レベルファイブ×ブラウニーブラウン×植松伸夫のコラボ――究極のスローライフRPGを発表LEVEL5 VISION 2009(4/4 ページ)

» 2009年08月26日 04時50分 公開
[斎藤ゆうすけ,ITmedia]
前のページへ 1|2|3|4       
※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

ハイクオリティなアニメーション&楽曲が話題の「二ノ国」

 レベルファイブが企画開発を担当し、スタジオジブリがアニメーションを制作することで話題を集めているニンテンドーDS用タイトル「二ノ国」に関する発表では、さまざまな映像が公開された。

 発表会では主人公オリバー役を多部未華子さんが、ヒロインのマル役を長澤まさみさんが演じると発表。オリバーを導くシズク役に古田新太さん、ジャイロ役に大泉洋さん、ニャンダール役に八嶋智人さん、カウラ役に渡辺えりさん、ブヒーデン役を溝端淳平さん、アリー役に黒田知永子さんが起用されたことが報告された。

 制作中のアニメーションはもちろん、キャストやスタッフの動画コメントも公開。主人公のオリバーを演じる女優の多部未華子さんはオリバーを「本当に純粋な心を持つ少年」と紹介。音楽を担当した久石譲さんは「このゲームのために作った曲でコンサートができるんじゃないかって思っています」と語った。

 日野氏は「レベルファイブ10周年記念作品として本年中の発売を予定していたが、発売は来年になってしまい11周年記念作品になってしまった。その分、これまでにないクオリティの高い作品になるはず」と語り、ニンテンドーDS用タイトルでは最大となる4ギガロムを使用することを発表した。


久石氏がこだわりをもって制作している楽曲はヘッドフォンで聞くことによりCD並みの音質を実現することを目指しているとのこと

 また、「二ノ国」に関してはエンディング曲についても発表された。「二ノ国」のエンディング曲「心のかけら」は作曲を久石氏が、作詞をスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーの娘でもある鈴木麻実子さんが担当し、ボーカルを久石氏の娘でもある麻衣さんが担当することが発表され、制作発表会の最後に完成した楽曲が披露された。

新たなジャンルを切り開くスローライフRPG

 「ニノ国」に関する発表で、すでにゲーム誌などで発表されているタイトルに関する新情報の公開は終了し、最後にサプライズとなる新作の発表が行われた。

 レベルファイブとブラウニーブラウン、そして作曲家の植松伸夫氏がコラボレートして制作するニンテンドーDS用RPG「ファンタジーライフ」だ(もう一人のあなたが送るもうひとつの世界でのライフ――「ファンタジーライフ」)。

 この日、はじめて公開されたこのタイトルは、これまでのRPGのように戦うことだけが目的ではなく、プレイヤーは自分の分身となるアバターを作り、ライフと呼ばれる20種類の生き方の中から、自分の生き方を選択し、ファンタジー世界での生活を楽しむことができるという。


 それぞれの生き方には小さな目標が設定されており、それをクリアすると一応のエンディングとして、その生き方をクリアしたときにだけ流れるボーカル付きのオリジナルソングが流れ、続いて大きな目標である“自分だけの生き方”をひたすら追及することができるとう。

 クリア時にながれる楽曲ももちろん植松氏が作曲を担当しており、ライフの数(20曲)とテーマ曲の計21曲がボーカル付きの楽曲として収録されるとのこと。

 そのほかの詳しい発表は行われなかったが、ほかのプレイヤーと一緒にゲームを楽しむこともできるようで、これまでにないまったく新しい形のRPGとして提供されるようだ。

 2010年発売を目指して制作がスタートしたこのゲームだが、日野氏によると「このゲームの基本理念は『レイトン教授と魔神の笛』のおまけゲーム『レイトン教授のロンドライフ』に生かされている」とのことで、「レイトン教授のロンドライフ」で「ファンタジーライフ」の雰囲気を味わうことができるという。

ゲームショウで体験版&新作映像を配布

 ゲームタイトルに関する発表が発表が終わると、最後に9月に行われる東京ゲームショウ2009に関する発表が行われた。

 東京ゲームショウ2009では、レベルファイブブースで配布される福袋に「レイトン教授と魔神の笛」および「イナズマイレブン2 脅威の侵略者 ファイア/ブリザード」、「二ノ国」の体験版を収録した「レベルファイブ プレミアム プラチナ」か、この発表会で公開された映像を含む新作映像を収録した「レベルファイブ プレミアム ダイアモンド」どちらかが同梱されているという。

