善人になりたいーの!――クロシーノ冒険記(その3)「大規模バトルに初参戦!」「CroXino -クロシーノ-」(2/2 ページ)

» 2009年08月06日 00時46分 公開
[瓦屋文太,ITmedia]
前のページへ 1|2       

堅すぎる城門に大苦戦! 激戦の結末はいかに!?

 そんなわけで最初の交戦地帯となるのが城の外門だ。門を攻撃して壊さなければいけないのだが、左右の城壁からハンターやメイジの遠距離攻撃がどっかんどっかん飛んできて外門前はすぐさま地獄絵図となった。多少、体力に自身はあったので、すぐに死ぬことはないと思っていたのだが、甘かった。軽くkawarayaの最大HPをはるかに超えるダメージをくらい、戦闘不能になってしまった。


 自分のあまりのひ弱さに愕然としながら復活ポイントに帰還。急いで外門前に戻る。ところが、復活した直後に何者かに攻撃を受ける。敵がこんなところにも!? と驚いたがよく見たらモンスターのゴグ呪術師だった。なんと復活ポイントから外門の間にアクティブモンスターがいるのだ。HP全回復して復活するので、倒されはしないがダメージは受けるので非常に邪魔な存在である。

 ゴグ呪術師を蹴散らしながら外門前とたどり着く。城壁の敵は遠距離攻撃の手段を持っていないナイトでは対応できないので、味方のハンターやメイジにお任せして筆者は外門を殴ることに専念。敵をかく乱しようにも敵陣の内部に入り込まないことには何も始まらないのだ。ところが、この外門がとてつもなく堅い。ダメージエフェクトは出るが、いくら殴っても100%から減らないのだ。メンバーにも焦りの色が見え始めるが、しかし攻撃をやめるわけにもいかないので、門を攻撃しては死んで戻って、を繰り返していた。

 数分が経過して「この門は壊せるのだろうか」と不安が頭をよぎり始めたころ、やっと門のHPゲージが減り始めた。するとメンバーのテンションが一気にあがり、戦闘開始から15分が経過したころにようやく外門を突破。戦いの舞台は城の内部へと移った。

 外門から入ってスロープになっている細道を駆け上がると内門がある。すぐさま第2ラウンドの開始だ。


 外門と同様に城壁からの攻撃を排除しながら門を攻撃するという基本戦術は変わらないのだが、交戦地点が敵の復活ポイントに近づき、味方の復活ポイントから遠のいたことで、徐々に戦況が押され気味になっていた。いつしか全滅して内門から味方が姿を消すという事態にもなり、余裕の出てきた敵軍が作戦を変えてきた。内門へ行く途中のスロープで待ち構え、こちらが上ってきたところに攻撃を仕掛けてきたのだ。予想外の作戦に戸惑う自軍。復活しては突撃を繰り返すものの、射程範囲に入ってすぐに飛んでくる遠距離攻撃と時折背後に回りこんでくる敵のナイトにかく乱され、味方の陣容はバラバラになってしまった。

 個別に特攻しても返り討ちにされてしまうため、火力抜群の高レベルハンターであるギルドリーダーを先頭にして集団で突撃をかけることに。これが功を奏し、スロープの敵軍をなんとか撃破に成功! しかし、この内門前での戦いで時間がかかりすぎてしまい、結局内門を突破できたのは、残り時間40分を切った頃だった。実に内門での戦いで1時間もかかってしまっていたのだ。40分で塔2つと目的の水晶1つを壊さないといけないので、かなり敗戦の色が濃くなってしまった。15分ほどで外門を突破したとき、筆者は内心「なんだかいけそうな気がする!」と思っていたのだが、とんでもなく甘かった。


 勝利を確信した敵ギルドは塔の防衛はほどほどに、こちらの復活ポイントまで攻め込んできて暴れ放題。終了間際にはメインの交戦地帯が外門になっていたほどだ。筆者は一矢報いようと、敵軍にいる筆者と近いレベルの相手にターゲットをしぼり、戦いを挑むことに。結果は最後の5分間に2回対峙することができて、1勝1敗。1敗はあと一撃で勝てるという状況だったのだが、敵の援軍に背後から襲われて無念の敗北。そしてタイムアウトのアナウンスが流れ、ついに終戦。戦いに負け、ライバル対決にも勝つことができず、kawarayaのギルドバトル初戦はほろ苦い結果となった。戦いが終わったあとは、お互いに健闘を称え合い、攻撃側・防衛側のギルドがそろって記念撮影をして終了となった。


 相手から「これまで戦ったギルドのなかで一番手ごわかった」と言ってもらえたが、水晶を拝むことなく負けたのはやはり悔しい。そのあとに反省会が行い、次回の作戦が練られた。kawaraya個人としては、やはりレベルをもっと上げておくことが最大の課題。それに加えて、立ち回り方もよく分かっていなかったので、ほかのギルドの戦いも観戦してギルドバトルでのナイトの戦い方を覚えておく必要もある。もっと腕を上げて次こそ勝ってやる!

