9つの地獄をめぐる――「ダンテズ・インフェルノ(仮)」

「ここに入ろうとするものは全ての望みを捨てよ」――エレクトロニック・アーツは、Xbox 360/PS3向けに、叙事詩「神曲」の第一部を元にしたサードパーソンアクションアドベンチャーゲームを発売する。

» 2009年03月24日 18時22分 公開
[ITmedia]

デスサイズを手に地獄行

 エレクトロニック・アーツは、日本未発売の「デッドスペース」などを手がけた開発スタジオによる最新作「ダンテズ・インフェルノ(仮)」の概要を発表した。

 この作品は中世叙事詩、ダンテ・アリギエーリ著のダンテズ・インフェルノとして一般的には呼ばれている叙事詩「神曲」の第一部を元にしている。この暗黒のフィクションは、イタリア・トスカーナ地方の方言で執筆され、西欧諸国においては現在の地獄と煉獄の考え方の元になった作品として広く見なされている。詩には9つのゆがんだ、恐ろしい地獄で、最愛のベアトリーチェを追い求める主人公ダンテの旅がつづられており、ダンテが拷問によって苦しめられている世界観は、サードパーソンアクションアドベンチャーゲームにとって理想的な設定とのこと。




 14世紀に執筆された「神曲」は聖書とは違い、イタリア語で出版、朗読されたことにより広く大衆に認知されることになった。本作は印象的な寓話からなるキリスト教信者の永遠の命や地獄の刑罰の詩であり、神曲の第一部であるダンテズ・インフェルノではダンテが「辺獄」「愛欲」「大食」「貪欲」「憤怒」「異端者」「暴力」「悪意」「裏切り」の9つの地獄をめぐる。本作の特徴は以下のとおり。

  • ストーリー:ダンテのイタリア語の叙事詩(「神曲」の地獄編)を元にした本作は、プレイヤーが十字軍歴戦のダンテとなり、最愛のベアトリーチェを救うため9つの地獄をめぐる。その過程で、ダンテは過去に犯した罪と向き合い、それに打ち勝たねばならず、さまざまな選択を余儀なくされる。アカデミー賞候補者によって執筆されたワールドクラスのゲームスクリプトとゲームチームがタッグを組んだ作品。
  • デスサイズを使っての戦闘:デスサイズ(死の鎌)をメインの武器として、ダンテは残酷で大規模な戦闘のマスターとなり、モンスターや地獄の門番からの攻撃をかわし、奴らを仕留め、魂を獲得する。彼らの魂を使いレベルアップしたり、スペシャルコンボを覚え、戦闘システムのバラエティーとパワーを向上させる。
  • 神聖なパワー:ベアトリーチェからもらった十字架は、バラエティーに富んだ複雑な戦いに立ち向かうためのさらなる攻撃手段となる。また、十字架はダンテが遭遇する呪われた者たちを開放し、罰を下す。
  • 地獄の魔法:ダンテは特定のモンスターを倒すことで地獄のパワーを獲得し、そのパワーで地獄のクリーチャーに立ち向かう。
  • クリーチャーを手なづける:地獄の巨大モンスターを手なづけ、乗り回し、敵を倒し、謎を解き、そして巨大な地獄の深奥へと進んでいく。
  • 9つの地獄:オリジナルの叙事詩で描かれていた9つの地獄が再現され、それぞれのステージにはユニークなアートスタイルが施される。ステージごとに、さまざまな地獄の奴隷や悪魔、サブボスが登場し、ステージはボスをテーマにしたものになっている。クリーチャーデザインは世界的にも有名で、数々の受賞歴のあるWayne Barlowe氏によるもの。
  • フレームレート:「ダンテズ・インフェルノ(仮)」のハイペースな戦闘が60fpsで展開する。
「ダンテズ・インフェルノ(仮)」
対応機種Xbox 360/プレイステーション 3
ジャンルサードパーソン アクションアドベンチャー
発売予定日未定
価格未定
(C) 2009 Electronic Arts Inc. EA, the EA logo are trademarks or registered trademarks of Electronic Arts Inc. in the U.S. and/or other countries. All Rights Reserved. All other trademarks are the property of their respective owners.


