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» 2009年06月17日 15時41分 公開

E3 2009で何があったのか? まとめて読みたいあなたのために(前編)E3 2009総括(4/4 ページ)

[記野直子,ITmedia]
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任天堂のまとめ

 Wiiの本体販売もひと段落の様相の中、任天堂に陰りがと噂されていたのだが、それを一掃するラインアップであったと言えよう。前述したが、マリオタイトルは何と4つも発表されていた(ソニックとオリンピックも含めると5タイトル)。若干乱発気味にも見えるが、対象ハード、ジャンル、ゲームプレイをよく見ると、バランス良く配置されているのが分かる。

 今回もWiiウェアに関してはほとんど触れられなかったのは残念である。日本でサービスが開始された「Wiiの間」に関してもカンファレンスでは触れられていなかった。業界としてはマイクロソフトのXBLAやSCEのPSNなど、ダウンロードコンテンツへのシフトは必至とみられるものの、任天堂のオンラインへの取り組みは今一つ不透明だ。

 実はこのカンファレンス同日の夕方「ラウンドテーブル」という宮本氏のインタビューがコンコースのシアターで行われた。朝のカンファレンスでは姿を現さなかった宮本氏が、今回発表されたWii向けタイトル「New Super Mario Bros. Wii」、「Super Mario Galaxy 2」、「Wii Sports Resort」、「Wii Fit Plus」に関しての思いを語った。

 記者も参加したのだが、このラウンドテーブルの最後に、記者たちからのインタビューに宮本氏が答える時間があり、ここでのいくつかの質問と、それに対する宮本氏の答えに関しておもしろいものがいくつかあったので紹介しておこう。

  • Wii Speakについて

 「任天堂は様々なペリフェラル(コントローラ)を出してくるが、昨年紹介された「Wii Speak」に対応するソフトが見られなかったのは残念だが、今回はそれに対応してくれないのか?」との質問に「ご指摘ありがとうございます。いろいろやらなければならないことがあるので、どうしてもすべてを網羅することはできず、今回は対応はしていません。ただ、今後検討していきたいと思います」と答える宮本氏。

 ペリフェラルをどんどんと提案する任天堂だが、発売したペリフェラルをきちんと最後までフォローしてくれ、という裏側の意図でチクリと刺す記者側もしたたかだが、その指摘に真摯に答えるところは好感が持てた。Wii Speakのようなことは過去にもあったのでは? と苦笑させられる部分もあったが、任天堂も痛かったのではないか。

  • 他社のモーションセンサーについて

 「MSのNatal、SCEのPSモーションコントローラなどが発売されたが、どう評価するか?」という質問がでると、「任天堂が提案する動きを使って楽しむ、ということに賛同を得られたことに関してはうれしい。ただし、技術がそこにあることは事実として、それを快適に遊んでもらえるかまで落し込むのが難しいところで、それが任天堂の強みでもあると考えている。が、Wii Motion Plusを商品化するのに半年の予想を超えて一年以上かかってしまった、というくらい難しいものである。従って、実際にプレイができる状況になるまでは評価ができない」(宮本氏)

 王者任天堂の余裕の発言だ。MSのカンファレンスでSpielberg氏が「難しい技術を見せないようにすることが大事だ」と発言していたのにも重なる気がした。いかに技術を「簡単さ」につなげるのか? MSとSCEが「技術」を「簡単なコントロール」へどこまで導けるか。任天堂のコントローラの領域に達するまで見守ることにしよう。

 明日は後半、「SCEカンファレンスとE3総括」をお送りします。お楽しみに。

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