけると、「1日どれくらいのコーヒーを飲みますか?」「休みの日には何がしたいですか?」といった質問に2人で答えていくことに。シンクロ結果は10問中2問と散々だったが、互いの回答結果を見ながら「辛いのが好きなんですねw」とか「休みと言ったらやっぱり旅行ですよね」なんて会話を重ねていくうちに、互いの緊張もほぐれて普通に話せるようになってきた。おお、なんだかちょっとイイ感じ!? いかん、相手は男性キャラクターなのに、なんだかこっちがドキドキしてきてしまった。
せっかくなので、そのままパーティを組んで2人で狩りへ出かけることに。相手の方はレベル14のナイトだったので、その時点でレベル13だった筆者よりもちょっとだけ強い。自然に、ナイトが敵をひきつけて、筆者が後ろから回復魔法で援護するという、理想的な「ナイトと姫」のような格好になった。いつもはガンガン前に出て戦う方が好きな筆者だが、たまにはこういう「守ってもらう」役割もイイなと思ってしまった。
残念ながら互いにその後用事があったため、30分ほどしかパーティプレイは楽しめなかったものの、最後の方にはかなり互いの息も合ってきており「ぜひまた遊びましょう」と約束を交わしてその日は解散に。うーん、ついさっきまでは互いに顔も知らない間柄だったのに、わずか1時間ほどでここまで仲良くなれるとは、確かに「ほしとも」システムにハマる人が多いのも分からないでもない。って筆者の場合、女性と男性、どっちの視点でハマってるんでしょうか……。
まだまだあります、「ほしとも」特典
クピドにマッチングしてもらっただけではただの「ほしとも」状態だが、その後2人でシンクロテストを行うことで、互いの関係が「ほしとも」から「親友」状態にランクアップする。「親友」になると、専用の「恋人エモーション」が使用可能になるほか、2人だけの「花」を育てたり、一緒にパーティを組んで戦うことで「Heart Point」と呼ばれる特別なポイントを獲得できるようになったりもする。ちなみに初期状態で「ほしとも」は3人まで登録しておくことが可能だが、浮気がバレて修羅場に陥ったりしないよう、複数人と遊ぶ場合にはくれぐれもご注意を。
男性キャラクタで遊ぶのとは、また違った楽しさ
とりあえず、しばらく女性キャラクターでプレイしてみて感じたのは、「まわりのみんながいつもよりやさしい気がする」、「意外に男だとはバレない(そもそも気にされない)」、そして「同じゲームでも、男性キャラクタで遊ぶのとはまた違った楽しみがある」ということ。自分をゲーム内の人物に投影させて遊ぶのももちろん楽しいが、この世のどこにも存在しない、別人格を演じて楽しむ――というのもMMORPGの立派な楽しみ方のひとつ。そもそもRPGの語源がロール・プレイング(役割を演じる)から来ていることを考えても、どちらかと言えば後者の方がRPG本来の楽しみ方に近いのかもしれない。あ、もちろん人をだまして楽しんだりといった、悪意のある「なりきり」は論外ですよ。
さて、まだまだ1回狩りに出ただけとはいえ、まずは運命の「ほしとも」と巡り会えた筆者。この後、彼との関係はどのように変化していくのか? いよいよ筆者はネカマプレイに目覚めてしまうのか? 次回に続きます。
極秘情報! 4月にナゾの新展開が……!?
最後にちょっとだけ、筆者がとある筋から入手した極秘情報を。正式サービス以来、好調が続く「ルーセントハート」だが、どうやら4月に“超ビッグ”な重大発表を予定しているとのこと。詳しい内容については一切不明だが、ひとつだけ具体的なものとして入手できたのがこちらの画像。よく見ると、英字のフォントがちょっと丸っこくなっていたり、「ルーセントハート」の文字がひらがなになっていたりと、似ているようで微妙に違うタイトルロゴが意味するものとは……?
“gamania” is a registered trademark of Gamania Digital Entertainment Co., ltd.
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