海外ユーザーが選んだ「歴代ゲームコントローラー ワースト5」に異論続出!?日々是遊戯

ゲーム史上もっとも使いにくく、期待ハズレだったゲームコントローラーは――? そんな記事が先日、海外のゲームニュースサイトに掲載され話題となりました。

» 2009年06月24日 14時01分 公開
[池谷勇人,ITmedia]

海外ユーザーからも反論多数

infinite bitsに掲載された「The Five Worst Videogame Controllers Ever」

 海外ニュースサイト「infinite bits」にて先日、「The Five Worst Videogame Controllers Ever(歴代ゲームコントローラー ワースト5)」なる記事が掲載されており、その選出結果がちょっと興味深かったので紹介します。

 「言うまでもなくコントローラーは、プレイヤーがゲームと物理的に対話するための唯一のデバイス。それは当然、丈夫であり、快適であってしかるべきですが、実際はそうでないものが多くありました」と記事の筆者は指摘しています。それでは、この記事が選んだ「ワーストゲームコントローラー」とは何だったのか、ひとつずつ見ていくことにしましょう。

ニンテンドー64用コントローラー(N64)

「N64コントローラーはアナログスティックを後のスタンダードにまでのし上げましたが、完璧に操作するには3本の腕が必要でした。任天堂は複数の持ち方ができるようにわざとそうしましたが、多くのプレイヤーは、どんな持ち方であってもすべてのボタンに指が届くことをより好んだのでしょう」


「鉄騎」コントローラー(Xbox)

「ゲーム内に登場するロボットのコントロールパネルを完全再現する――という試みはクール。しかし200ドル以上もしたにもかかわらず、遊べるタイトルは『鉄騎』とその続編の2本だけ。このコントローラーは設計だけにとどめ、発売するべきではなかったのではないか」


ドリームキャストコントローラー(DC)

「マンモス級のボディ、滑りやすいアナログスティック、使いにくい十字キー、そして冒険的すぎた2つの巨大な拡張スロット……。ドリームキャストコントローラーは前世紀のコントローラーの中でもっともひどいもののひとつ。このコントローラーにはゲームを苦痛にするためのものすごい人間工学が組み込まれていたとしか思えません」


アタリ5200コントローラー(Atari5200)

「アタリ5200の失敗の一因がこのコントローラーにあったことは間違いありません。この役立たずなアナログスティックが、キャラクターの操作をどれだけ難しくしたことか……。しかもそれは信じられないほどしょっちゅう壊れました」


Sixaxis(PS3)

「当初のブーメラン構造はどこへ行ったのか、フォース・フィードバック訴訟に巻き込まれた結果、できあがったのはただの振動機能のないPS1コントローラーでした。いまさら振動なしでゲームをプレイするのは悪い意味で新鮮な体験であり、さらに任天堂に対抗すべく、振動機能をはぎ取ってまでして追加したモーションセンサーもいまひとつでした。またそれはすばらしいバッテリー寿命を備えていましたが、残念ながらオートパワーオフがありませんでした」


 ――ということで、海外ニュースらしくかなりシビアな書き方をしていますが、いかがだったでしょうか。ちなみに紹介順と順位は関係なく、この5つはあくまで「横並び」だそうですのでご注意を。

 個人的には、いまだに根強いファンも多いニンテンドー64コントローラーが「ワーストゲームコントローラー」に選ばれていることにちょっと驚き。リアルタイムで遊んでいた経験からしても、少なくともボタンに指が届かなくて困るようなゲームはなかったですし、アナログスティックを普及させた功績はもっと評価されていいのではと思います。

 またSixaxisについても、確かにちょっと物足りない部分はあったものの、ボタンやスティック類のデザインや作りはむしろ抜群に使いやすい部類に入ると思いますし、ちょっと「減点」部分の基準が厳しすぎるような印象を受けました。もしくは一時期、海外ではやたら巨大なコントローラーが好まれたように、日本と海外とでは好みの基準がかなり違うのかもしれません。

 ……と思ったら、やはり海外のユーザーも同じような感想を持ったらしく、コメント欄でも「誰がこんなリストを作ったんだ!?」「Sixaxisを入れるくらいなら初代Xboxコントローラーを入れるべき」「ジャガーコントローラーがなぜ入っていない!?」「これよりもっとひどいコントローラーはいくらでもある」といった反論コメントが多く寄せられていてちょっと一安心。後に記事の筆者も、「私もSixaxisがワースト5に選ばれるほどだとは思いません。もし私に選ぶ権限があったのなら、初代Xboxコントローラーを入れていたでしょう」と追記しています。