ギルドバトルの参加者全員で記念写真をパチリ

攻撃側ギルドだけで記念写真。次での飛躍を誓って全員ジャンプの瞬間を激写! あれ、そろってない……

人生の転機?

 ギルドバトルの激戦のあと、レベル上げに精を出していたところに、次々と新要素のアップデートが行われた。そのうちで特に大きなものが新職業の「ローグ」と「美容室システム」の実装だ。ローグは日本語にすると「悪漢」という意味で悪寄りの設定となっている。美容室システムは、レブレンの村にいるNPCのウェンデーに話しかけると体験できるということなので、修行を一時休憩し試してみることに。変えられるのはと肌の色と顔立ち、ヘアースタイル、髪の色だ。それぞれプレミアムアイテムを購入すると変更できるが、どのように変わるのかお試しで見ることは可能だ。筆者は色々と試しているうちに、今までとは違う自分になりたくなってきた。すると、心の中で何者かが筆者にささやいた。

「どうせなら思い切ってローグになっちゃえよ。悪はいいぜぇ?」

 今まで善人になることだけを考えてきたkawaraya。悪になろうだなんて、少しも考えたことはなかった。だが「そういう生き方もあるか……」という考えが頭をよぎってしまった。果たして当連載はどうなってしまうのか。そして、kawarayaの運命は!? 急展開の次回をお楽しみに!

写真左がいつものkawaraya。右がイメチェン後。ちょいワル風をイメージ

(C) 2008-2009 GCREST,Inc. All Rights Reserved.
(C) 2008-2009 BnB Global,Inc. All Rights Reserved.
(C) 2008-2009 Nglim Soft,Inc. All Rights Reserved.


前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2404/18/news134.jpg 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  2. /nl/articles/2404/18/news025.jpg 生後5日の赤ちゃん、7歳のお姉ちゃんから初めてミルクをもらうと…… 姉も驚きの反応がかわいい
  3. /nl/articles/2404/18/news057.jpg 9カ月の赤ちゃん、バスで外国人の女の子赤ちゃんと隣り合い…… 人生初のガールズトークに「これは通じあってますね!」「ベビ同士の会話、とろけます」
  4. /nl/articles/2404/17/news037.jpg 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  5. /nl/articles/2404/17/news034.jpg 「妹が入学式に着るワンピース作ってみた!」 こだわり満載のクラシカルな一着に「すごすぎて意味わからない」「涙が出ました」
  6. /nl/articles/2404/18/news155.jpg 大谷翔平選手、ハワイに約26億円の別荘を購入 真美子夫人とデコピンとで過ごすかもしれないオフシーズンの拠点に「もうすぐ我が家となる場所」
  7. /nl/articles/2404/17/news179.jpg 「ケンタッキー」新アプリに不満殺到 「酷すぎる」「改悪」の声…… 運営元「大変ご迷惑をおかけした」と謝罪
  8. /nl/articles/2404/17/news129.jpg 「ハーゲンダッツ硬すぎ!」と力を入れたら……! “目を疑う事態”になった1枚がパワー過ぎて約8万いいね
  9. /nl/articles/2404/16/news192.jpg 「ゆるキャン△」のイメージビジュアルそのまま? 工事の看板イラストが登場キャラにしか見えない 工事担当者「狙いました」
  10. /nl/articles/2404/16/news175.jpg 「そうはならんやろ」をそのまま再現!? 「ガンダムSEED FREEDOM」のズゴックを完全再現したガンプラがすごすぎる
先週の総合アクセスTOP10
  1. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  2. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  3. 安達祐実、成人した娘とのレアな2ショット披露 「ママには見えない!」「とても似ててびっくり」と驚きの声
  4. 兄が10歳下の妹に無償の愛を注ぎ続けて2年後…… ママも驚きの光景に「尊すぎてコメントが浮かばねぇ」「最高のにいに」
  5. “これが普通だと思っていた柴犬のお風呂の入れ方が特殊すぎた” 予想外の体勢に「今まで観てきた入浴法で1番かわいい」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評
  8. お花見でも大活躍する「2杯のドリンクを片手で持つ方法」 目からウロコの裏技に「えぇーーすごーーい」「やってみます!」
  9. 弟から出産祝いをもらったら…… 爆笑の悲劇に「めっちゃおもろ可愛いんだけどw」「笑いこらえるの無理でした」
  10. 3カ月の赤ちゃん、パパに“しーっ”とされた反応が「可愛いぁぁぁぁ」と200万再生 無邪気なお返事としぐさから幸せがあふれ出す
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」