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» 2009年06月10日 19時09分 公開

日々是遊戯:“そこにないもの”を映し出す「拡張現実ゲーム」の世界が間もなくやってくる?

「電脳コイル」に出てくる“電脳メガネ”のような、「拡張現実」の世界が、もうすぐゲームでも体験できるようになるかもしれません。

[池谷勇人,ITmedia]

実用化は意外に近い?

 「拡張現実(AR/Augmented Reality)」という言葉をご存じでしょうか。

 簡単に言えば、現実空間上にCGなどの映像を重ねて、本来そこにはないはずのモノや情報を、まるで本当に実在しているかのように見せる技術のこと。そんな「拡張現実」の世界が、もうすぐゲームでも体験できるようになるかもしれません。

DSiのカメラで幽霊を探せ――「Ghostwire」(DSi)

あなたの部屋にも幽霊が潜んでいるかも……

 ひとつは、スウェーデンの開発会社A Different Gameが先日発表した、「Ghostwire」というゲーム。プレイヤーはゴーストハンターとなって、現実空間のあちこちに潜む「幽霊」たちを探して捕まえていくわけですが、DSiのカメラ越しに浮かび上がる幽霊たちの姿はちょっと衝撃的。“見えないものが見える”という「拡張現実」の特徴を、うまく生かしたゲームと言えそうです。

 ちなみにDSi専用で、残念ながら日本での発売については未定。動画はDS版ではなく、すでに配信中の携帯電話版(日本未配信)のものですが、おおよそのゲーム内容は掴んでいただけるかと思います。



Ghostwire (C) A Different Game.

机の上でモンスターたちがバトル!――「Invisimals」(PSP)

 もうひとつは、先日開催された「E3 2009」でSCEAが出展していた、「Invisimals」というゲーム。こちらはPSP用カメラを使った一種のモンスター育成ゲームで、さまざまな姿を持った“Invisimals”たちを捕まえ、育てて戦わせていくのがゲームの目的。カメラで現実空間を映して隠れたモンスターを捕まえたり、机やテーブルの上に専用のマーカーを設置することで、モンスターたちが本当に現実空間上で戦っているように見せたりと、ふんだんに盛り込まれた「拡張現実」要素が特徴となっています。

 他にも動画では、指でつつくとモンスターたちが反応したり、見つけたモンスターを手で叩いて捕獲したりといった要素も見られ、上記「Ghostwire」よりもさらに一歩進んだ「拡張現実」感が味わえそうです。ただしこちらも日本での発売予定などについては不明。

専用のマーカーをカメラで映すと、そこにモンスターが出現
カメラで映した場所がそのままバトルフィールドに
Invisimalsたちは現実世界のあちこちに隠れている


(C)2009 Sony Computer Entertainment Inc. Trademarks are properties of their respective owners.

バーチャルペットはここまで来た――「EyePet」(PS3)

 また、すでに発表済みのタイトルですが、同じSCEAの「EyePet」も一種の「拡張現実ゲーム」。こちらはPS3用のカメラで部屋を映すと、そこにかわいい小猿のような“EyePet”が現れ、なでたりつついたりして一緒に遊ぶことができるというもの。携帯ゲーム機のようにカメラそのものを外へ持ち出すことはできませんが、まるで生きているかのような毛並みのふさふさ感や、しぐさの細やかさなどはさすがPS3といったところ。もともとSCEは「EyeToy:Play」(PS2)や「THE EYE OF JUDGMENT」(PS3)など、早くからカメラを使ったゲームに積極的で、この「EyePet」も発売が楽しみなタイトルと言えそうです。

画面の中で、かわいいEyePetと遊ぶことができる
別のオモチャを出して遊ばせることも可能
手に入れた洋服でEyePetを着飾ることもできる

(C)2009 Sony Computer Entertainment Inc. Trademarks are properties of their respective owners.

 こうして見ると、さすがに「電脳コイル」の世界にはまだ遠いものの、「拡張現実」という技術自体は、かなり身近なものになりつつあることが分かると思います。今はまだ数は少ないですが、ゲームの可能性を大きく広げ得る革新的技術として、今後の動きにぜひ注目したいところです。

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