俺たちの最高の財産はファン――JAM Projectライブツアーファイナル 日本武道館公演(1/3 ページ)

JAM Projectのライブツアー「Hurricane Tour 2009 Gate of the future」のファイナルが日本武道館で開催された。8千人のファンが集まり、激動の盛り上がりを見せた当日のライブをリポートする。

» 2009年08月10日 11時28分 公開
[ふじたけ,ITmedia]

 アニメやゲームのテーマソングを歌う人気グループ、JAM Projectのライブツアー「Hurricane Tour 2009 Gate of the future」のファイナルが6月12日、日本武道館で開催された。

JAM初の武道館公演に沸き立つ会場

 今回のライブでは影山ヒロノブさん遠藤正明さんきただにひろしさん奥井雅美さん福山芳樹さんといったいつものメンバーに加え、ブラジルからヒカルド・クルーズさんも参戦。JAM Project初の武道館公演というだけあって、当日は8千人ものファンが駆けつけ、ライブ開始前からお祭り騒ぎのような賑やかさ。

 いざ開演すると、初っ端からJAMらしいアツい叫びを響かせ、「本当に武道館にJAM Projectがやって来た!」という喜びを実感させてくれる。冒頭3曲歌ってのMCでも「これはMCなのか?」と感じてしまうほど、メンバーからのメッセージは勢いに満ちている。

左から影山ヒロノブさん、福山芳樹さん、奥井雅美さん、遠藤正明さん、きただにひろしさん(写真:左)

 影山さんが「ハロー、武道館!! みんな元気か――!? 今日という日を待っていたか――!?」と呼びかけると、観客も負けじと大声を返す。ファンがどれほどの想いで心待ちにしていたのかが感じられるやり取りだ。これを受けて遠藤さんも、「今日はめいいっぱい愛し合おうじゃないの! 最後までよろしくー!」と、JAMの若頭らしく盛り上げる。影山さんが「JAMのファンは他のシンガーがうらやむほど、最高のノリ」と言う通り、今日もJAMファンは気合が入っている。

今回も遠藤さんのご家族が来場していた

 「ハローダーウィン〜好奇心オンデマンド〜」では奥井さんが抜群のリードを魅せ、ライブの熱気が加速していく。影山さんが「平日でごめんな。今日しか空いてなかってんもん(笑)。本当に感謝してます。それから、バスを仕立てんほどの勢いで、またしても宮城から遠藤一族が来ています!」と暴露すると、遠藤さんが「そこは触れなくていいんじゃないですかね(笑)」と、妙に高い声でポツリ。観客爆笑のこのやり取りの後は、ついにヒカルドさんが登場! ヒカルドさんを迎えて歌うは「Break Out」。

ヒカルド・クルーズさん(写真:左)


 ヒカルドさんも登場して大の仲良しの福山さん、「全員で歌ったらどんなことなるんでしょうかね! 俺は聞きたい! 魂の『GONG』を一緒に歌ってくれー!!」と、自身のテンションもかなり高まっている様子。GONGから「未来への咆哮」では手を取り合ったり、中央に集まって目配せしながら歌いあったりと、視覚でもライブを楽しませてくれる。その後は衣装チェンジのため、全員いったんステージからアウト。

 メンバーがステージから下がっている間は「No Border(英語ver.)」をBGMに、文字通り歌声を携え、世界中をまわってきたJAM Projectのツアー風景がモニターに流れた。世界中のファンに支えられながら、いく回りも大きく成長していくメンバーの姿に、涙を流すファンもちらほら。

衣装チェンジしたメンバーが登場

 ステージ中央からメンバーたちが登場し、ライブ再開。世界中を駆け巡ってきたことを感じさせる歌いぶりだ。続いてのアコースティックコーナーではメンバー各自が楽器の演奏も披露。アルバム「Get over the Border」で福山さんがファンのことを歌ったという「BEAUTIFUL PEOPLE」を、観客と一緒に歌う。みんなの手拍子も交え、アコースティックならではの展開だ。





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