 そんなわけで、いろいろと異論も多い「ワースト5」ではありましたが、あなたはどう感じましたか? 個人的には、日本のユーザーが選んだ「ワーストコゲームコントローラー」、もしくは「ベストゲームコントローラー」も見てみたいところです。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2408/31/news036.jpg 犬が同じ場所で2年間、トイレをし続けた結果…… 笑っちゃうほどの変貌が379万表示「そこだけボッ!ってw」 半年後の現在について聞いた
  2. /nl/articles/2408/30/news121.jpg 「地獄絵図」「えぐすぎやろ……」 静岡・焼津市の地下歩道が冠水 “信じられない光景”にネットあぜん
  3. /nl/articles/2408/31/news073.jpg 「よくこんなものが……」 米不足でメルカリに米出品→疑問の声も 運営は“禁止出品物”に「然るべき対応」
  4. /nl/articles/2408/31/news025.jpg 次男に塩対応の柴犬、いよいよ次男の帰省最終日を迎え…… 本音が出た瞬間に「不意に泣かせるのやめて欲しい」と感動の声
  5. /nl/articles/2408/30/news017.jpg 最上位グレードのハイエースを“50万円の底値”で購入したら…… 驚きの実物に「ある意味最強」「正直、羨ましい」
  6. /nl/articles/2408/30/news188.jpg 実写「着せ恋」、キャストに物議 海夢の再現度が高すぎるタレントを推す声あがる 「逆になんであかせあかりさん以外の人……」
  7. /nl/articles/2408/29/news193.jpg 「なんで欲しいと思ったんですか?」 酔った勢いで購入 → 後日届いた“まさかの商品”に反響 「理性あったら買わないw」
  8. /nl/articles/2408/28/news142.jpg 明石家さんま、69歳バースデー迎え長男から幸せ呼ぶ“輝かしいプレゼント” 同席した元妻・大竹しのぶは「最高の笑顔でした」
  9. /nl/articles/2408/31/news084.jpg 仕事早いな! 大谷翔平の愛犬“デコピン”、大反響の始球式がさっそくTシャツ化 「こ、これは……」「欲しい!」と爆売れの予感
  10. /nl/articles/2408/30/news113.jpg 「これ600円なの?」 大谷翔平が長く愛用しているデコピンの“おやつ入れ”、始球式で注目「おそろだった」「真美子さんが選んだのかな」
先週の総合アクセスTOP10
  1. ヒマワリの絵に隠れている「ねこ」はどこだ? 見つかると気持ちいい“隠し絵クイズ”に挑戦しよう
  2. 「米国人には想定できない」 テスラが認識できない日本の“あるもの”が盲点だった 「そのうちアップデートでしれっと認識しそう」
  3. 「苦手な芸能人は誰?」 あのちゃん、女性芸能人を“実名で即答” 「ここ最近で一番笑った」「強すぎる」
  4. ホテルでチェックアウト、忘れ物で多いのは? ホテル従業員が教える「圧倒的に多い忘れ物」
  5. 乳がん闘病中の梅宮アンナ、抗がん剤治療で「髪の毛ほとんどなくなっています」 帽子かぶり「ああ、来たか」
  6. 「キティちゃんのお面だと思ったら……」 ひっくり返すと“まさかの正体”に11万いいね
  7. 「凄すぎる…」「ガチで滝」 “市ケ谷駅の冠水”が衝撃与える 階段に大量の水が流れる様子も…… 東京メトロに経緯を取材
  8. 「早すぎます」「一体なにが」 52歳ボディービルダー、訃報1週間前に最期の投稿で“人生初の試み” 恋人は「亡くなる数時間前まで普通にお出かけも」
  9. お盆で帰省した次男に、柴犬も猫もまさかの反応→どちらも豹変して爆笑 「涙出てきました」「おもろ可愛過ぎ(笑)」
  10. 着陸する戦闘機を撮ったはずが…… タイミングが絶妙すぎる1枚に「一部の専門家には貴重な一枚」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 釣れたキジハタを1年飼ったら……飼い主も驚きの姿に「もはや魚じゃない」「もう家族やね」 半年後の現在について飼い主に聞いた
  2. 「もうこんな状態」 パリ五輪スケボーのメダリストが「現在のメダル」公開→たった1週間での“劣化”に衝撃
  3. 「コミケで出会った“金髪で毛先が水色”の子は誰?」→ネット民の集合知でスピード解決! 「優しい世界w」「オタクネットワークつよい」
  4. 庭で見つけた“変なイモムシ”を8カ月育てたら…… とんでもない生物の誕生に「神秘的」「思った以上に可愛い」
  5. 「米国人には想定できない」 テスラが認識できない日本の“あるもの”が盲点だった 「そのうちアップデートでしれっと認識しそう」
  6. ヒマワリの絵に隠れている「ねこ」はどこだ? 見つかると気持ちいい“隠し絵クイズ”に挑戦しよう
  7. 「昔はたくさんの女性の誘いを断った」と話す父、半信半疑の娘だったが…… 当時の姿に驚きの770万いいね「タイムマシンで彼に会いに行く」【海外】
  8. 鯉の池で大量発生した水草を除去していたら…… 出くわした“神々しい生物”の姿に「関東圏では高額」「なんて大変な…」
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「なんでこんなに似てるの」 2つのJR駅を比較→“想像以上の激似”に「駅名だけ入れ替えても気づかなそう」