ラブラブへの道は遠かった……!? がんばるネカマの「ルーセントハート」体験記(後編)(3/3 ページ)
「商業都市」と言うだけあって、ゴードンはトリーア以上の活気に溢れていた。街の中央には巨大な貿易ビルがそびえ立ち、南側には列車の駅が、西側には造船所や埠頭もある。ファンタジックな雰囲気の強かったトリーアと違って、こちらはいかにも商業・工業の街といった雰囲気。マップを開いてみると、新しいクエストを示す「!」マークがいくつも見えたりして、なんだかはじめてトリーアに着いて、右も左も分からずウロウロしていた頃を思い出す。よーし、こうなったらここでもっとステキな人を見つけてやるんだから!
「ハッピーパイロットシステム」で楽々レベルアップ
レベル20台くらいになると、クエストの経験値だけではなかなかレベルが上がらなくなってくる。そんなとき、上記「ラビリンス」と合わせて活用したいのが「ハッピーパイロットシステム」と呼ばれるもの。
これはユーザーが自分でイベントを主催することができる「ルーセントハート」ならではのシステムで、画面右にある「HPシステム」アイコンをクリックすると、そのとき開催されているイベントがずらりと表示されるはず。ここから参加したいイベントをクリックして申し込みを行い、開催時間になったら、開催場所に立っているNPC「イベンター」に話しかけるだけ。あとはイベンターの指示にしたがってイベントを進めていけばOKというわけだ。イベントの内容は、NPCを探して話しかけるだけだったり、特定のアイテムを集めてくるものだったりとさまざまだが、基本的にどのイベントも、ひととおりクリアするだけでかなりの経験値が報酬としてもらえるようになっている。イベントの多くは、ゴードンやさらにその次の街・魔法都市アンティカで開催されていることが多いので、ゴードンに着いたら積極的に探してみるといいだろう。
男性キャラクターでは味わえない、ネカマならではの楽しさ
――といったところで、ネカマの冒険はまだまだこれからも続いていくわけですが、この記事はひとまずここで一区切り。ちょっとだけ現状を報告しておくと、ほしともさんと別れた後も、最初にフレンド登録してもらった女性マジシャンの方とは相変わらず仲良くしていただいていたりして、一緒に遊ぶ仲間にはそれほど困っていなかったり。たまにクエストを手伝ってもらったりしながら、現在はレベル36の三次転職に向けて目下絶賛レベル上げ中といったところです。
そしてもうひとつ、先日、意を決してクピドのところへ再度赴き、新たな「ほしとも」とマッチングしてもらうことに成功! まだ出会って日が浅いため若干ギクシャクしている感じもありますが、今度はもっとじっくり愛をはぐくんでいく予定。と言いつつ、またプレイ時間がすれ違いがちなのがちょっと不安ですが……。
ゲームをはじめた当初は、自分で言い出したにもかかわらず「『ほしとも』システムを生かすなら逆に、ちゃんと男性キャラクターで遊んで、ホンモノの女性と『ほしとも』になった方がよかったのでは!?」などと自分の浅はかさを一瞬呪ったりしたものの、いざ遊んでみると、思った以上に女性キャラクターでのプレイにハマっている自分がいて驚いた。ネカマプレイのどこに楽しさを見いだすかは人によって異なるとは思うが、筆者の場合、理想の女性キャラクター像をキャラクターに投影させて、自分でそのキャラクターを演じつつ、同時に男性視点でそのキャラクターを愛でる――という、二重の楽しみ方ができたのが面白かった。「主人公=自分」という概念にとらわれない、こういうオンラインゲームの楽しみ方もアリかもしれない。
あと前回も書いたけど、やっぱり他のゲームで遊んでいた時よりも、まわりのプレイヤーの対応がやさしかった気がする。もう、中身が男性だろうと女性だろうと、とりあえずオンラインゲームのプレイヤーはみんな女性キャラクターには優しい、ということでいいんじゃないでしょうか。
なお、次回大型(バージョン4.0)のアップデートも予定されている。アップデートでは、勝利側のクランには大きなメリットを用意されるクラン同士での戦い(CvC)や、一部アバターの追加、クランマスターのみオリジナルのクランのマークを作成しアップロードすることが可能となるほか、正解者にはさまざまなエンチャント効果が追加されるクイズシステムの追加などとなっている。
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