実況？ 宣伝？ 「ディシプリン」実況プレイ動画が、「ニコニコ動画」から「zoome」へと“お引っ越し”したワケ：日々是遊戯（2/2 ページ）

[池谷勇人，ITmedia]

　また、今後の具体的な対応については話し合いのうえ決めていくとのことですが、次の2点がクリアになれば、今後「ディシプリン」実況プレイ動画が「ニコニコ動画」上で“復活”する可能性もあるとの言及もいただきました。

• ニコニコ動画が公式に関わっていると、ユーザーに誤解を与えてしまうような表現になっていないこと
• ニコニコ動画が公認した（広告として費用をいただき展開している）ものと、そうでないものとの表現的な差は必要

　当然、「ニコニコ動画」も広告費により運営されている以上、広告とそうでないものとの線引きはきっちりしておく必要がある、という意見は至極ごもっとも。「ニコニコ動画」での続編アップロードに期待していた人たちのためにも、できれば両者納得のいく形での解決を望みたいところです。

　ただ結果的に、飯田氏やB-TEAMの面々、そして続編を楽しみにしていたユーザーにとっては「動画の削除」という少々残念な形となってしまいましたが、今後の実況プレイ動画のあり方を考えていくうえで、今回の一件が投げかけた波紋は大きかったと言っていいでしょう。別の見方をすればそれだけ「実況プレイ動画」の影響力や宣伝効果が大きいということが、今回の件で証明されたと言えるかもしれません。

　なお飯田氏によると、動画の公開自体を中止するつもりはなく、今後はひとまず「ニコニコ動画」から「zoome」へと場を移して公開を続けていくとのこと。また仮に、上記の問題がクリアになり再掲載の許可が下りた場合、「ニコニコ動画」側で連載が復活する可能性もなくはなさそうです。そちらの動きが今後どうなっていくかも含め、今後の飯田氏とB-TEAMの動向を楽しみに見守っていきたいところです。

　ちなみに現在、zoome上には削除されてしまった「part1」とともに、続編にあたる「発売前のゲームを実況プレイしたら売れねぇだろ【開発者自演】 part2」も新たに投稿されており、相変わらず飯田氏＋B-TEAMの面々によるユルユルなトークが繰り広げられています。

　特に「part2」ではゲームの方にも大きな進展があり、主人公と同じ房で生活していた収容者（レクチャー？）に、思わず「ええっ!?」と声に出してしまうような、ある衝撃的なことが起こります。

　あれは一体何だったのか、そして何の意味があったのか、現時点ではまだよく分かりませんが、きっと今後の動画でその謎は明らかになっていくものと思われます。というかホントにどういうゲームなのこれ……。

　動画を見て先の展開が気になってしまった人、何とも表現しようのない飯田和敏ワールドの虜になってしまった人は、8月25日に配信開始予定のWiiウェア「ディシプリン＊帝国の誕生」（800Wiiポイント）、要チェックですよ。

新入りだった主人公にも、ようやく仕事らしきものが与えられました

飯田氏のてきとうな実況もかなり板に付いてきた感があります

突然の「私を撃て！」発言。そしてこのあと衝撃の出来事が……

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