ゲームオン、「PRIUS ONLINE」の日本国内における独占ライセンスを取得

ゲームオンは4月1日、同社が運営するMMORPG「PRIUS ONLINE」に関するメディア向け説明会を実施。クローズドβテストの日程や、本作品の特徴である「アニマ」の詳細情報などが、実際のゲーム画面とともに公開された。

» 2009年04月02日 00時01分 公開
[麻生ちはや,ITmedia]

 過去のニュースでもお伝えしているが、PRIUS ONLINEは今年2月にゲームオンがCJ Internetとの間で日本国内における独占ライセンス取得(ゲームオン、「PRIUS ONLINE」の日本国内における独占ライセンスを取得)、3月19日に予告サイトがオープンしたばかりのタイトルだ。クローズドβテストは4月20日〜5月7日の期間で実施。テスター募集は明日、4月2日正午〜4月13日午後3時まで行われ、募集人数は約6000名とのことだ。なお、Cβテストで作成したキャラクターはワイプされない。

 説明会では最初に同社取締役オンライン事業本部長・萩原和之氏が登場。萩原氏は「停滞しているオンラインゲーム市場は規模も小さく、メーカーがお客を奪い合えるような状況ではない。しかし、オンラインゲームが盛んな韓国では、「PRIUS」「AION」といった良質なタイトルが現れたことで再び活気が戻ってきたと聞いている。PRIUS ONLINEの“少女を育てる”という、今までのMMORPGには無い要素を新旧プレイヤーを問わず楽しんでもらい、オンラインゲームファンを一人でも増やしたい」と述べた。

アニマとともに旅するPRIUSの世界

 PRIUS ONLINEは西洋ファンタジー風の世界観をベースに、「アニマ」と呼ばれる、少女型キャラクターを育成できるのが大きな特徴となっている。平和なプリウス大陸には悪の存在「ラグナス」が侵攻しつつあり、これに団結して立ち向かう6種族がこの世界には存在している。プレイヤーはアニマに選ばれし者=ジェナーであったが、ラグナスとの戦いの中で重症を負い、記憶の一部を失った状態で目覚める……というのが本作品のバックストーリーであり、ゲームの導入部となっている。クローズドβテストの時点では6種族のうち3種族(クラスは4タイプ)からキャラクターを選択、作成できる予定だ。種族ごとにクラスは固定されているので、自分のプレイスタイルにあった種族を選びたい。

ヒューム族(男/女)
魔法や銃を使いこなす「元素術士」「ガンナー」となり、中・遠距離攻撃が得意な種族。ただし防御面ではちょっと心もとないクラスでもある
ロン・フェミナ族
弓と短剣の両方を扱い、遠・近距離攻撃どちらも得意なクラス。補助スキルにも長けている。見た目の美しさや森の住人という設定からは、いわゆるエルフを思い起こさせる種族だ
ロン・マス族
見た目どおりのマッチョタイプで、体力/防御力に優れる。敵の注意をひきつけるスキル等を持ち、パーティプレイではタンク役として活躍できる

アニマ作成画面では、ヘアスタイルや髪の色などをカスタマイズできる。なお、アニマとの再会はLv10でうけられるクエストが前提条件だ

 キャラクター作成時には、プレイヤーの永遠の相棒となる「アニマ」も一緒に作成。アニマとは既存MMORPGにおけるペットに近い存在で、さまざまな特殊スキルによる支援をしてくれる。ただし、プレイヤーは一切の感情と本来の特殊能力を失ってしまったアニマと再会。アニマと長い時間をともに過ごし、クエスト等を遂行することで徐々に感情を取り戻させる、というのが本作品のプレイ目標の一つでもあるのだ。さまざまな感情がよみがえることで、アニマは各種スキルが使用可能になり、プレイヤーをサポートするようになる。

 見た目は弱々しい小娘のアニマだが、きちんと育てれば攻撃やデバフスキル、HPの回復スキルで共に戦闘に参加してくれる。また、レベル30を超えたアニマは、専用スキルとして「ガイガス」を召還可能。巨人ガイガスは敵を一掃できるほどの強大な力を持っている。ただし、召還できる場所は一部フィールドやダンジョンのみで、召還も無制限ではないようだ。クローズドβテストではレベルキャップが25となっているので、残念ながらガイガス召還は体験できない。


アニマはいつもプレイヤーのあとをついてくる。戦闘中はアニマも攻撃を受けるので十分に注意が必要だ
積極的な性向で育成したアニマは、敵に攻撃スキルを使いやすくなる。自分の選んだクラスに一番相性がよい性向を選ぼう
料理や栽培に加えて、一部モンスターをテイミングできるのもアニマだけの特殊能力である