 日野氏は2年前のゲームショウにおける体験版配布時の混乱に振れ「今年はああいうことが無いよう、万全を期したいと思います」と語った。


 ゲームショウに関する発表が終わると、ついに制作発表会もエンディングを迎えた。

 最後に日野氏は「レベルファイブは常に、みなさまに驚きや喜びを提供できる会社でありたいと思います」と語り、サプライズが目白押しだった発表会を締めくくった。

前のページへ 1|2|3|4       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2408/31/news036.jpg 犬が同じ場所で2年間、トイレをし続けた結果…… 笑っちゃうほどの変貌が379万表示「そこだけボッ!ってw」 半年後の現在について聞いた
  2. /nl/articles/2408/30/news121.jpg 「地獄絵図」「えぐすぎやろ……」 静岡・焼津市の地下歩道が冠水 “信じられない光景”にネットあぜん
  3. /nl/articles/2408/31/news073.jpg 「よくこんなものが……」 米不足でメルカリに米出品→疑問の声も 運営は“禁止出品物”に「然るべき対応」
  4. /nl/articles/2408/31/news025.jpg 次男に塩対応の柴犬、いよいよ次男の帰省最終日を迎え…… 本音が出た瞬間に「不意に泣かせるのやめて欲しい」と感動の声
  5. /nl/articles/2408/30/news017.jpg 最上位グレードのハイエースを“50万円の底値”で購入したら…… 驚きの実物に「ある意味最強」「正直、羨ましい」
  6. /nl/articles/2408/30/news188.jpg 実写「着せ恋」、キャストに物議 海夢の再現度が高すぎるタレントを推す声あがる 「逆になんであかせあかりさん以外の人……」
  7. /nl/articles/2408/29/news193.jpg 「なんで欲しいと思ったんですか?」 酔った勢いで購入 → 後日届いた“まさかの商品”に反響 「理性あったら買わないw」
  8. /nl/articles/2408/28/news142.jpg 明石家さんま、69歳バースデー迎え長男から幸せ呼ぶ“輝かしいプレゼント” 同席した元妻・大竹しのぶは「最高の笑顔でした」
  9. /nl/articles/2408/31/news084.jpg 仕事早いな! 大谷翔平の愛犬“デコピン”、大反響の始球式がさっそくTシャツ化 「こ、これは……」「欲しい!」と爆売れの予感
  10. /nl/articles/2408/30/news113.jpg 「これ600円なの?」 大谷翔平が長く愛用しているデコピンの“おやつ入れ”、始球式で注目「おそろだった」「真美子さんが選んだのかな」
先週の総合アクセスTOP10
  1. ヒマワリの絵に隠れている「ねこ」はどこだ? 見つかると気持ちいい“隠し絵クイズ”に挑戦しよう
  2. 「米国人には想定できない」 テスラが認識できない日本の“あるもの”が盲点だった 「そのうちアップデートでしれっと認識しそう」
  3. 「苦手な芸能人は誰?」 あのちゃん、女性芸能人を“実名で即答” 「ここ最近で一番笑った」「強すぎる」
  4. ホテルでチェックアウト、忘れ物で多いのは? ホテル従業員が教える「圧倒的に多い忘れ物」
  5. 乳がん闘病中の梅宮アンナ、抗がん剤治療で「髪の毛ほとんどなくなっています」 帽子かぶり「ああ、来たか」
  6. 「キティちゃんのお面だと思ったら……」 ひっくり返すと“まさかの正体”に11万いいね
  7. 「凄すぎる…」「ガチで滝」 “市ケ谷駅の冠水”が衝撃与える 階段に大量の水が流れる様子も…… 東京メトロに経緯を取材
  8. 「早すぎます」「一体なにが」 52歳ボディービルダー、訃報1週間前に最期の投稿で“人生初の試み” 恋人は「亡くなる数時間前まで普通にお出かけも」
  9. お盆で帰省した次男に、柴犬も猫もまさかの反応→どちらも豹変して爆笑 「涙出てきました」「おもろ可愛過ぎ(笑)」
  10. 着陸する戦闘機を撮ったはずが…… タイミングが絶妙すぎる1枚に「一部の専門家には貴重な一枚」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 釣れたキジハタを1年飼ったら……飼い主も驚きの姿に「もはや魚じゃない」「もう家族やね」 半年後の現在について飼い主に聞いた
  2. 「もうこんな状態」 パリ五輪スケボーのメダリストが「現在のメダル」公開→たった1週間での“劣化”に衝撃
  3. 「コミケで出会った“金髪で毛先が水色”の子は誰?」→ネット民の集合知でスピード解決! 「優しい世界w」「オタクネットワークつよい」
  4. 庭で見つけた“変なイモムシ”を8カ月育てたら…… とんでもない生物の誕生に「神秘的」「思った以上に可愛い」
  5. 「米国人には想定できない」 テスラが認識できない日本の“あるもの”が盲点だった 「そのうちアップデートでしれっと認識しそう」
  6. ヒマワリの絵に隠れている「ねこ」はどこだ? 見つかると気持ちいい“隠し絵クイズ”に挑戦しよう
  7. 「昔はたくさんの女性の誘いを断った」と話す父、半信半疑の娘だったが…… 当時の姿に驚きの770万いいね「タイムマシンで彼に会いに行く」【海外】
  8. 鯉の池で大量発生した水草を除去していたら…… 出くわした“神々しい生物”の姿に「関東圏では高額」「なんて大変な…」
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「なんでこんなに似てるの」 2つのJR駅を比較→“想像以上の激似”に「駅名だけ入れ替えても気づかなそう」