「守り」から「攻め」へと転じたPS陣営――SCEJカンファレンス詳報:TGS2009(1/3 ページ)
値下げ、同梱版、新タイトル……。新発表が目白押しとなったSCEJカンファレンスの内容を詳しくお届けする。
「攻め」に転じた
速報でもお伝えしたとおり、ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン(SCEJ)は9月24日、幕張メッセ内・国際会議場において、業界関係者向けのプレスカンファレンスを開催した。
8月のプレスカンファレンスではもある程度予告されていたが、今回のカンファレンスでは、この秋から冬にかけてのタイトルラインアップはもちろんのこと、PSP-3000の価格引き下げや、「ファイナルファンタジーXIII」の本体同梱版発売といった新情報も多数飛び出し、8月のカンファレンスで感じた物足りなさを一気に払拭してくれるような内容となった。これまでは苦戦を強いられてきたPS陣営だが、これからの数ヵ月間はまさに「攻め」の時期――。発表内容を聞きながら、そう感じた人も少なくなかったのではないだろうか。
それでは、実際にはどのような発表があったのか、順を追って見ていくことにしよう。
PSP-3000、新価格は1万6800円(税込)
まずはPSP関連の発表から。PSP関連でもっとも大きなニュースはやはり、現行モデルである「PSP-3000」の価格引き下げだろう。
価格引き下げは10月1日からで、新価格は現行の1万9800円(税込)より3000円安い「1万6800円(税込)」。これはライバルであるニンテンドーDSiが1万8900円(税込)よりも約2000円安く、かなり魅力的な価格設定と言えるのではないだろうか。
また合わせて、同じく10月1日には、同日発売となるPSP用ソフト「グランツーリスモ」を同梱した「グランツーリスモ RACING PACK」が発売されることも明らかに。こちらはオリジナルストラップ、オリジナルポーチ、2GBのメモリースティックPRO デュオなどが付属し、2万2800円(税込)での発売。数量限定とのことなので、欲しい人は忘れずにチェックしておこう。
さらにここで壇上には、「グランツーリスモ」シリーズのプロデューサーである山内一典氏がゲストとして登場。PSP版「グランツーリスモ」および、PS3「グランツーリスモ5」の内容について簡単にプレゼンテーションを行った。
山内氏によれば、PSP版では通信機能を生かし、友達と集まり、ソフトを持ち寄ることで楽しさが増す仕掛けを多数用意しているとのこと。またPSP版は今後発売となる「グランツーリスモ5」との連動が決定しており、PSP版で集めた車種はそのまま、「グランツーリスモ5」でも引き継いで使用することが可能とのこと。特にPSP版は、携帯機の特性に合わせて、従来のシリーズよりも10倍ほどのペースで車を集めていくことができるとのこと。「PSP版で車を集めておけば、『グランツーリスモ5』では購入初日から多くの車でプレイすることができます」(山内氏)
また「グランツーリスモ5」の名前が出たところで、山内氏は気になる発売日について「2010年3月発売予定」と発表。もっと早く発売してほしい、という人も少なからずいるとは思うが、山内氏によれば「これはGTらしい規模、クオリティを満たす最短の日時だと判断し、結論を出しました」(山内氏)とのことだったので、いましばらくの間辛抱してほしい。
このほかPSP関連の話題では、KONAMIの「ワールドサッカー ウイニングイレブン 2010」および、限定モデルのPSP本体を同梱した、「ウイニングイレブン × UEFA CHAMPIONS LEAGUE スペシャルPACK」が発売されることも明らかに。こちらは2009年冬に発売予定で、今のところ価格は未定。
続いて、11月1日に2万6800円(税込)で発売となる「PSP go」について。PSP-3000の値下げによりやや割高感は出てしまったが、こちらも発売と同時に「PSP goスタートキャンペーン」を実施することが発表された。
キャンペーンの内容は、PSP go購入者を対象に、「無限回廊」や「みんなのGOLF2ポータブル」といった対象タイトル(全14タイトル)の中から、好きなものを選んで無料で1本ダウンロード可能なプロダクトコードがもれなくプレゼントされるというもの。実質的にはまたPSP go発売時点で、450タイトル以上のゲームがダウンロード販売により提供されることも明らかにされた。「450タイトル」の具体的な内容については不明だが、少なくとも「買ったはいいけれど遊べるタイトルがない!」と途方にくれるようなことはなさそう。またこの数字については今後もさらに増やしていくとのことなので、今後のラインアップ拡充についても期待したいところだ。
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