 ゲーム開始時にプレイヤーは「アニマの性向」を4タイプから選んで指定でき、この教育方針に従って積極的に攻撃するタイプ、プレイヤーの回復を優先するタイプなど、アニマ戦闘スタイルが固定されていく。途中で性向変えることは可能だが、それにおとなしく従うかどうかはアニマ次第。プレイヤーとの新密度によっては断られることもあるんだとか。アニマには様々なプレゼントを贈ることが可能なので、普段からてなずけておこう。子供の教育にはアメとムチが必要だ。

 また、PRIUS ONLINEには「アトリウム」と呼ばれるハウジングシステムが用意されており、自室内でアニマは植物の栽培、料理なども行える。戦いのお供に良し、家に戻れば家事もしてくれるアニマは、できれば嫁に欲しいぐらい便利なパートナーなのである。ゲーム解説を担当したPRIUS ONLINEプロデューサー・清水祐一氏によれば、すべての感情を取り戻したとき、アニマは「覚醒」するらしい。小娘からいきなりセクシーなお姉さんになってくれると大変嬉しいのだが、覚醒の条件など詳細は今後明らかになるだろう。

アニマはさまざまな衣装アイテムで着飾ることもできる。娘かわいさのあまり、衣装を買いすぎないように注意していただきたい

 この他にも、PRIUS ONLINEにはパーティや遠征隊(レイド)システム、インスタンスダンジョンやPvPを楽しむための「アリーナ」、武器や防具の強化、精錬といった既存のMMORPGにある要素はほぼ網羅している。日本版の独自コンテンツとしては、オリジナルのアニマデザイン、声優を起用したチュートリアルのボイス収録などが予定されている。なお、クローズドβテスト以降のサービススケジュールについてだが、現時点では未定とのことである。


(C)2009 CJ Internet Corp.All Rights Reserved.
(C)2009 GameOn Co., Ltd. All Rights Reserved.


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/15/news031.jpg ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. /nl/articles/2412/14/news019.jpg ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. /nl/articles/2412/15/news011.jpg 「懐かしい」 ハードオフで“30年前のPC”を購入→Windows 95をインストールしたら“驚きの結果”に!
  4. /nl/articles/2412/16/news107.jpg 「靴下屋」運営のタビオ、SNSアカウント炎上を受け「不適切投稿に関するお詫び」発表 「破れないストッキング」についてのやりとりが発端
  5. /nl/articles/2412/15/news035.jpg 餓死寸前でうなり声を上げていた野犬を保護→“6年後の姿”が大きな話題に! さらに2年後の現在を飼い主に聞いた
  6. /nl/articles/2412/15/news002.jpg 毛糸でフリルをたくさん編んでいくと…… ため息がもれるほどかわいい“まるで天使”なアイテムに「一目惚れしてしまいました」「うちの子に作りたい!」
  7. /nl/articles/2412/10/news133.jpg 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  8. /nl/articles/2312/15/news032.jpg 放置された池でレアな魚を狙っていた親子に、想定外の事態 目にしたショッキングな光景に悲しむ声が続々
  9. /nl/articles/2412/15/news028.jpg 脱北した女性たちが初めて“日本のお寿司”を食べたら…… 胸がつまる現実に考えさせられる 「泣いてしまった」「心打たれました」
  10. /nl/articles/2412/16/news023.jpg 父「若いころはモテた」→息子は半信半疑だったが…… 当時の“間違いなく大人気の姿”に40万いいね「いい年の取り方」【海外】
先週の総合アクセスTOP10
  1. イモトアヤコ、購入した“圧倒的人気車”が思わぬ勘違いを招く スーパーで「後ろから警備員さんが」
  2. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  3. パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  4. 高校生のときに付き合い始めた2人→10年後…… 現在の姿に「めっちゃキュンってした」「まるで映画の世界」と1000万表示突破
  5. 大谷翔平の妻・真美子さん、ZARA「8000円ニット」を着用? 「似合ってる」「シンプルで華やか」
  6. 新幹線で「高級ウイスキー」を注文→“予想外のサイズ”に仰天 「むしろすげえ」「家に飾りたい」 投稿者に感想を聞いた
  7. 高校生時代に父と撮った写真を、29年後に再現したら……再生数1000万回超えの反響 さらに2年後の現在は、投稿者に話を聞いた
  8. 散歩中、急にテンションが下がった柴犬→足元を見てみると…… 「そんなことあります?」まさかの原因が860万表示「かわいそうだけどかわいい」
  9. コメダのテイクアウトで油断して“すさまじい量”になってしまった写真があるある 受け取ったその後はどうなったのか聞いた
  10. 「やめてくれ」 会社で使った“伝言メモ”にクレーム→“思わず二度見”の実物が200万表示 「頭に入ってこない」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」