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2403/26/news158.jpg 元横綱・貴乃花、再婚後の激変ぶりに驚きの声 ヒゲ生やした近影に「ショーケンみたい」「ワイルドー」
  2. /nl/articles/2403/27/news130.jpg 中山美穂、金髪&ミニ丈の大胆イメチェンに視聴者びっくり! “格付け”出演の最新ビジュアルに「誰だか分からなかった」
  3. /nl/articles/2403/26/news169.jpg 「『ちゅ〜る』の紅麹色素は大丈夫?」 小林製薬の「紅麹」報道で飼い主に不安広がる
  4. /nl/articles/2403/27/news126.jpg ミス筑波大モデル、25キロ減量したビフォーアフターに「ホント凄い」 整形疑う声も「元々は埋もれてたようですね」
  5. /nl/articles/2403/26/news161.jpg 【まとめ】小林製薬「紅麹」問題 味噌や酒など紅麹原料メーカーの自主回収相次ぐ 20社以上が発表
  6. /nl/articles/2403/27/news127.jpg 日本エレキテル連合・中野、ネタで酷使し容姿に異変→手術を決断 「ダメよ〜、ダメダメ」でブレイク、2022年にがん公表
  7. /nl/articles/2403/20/news067.jpg 「紫のトトロ買った」 “ジブリを1ミリも知らない”友だちから連絡→まさかの正体に爆笑 友だちはその後ジブリを見た?
  8. /nl/articles/2403/26/news016.jpg ドイツ人家族が日本のバウムクーヘンを実食、一番おいしいと絶賛したのは…… 満場一致の結果に「参考になります」「他の食べ比べもお願い」
  9. /nl/articles/2312/30/news041.jpg 「紫のトトロ買った」 “ジブリを1ミリも知らない”友人から連絡→まさかの正体に爆笑「それトトロやない」
  10. /nl/articles/2403/26/news145.jpg 「ご安心ください」 “紅麹ショック”でDHCとファンケルが声明…… サプリ販売は継続中 小林製薬では死亡患者がサプリ摂取
先週の総合アクセスTOP10
  1. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  2. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  3. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  4. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  5. 田代まさしの息子・タツヤ、母の逝去を報告 「あんなに悲しむ父親の姿を見たのは初めて」
  6. 「遺体の写真晒すのはさすがに」「不愉快」 坂間叶夢さんの葬儀に際して“不適切”写真を投稿で物議
  7. 大友康平、伊集院静さんの“お別れ会”で「“平服でお越しください”とあったので……」 服装が浮きまくる事態に
  8. 妊娠中に捨てられていた大型犬を保護 救われた尊い命に安堵と憤りの声「絶対に許せません」「親子ともに助かって良かった」
  9. 極寒トイレが100均アイテムで“裸足で歩ける暖かさ”に 今すぐマネできるDIYに「これは盲点」「簡単に掃除が出来る」
  10. 「奥さん目をしっかり見て挨拶してる」「品を感じる」 大谷翔平&真美子さんのオフ写真集、球団関係者が公開
先月の総合アクセスTOP10
  1. 釣れたキジハタを1年飼ってみると…… 飼い主も驚きの姿に「もはや、魚じゃない」「もう家族やね」と反響
  2. パーカーをガバッとまくり上げて…… 女性インフルエンサー、台湾でボディーライン晒す 上半身露出で物議 「羞恥心どこに置いてきたん?」
  3. “TikTokはエロの宝庫だ” 女性インフルエンサー、水着姿晒した雑誌表紙に苦言 「なんですか? これ?」
  4. 1歳妹を溺愛する18歳兄、しかし妹のひと言に表情が一変「ちがうなぁ!?」 ママも笑っちゃうオチに「かわいいし天才笑」「何度も見ちゃう」
  5. 8歳兄が0歳赤ちゃんを寝かしつけ→2年後の現在は…… 尊く涙が出そうな光景に「可愛すぎる兄妹」「本当に優しい」
  6. 1人遊びに夢中な0歳赤ちゃん、ママの視線に気付いた瞬間…… 100点満点のリアクションにキュン「かわいすぎて鼻血出そう!」
  7. 67歳マダムの「ユニクロ・緑のヒートテック重ね着術」に「色の合わせ方が神すぎる」と称賛 センス抜群の着こなしが参考になる
  8. “双子モデル”りんか&あんな、成長した姿に驚きの声 近影に「こんなにおっきくなって」「ちょっと見ないうちに」
  9. 犬が同じ場所で2年間、トイレをし続けた結果…… 笑っちゃうほど様変わりした光景が379万表示「そこだけボッ!ってw」
  10. 新幹線で「高級ウイスキー」を注文→“予想外のサイズ”に仰天 「むしろすげえ」「家に飾りたい」