今あるアイデアをすべて詰め込んだ自信作――「モンスターハンター3(トライ)」完成披露発表会(3/3 ページ)
さらにこのあと、ステージ上には次長課長・井上さんとネゴシックスさんの2人が登場。8月1日より「モンスターハンター」シリーズの携帯電話向け公式ファンクラブ「モンハン部」に、井上さんが部長を務める「よしもとモンハン部(仮称)」がスペシャル動画コンテンツを提供していくことが明らかにされた。詳しい内容については明かされなかったものの、辻本プロデューサーも「面白くないわけがない」と太鼓判を押す「よしもとモンハン部(仮称)」、ぜひ配信を楽しみにしていてほしい。
意外に使いやすい新武器・スラッシュアックス
またイベント終了後、会場に設置された試遊台を使って実際にマルチプレイを楽しむこともできた。「モンスターハンターG」に同梱されていた体験版とは異なり、今回のバージョンではボルボロスの狩猟クエストが新たに加わっており、武器もスラッシュアックスを含む全種類がプレイ可能に。ここはもちろん、スラッシュアックスでボルボロスに挑んでみることにした。
スラッシュアックスの特徴は、なんと言ってもZボタン(リモコン+ヌンチャク操作の場合)で斧から剣への変形が行える点。剣モード時は攻撃方法が変化するだけでなく、セットされたビンに対応した属性攻撃や、ガンランスの竜撃砲のような大技「属性解放突き」が可能となるが、剣モード時の攻撃には専用のゲージが必要となり、これがなくなると自動的に斧モードへと戻ってしまう(斧モードでいればゲージは自動回復)。ゲージシステムは太刀の練気ゲージと双剣の鬼人化を足して2で割ったような感じで、さらに竜撃砲チックな大技もアリ――と、さまざまな武器の特徴を兼ね備えたユニークな武器と言えそうだ。
そのほかの特徴としては、抜刀時の移動スピードは太刀やハンマーなどと同じくらい、また攻撃スピードは太刀と大剣の中間くらいといったところ。連係のバリエーションはかなり豊富で、リモコンの振り方やボタンとの組み合わせ、さらにモードチェンジを随時組み込んでいくことで、太刀と同等かそれ以上の手数も出せそうだった。
ただ防御ができないのに加えて、攻撃をキャンセルして回避行動を行った場合に、ランスと同じような「ステップ」が出てしまうため、回避面にはちょっと不安が残る。慣れればランスのように、敵に張り付いたまま強力な連係を叩き込み続ける――といったプレイもできそうだが、このあたりは使う人の腕前とセンスに大きく左右されそうだ。
とは言え、手数や移動スピードもそこそこあり、また攻撃範囲も広いため基本的にはかなり扱いやすい武器だと感じた。特に「属性解放突き」が決まった時の気持ちよさは相当なもので、手っ取り早く狩りの醍醐味を味わうには最適な武器と言えるかもしれない。
ボルボロス討伐なるか!?
――と、たっぷり新武器のアクションを堪能したところでいよいよボルボロス討伐へ。すでにボルボロスのエリアでは他のハンターたちが熱戦を繰り広げており、筆者もさっそくこれに合流。
ボルボロスの主な攻撃方法は、見るからに堅そうな頭を活かした突進攻撃と、おなじみの尻尾回転、体をプルプルと震わせて周囲に泥つぶてをまき散らす攻撃など。特に多いのが突進攻撃で、これを避けた後は大きな攻撃チャンスになるため、なるべく強力な攻撃を叩き込んでおきたいところ。あとは泥つぶてにさえ気をつけていれば、それほど苦労することはなさそう。ちなみに頭部はかなり固く、攻撃しても弾かれてしまうことがほとんどだった。
などと偉そうに書いてますが、実は筆者、正直に告白するとリモコン+ヌンチャク操作で遊ぶのは今回がはじめて。プレイ中は操作方法の確認と、ボルボロスを見失わないよう視点を切り替えるので精一杯で、攻撃に参加する余裕はほとんどありませんでした! クラコン操作ばかりでなく、リモコン操作もちゃんと体験版で練習しておくんだった……。
そんなわけで、筆者が逃げ回ってばかりいたせいかどうかはわかりませんが、残念ながらクエストは時間切れで失敗という結果に。憎きボルボロスへの復讐は製品版で果たすとして、今回はひとまず引き下がることにしたのでした。
実物大・ラギアクルス装備も初公開
会場ではそのほか、以前のイベントでも展示されていた巨大なラギアクルスの頭部模型やチャチャの実物大モデル、今回が初公開というラギアクルス装備などの展示も行われていた。こちらについては写真でまとめて紹介することにしたい。
「モンスターハンター3(トライ)」 | |
対応機種 | Wii |
ジャンル | ハンティングアクション |
発売予定日 | 2009年8月1日 |
価格(税込) | 7340円 |
プレイ人数 | 1〜2人(オンライン時は最大4人) |
CERO | C(15才以上対象) |
拡張コントローラ | ヌンチャク、クラシックコントローラ対応 |
(C)CAPCOM CO., LTD.
(C)恐竜2009/Yamashita Kohei
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