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» 2009年09月04日 19時14分 公開

「テトリス」をプレイすると頭が良くなる? 最新の研究結果で明らかに日々是遊戯

アメリカ・ニューメキシコ州の研究機関によると、「テトリス」を3カ月間、1日30分ずつプレイすると、脳の灰白質が増大し、また活動も活発になることが明らかになったそうです。

[池谷勇人,ITmedia]

ゲームで脳もレベルアップ

 ゲームファンのみなさま、お喜びください。最新の研究論文によると、「テトリス」を継続的にプレイすることで大脳皮質が増大し、また脳の活動能力も向上することが明らかになったそうです。

 この研究をまとめたのは、アメリカ・ニューメキシコ州の研究機関・Mind Reserach Network。「BMC Reserrch」に発表された論文によると、十代の女性26人を対象に、3カ月間毎日30分ずつ「テトリス」をプレイさせたところ、プレイしなかったグループに比べて、プレイさせたグループでは脳の灰白質の厚みが増し、また活動能率も向上していたとのこと。

 詳しくは下の図を参照。図の赤くなっているところは灰白質が増加していた部分で、青い部分は活動効率が向上していた部分をそれぞれ示しています。

赤と青で塗られた部分に、特に顕著な成果が見られました

 最近では研究により、脳のどの部位が何をつかさどっているのかが、少しずつ明らかになってきています。今回のケースでは、特に視覚や聴覚といった感覚器官の統合や、複雑な動作を司る部分で灰白質の増加が顕著で、また思考や言語などを司る部分で活動効率の向上が目立ったそうです。

 これはつまり、「テトリス」をプレイすることで、単にゲームが上手くなるだけでなく、思考や動作といった日常私たちが行っている他の行動においても、機能や能力の向上が期待できるということ。また研究者によれば、高齢化による脳の衰えの防止などにも役立つ可能性があるとのことです。

 とかく世間では悪者にされることが多いゲームですが、こうした「プラスの効能」を少しずつ明らかにし、周知させていくことが今のゲーム業界には求められているのかもしれません。同機関では今後も研究を続け、例えば「テトリス」のプレイをやめた後、今回増大が見られた部分がどのように変化していくかなどを継続して調査していきたいとのこと。もっと研究が進めば、いつかは「もっとゲームしなさい!」と言われるような日もやってくるかもしれませんね。

 なお、今回の論文はPDF形式で公開されていますので、もっと詳しく知りたい方はそちらをどうぞ。

Mind Research Networkのサイトに掲載された調査論文

関連キーワード

| テトリス | 論文 | 研究機関 | 日々是遊戯


(C) J. Haier et al, BMC Research Notes 2009


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